紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「街角の紋」(11)犬山城

2007年11月12日 18時34分14秒 | 
先日甲冑行列を見に行った時、会場になっていた「犬山城」も見学して来ました。
国宝四城(あとは彦根嬢・姫路城・松本城)の中で最も古い城です。

犬山城は1537年、織田信長の叔父にあたる信康によって造られ、江戸時代以降、尾張藩の付家老・成瀬家が城主になって受け継いで来ました。

  屋根瓦には『丸に片ばみ』紋が散りばめられてました。「成瀬家」の家紋です。城の装飾には、この成瀬家の紋はあまり使われていなかった。


  鎧の垂れ房には「丸に一つ鱗」紋
家紋シール「紋ぺタくん」ではなく、金箔で描かれています。

  同じく「丸に九枚笹」紋


この紋、鍬形台にも付いていましたが、???????????
同じ様な紋の形に「丸に抱きなぎの葉」がありますが、この紋は葉が三枚ありますし、形も少し違います。
調べて判りましたら又アップしますので、それまではご容赦を願います。

甲冑とその所有者の家名を合わせて記録しておけばよかったのですが、メモする事を忘れてました(汗)
この様に家紋を紹介するならば、もう少し突っ込んだ解説を付けなければ・・・・・と反省する次第です。