流離いベビーカー

今日は外出の予定はなかったのだけど、同じ部屋の同じベッドに寝かされているのに飽きたサキタが泣き喚き、ベビーベッドを破壊する勢いで暴れ始めたため、散歩に出ることに。
大音量の泣き声に、耳が痺れるってば！

さて、とりあえずサキタをベビーカーに突っ込み、外に出てはみたものの。
目的地は思い浮かばナイし、かといってあまり早く帰るわけにもいかない。
またあの泣き声の相手をせねばならんのかと思うと気が重いし。
仕方なく、以前ママ友に聞いた我が家からママ友宅への道を辿って歩き始める。
突然のことなので、ママ友に声をかけるのも忍びなく、ママ友宅（と思われる家）の前はそのまま通過。
突き抜けて隣の駅へ出て、予防接種の会場にもなるという市の文化センターに行ってみたり、ぐるりと回って戻り、ハルトくんが以前ナオトくんと住んでいたアパートへ行ってみたり、大きな公園に行ってみたり、学生時代にハルトくんが住んでいた寮へ行ってみたり。
とにかくこの町で私が知っている場所で、徒歩で行けそうなところをガンガン巡る。
最後に買い物に寄ったスーパーで、ママ友の1人に会ったよ♪

しかし、これだけ彷徨い歩いていると、何人かのベビーカーを押すママさんに出会う。
月齢はサキタと同じくらいと思われる赤ちゃんを乗せたベビーカーを押し、どこかぼんやりとした表情。
荷物は小さいので、おそらく短時間の外出。
目的地があって歩いているようにはみえない、ゆっくりとした足取り。
ふと目が合うと、お互いに何か通じるものがあり、苦笑を浮かべての会釈。

あー、似たような散歩なんだねぇ…（＾-＾；
子供が飽きてぐずったか、自分が滅入ってしまったかで、とにかく家を出ようという…。

これからどんどん寒くなっていくけど、こんな散歩はしていても大丈夫なのだろうか。
天気が良ければ、イイのかな。
雨の日の時間つぶしを、何か考えておかなければ私が持たない。