紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「墓石巡り」 (6)

2009年06月25日 19時41分03秒 | 墓石を訪ねて
いつも配達の道で見かける数基の墓石に彫られた「丸に三亀甲に花菱」紋。どういう家の墓か、と思っていました。

  
古い墓石紋。これは丸なし「三亀甲に花角」でした。
遠藤姓で、墓の三分の一を占めていて、近くにいた人に聞くと、この地区は遠藤・洞田(ほらだーと濁る)・牧田(墓の数は少なかった)が昔から居住していたとの事。

洞田家は「丸に鷹の羽違い」紋でしたが、中には形(線の向き・数が異なる)の違う紋もあり、前に描いた事があるかな~?と思い起こしました。
  
  

鷹の羽紋と云えば、違う墓地でも変った形の紋がありました。
  
服部姓ですが、「細鷹の羽」紋にしては、足が出ていないし、「丸に見本・細鷹の羽」紋となります。

同じ墓地で「五瓜」の中に変わった形の「笹」紋が入った紋を見つけました。初めて見る紋です。