Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

earth

2008-01-18 23:28:37 | Weblog

そうそう、こないだの日曜日だったかな、映画を観たんだった。
2008年1月12日公開「アース」。
主演:地球46億歳。
何かもうこれだけで、私の興味を引くには充分だ。

凍てつく氷の大地でのホッキョクグマの親子に始まり。
カナダではトナカイをホッキョクオオカミが追い、更に南下して地球上3分の1の樹木を有するというタイガへ。
広葉樹林では、春にはオシドリの雛達が旅立ち、冬にはアムールヒョウの親子が命を繋ぐ。
赤道へと進み、熱帯雨林で繰り広げられる色とりどりの鳥達の求愛行動に癒され、砂漠を渡るゾウとライオンの死闘を目の当たりにする。
そして熱帯の海から南極へと旅するザトウクジラの親子と共に、映画は幕を閉じるのだ。

大自然ドキュメンタリーとしては、素晴らしい映画と言えよう。
ただ残念なのは、これだけの内容を映画の時間枠に収めるには無理があった。
駆け足過ぎて、やや不完全燃焼。
地球をたったこれだけの時間で語ろうなんて、無茶だ。
海にテーマを絞った「DEEP BLUE」の方が、私は満足できた気がする。

でも、地球を大切にしなきゃな、と思わせるには充分ステキな映像だった。
普段目にすることのナイ、大自然の感動。
知らず知らずのうちに、失われていく大切な世界。
変わりゆく環境に耐え、懸命に紡がれていく命の連鎖。
これを守りたいと願うことの、疑問などありようもナイ。

自然の雄大さの前には、人間などちっぽけなもんだろう。
そのちっぽけな人間が、大層な勢いで環境破壊を続けている。
人間が地球に対してできることなどわずかだというのに、それすらもおこがましいようなスケールの差だというのに、壊すことだけはいっちょまえだ。

人の作り出したものも、スバラシイものはたくさんあるけれど。
もっと本能的な部分での感動を、この映画で感じてみてはいかがだろう。