Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

少しずつ。

2008-06-22 23:59:39 | Weblog

千矢母のいない週末が、無事に終わろうとしていた。

私がシャワーを浴びている間、当然サキタがぐずればハルトくんが相手をすることになる。
洗面所で着替えをしている時、サキタの泣き声が聞こえた。
でもハルトくんが見てくれているはずだし~、と特に急ぐこともなく、のんびりと髪を乾かして部屋に戻った。

ハルトくんが、少しイラついた様子で、サキタを大きく振ってあやしていた。

うげ!! 何やっとんじゃ!! Σ(゜Д゜;

やってることはマズイが、しかしハルトくんの気持ちもわからんでもナイ。
そこまで極端な振り方でもナイため慌てて制することはせず、「大変だった? (抱っこを)代わるよ♪」とサキタを受け取る。
サキタを抱っこしてゆらゆらとあやしながら、少し時間を置いてハルトくんが落ち着いた頃、さりげなく言ってみた。

「『揺さぶられっ子症候群』って、どのくらい(の揺れ)でなっちゃうんだろうね?」
「え!? …何ソレ? (゜-゜;」

皆様、「揺さぶられっ子症候群」というのをご存知だろうか。

-- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より --
揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん・英:Shaken Baby Syndrome・SBS、乳児揺さぶり症候群)とは、概ね生後6ヶ月以内の新生児や乳児の体を過度に揺することで発生する内出血などの諸症状(外傷)。児童虐待とみなされる。


もちろん、あやす目的で揺らしたくらいではならないとは思う。
生後6ヶ月未満の子供に対して、高い高いなどをしてはいけないとも言うけど、今のハルトくんの揺らし方くらいでは、多分平気だろう。
サキタを見ても、特に変わりはナイ。

だけど、知っているのと知らないのとでは、接し方に大きな違いは出てくるだろう。
泣き止まないサキタにイラついた様子で、そういったあやし方をしているというのも気になる。
そこで、言葉を選びつつ、問うたのだ。
「揺さぶられっ子症候群」というのを、知っているかと。

私は、ワイドショーやニュースで子供を虐待死させた親の犯罪を見て知っていた。
ハルトくんは、どうやら本気で知らなかったようだ。
(知っていたら、あんなあやし方はしない人だ)

正直、私も詳しく知っているわけではナイので、そういうのがあるらしい、とだけ伝えた。
ハルトくんは心配になったらしく、後でネットで調べていたようだ。

「ごめんね、知らなかった。何かイラついちゃって。
ちやはお母さんがいてくれるとはいえ、毎日ずっとサキタの相手をしているのに…。
ほんの少しの間相手しただけで、情けない…orz」

「多分、あのくらいなら大丈夫だよ。でもこれからは気をつけよう。
な、サキタは可愛いけど、メロメロになりきれない何かがあったろ?(^-^;」


不安そうな顔をして、心底申し訳なさそうにサキタに謝るハルトくんの様子に、イラついた様子はもう見られない。
ひどく反省しているようだったので、これからはもう大丈夫だろう。

知らないことは、悪ではナイ。
もともと、知らないことだらけの子育てなのだ。
知らなかったで済まされることばかりではナイだろうけど、それでも、少しずつ成長していけばイイ。
一緒に、少しずつ、良いパパとママになろう。