紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

加賀紋(花紋)

2004年12月24日 18時24分20秒 | 
久し振りに加賀紋(花紋)を縫いました。加賀紋とは、花柄等のデザインを紋様としてつけた「紋」です。色の刷り込み紋もありますが、多くは刺繍による縫い紋が多いです。
大きさは一般的には一寸(38ミリ)が多いです。因みに男紋は一寸、女紋は5分2、3厘(20ミリ位)
10色から12、3色の色糸を使って刺繍して紋柄を創ります。

10年ほど前、無地の振袖が流行った時、その生地に柄が無い為紋で華やかにしようと、背に一つの加賀紋が流行しました。どちらかと言うとおしゃれ紋です。パーティ用に付下げ等にも入れました。

その当時は、岐阜にも縫い紋刺繍の上手な職人がいましたが急逝され、今はミシンで縫っております。京都の刺繍職人には負けますが、いい感じで仕上がります。

今晩はノンべー友達に誘われて呑みに出まーす!

家紋の広場