こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

獣害

2024-07-13 05:30:00 | 生き物

テレビ難民から救われ 普通の毎日に戻ったら連日の猛暑で でも私には生きている

限りやらねばならない任務が待っています。こげの介護で痛めた腰痛が 治っている

かそうでないのかわからないけど 草刈りを始めました。それも先週 一番の猛暑で

和歌山県下に熱中症警戒アラートが発表されているその間じゅうです。我ながら

こんな炎天下に外で働いている人は 高速道路の橋脚を作り始めた職人さんたち、そ

れも、はやりの送風ベストを着こんでいる人たちだけです。あれはかなり涼しいらし

く竹藪の伐採をしてくれた叔父も 前年は背中側に送風機のあるのを着込んでいたけ

ど今年は 両脇の下に送風機が装着できるのをみつけそれを使っていた。背中側のは

背負い式草刈り機だと送風機に草刈り機が当たって痛いんだとか。今年 両脇のを

みつけて早速使うと寒いくらいだと言っていた。我が家でも いいなぁという話に

はなるけど 「でもさ、そんなに涼しいといつまでも草,刈ってね?」ということに

なったのだ。暑いと熱中症に気を付けるため 水分補給や塩分補給、休憩をとる。

私の草刈り機だと だいたい50分くらいでガス欠になるのでそれで休憩時間に入る。

ジュースの凍らせたものも 炎天下でバッグに入れておくとちょうどかき氷状態で

冷たいジュースと氷を摂ることができる。ということで 休み休み刈るから 終わり

がみえてこず、お盆までに一巡できるか・・・怪しいもんだけど。

 

おばあちゃんが夏野菜を植えたいというので 高齢者は土いじりをすると生きがいを

もつとか 手先を使うので頭にいいとか、ではなくいままでやってきたことをしたい

するほうがいいだろうと、私も手伝うのだ。しかし、年ごとに畑のしつらえにかかる

のが遅くなり、苗を買ってきてもなかなか畑に植えられず伸びきっている。今年も

なんとかフルーツトマト二本、ナスを二本、オクラを三本、そして 長男くんの

高校時代のクラスメートが育てた九条ネギの苗を畑に植えた。植えたけど なかなか

育ってこず、やっとトマトに花が付き青い実がついてきたのでそろそろ支柱をたて

網をかけないといけなくなってきたけど おばあちゃんは歩行も危ない状態で

だからプランターで庭でつくりゃよかったんだと私に文句を言われても 最近じゃ

耳が遠くて聞こえてもいない様子。私はこれまでおばあちゃんがやっていたような

やりかたで 支柱を立てトマトをしっかりとさせ 次に周りに杭を打ち込みそれに

横に沿わすように棒をくくり漁網をかけてその裾を大きめの石をいくつか乗せて

サルが盗まないようにした。ナスも同じように囲いをかけた。オクラは成長が遅く

ネギも土の中に突っ込んでいたら次第に大きくなって、毎日おばあちゃんのかわりに

見回って実が実っていく様はやはり楽しく嬉しくなってくる。トマトが赤みをおびて

きたので あと数日待とうとした矢先 見事に赤みを付けたトマトを盗まれた。

網をはって石で押さえていたのに・・・おまけに青い実まで試食したように散らかし

ていた。私が押さえに置いた石を手でどかし 網をめくりあげて裾から手を入れ

赤いトマトだけ盗んでいる。サルじゃなく人か!とも思ったけどナスも同じように

石をどかして手を突っ込みちぎっている。おばあちゃんに助けを乞うと石じゃなく

鉄の棒を押さえにしてみたらというので 鉄の棒を網の裾にのせ 石ものせておいた

一回目の盗みのあと サルは庭の柿の木に現れるようになり畑のほうはオクラの葉が

なぜか一枚二枚と消えていくのが不思議だったけど、なんとか二本ずつ収穫できて

二回目の二本を採った後私はオクラに「できれば一度に六本採れたら家族三人で

食べられるんだけど」と言っておいた。トマトは四個採って 次に色づく気配も

あって楽しみにしていたら、おばあちゃんをかかりつけ医の通院で留守にしている

間に赤い実だけまた盗んでいて、ナスも荒らされていた。そのまえに ちょっと早い

けど・・と三個採っていたので初物を食べることはできたけど。あの思い鉄棒を

動かすことができるのなら・・網をもう一枚増やした私は網の裾に鉄棒をのせ石もの

せ、網の上の鉄棒を挟むよう杭を打っておいた。サルが一頭なら少し無理かもしれな

いかも・・・。

夜中のこげの徘徊に付き合い 私も庭に出て家の周りを懐中電灯で照らしてみる。

知らない人がみたら 家の庭先で動き回る懐中電灯のひかり・・・泥棒か?って思う

かもしれないけど、実は夜中シカの群れが門扉のところや家の前の田んぼを群れで

やってくる。照らすと眼だけが青っぽく光って 逃げるわけでもなく ぽかんと

立っている。懐中電灯を揺らしてみても「なんなん?」って感じでゆっくりと草を

噛んでいる。私が門扉を揺すって音をだすとピー!と鳴きながら跳んで走る。早朝の

シカの群れは私から逃げるために ドドドドドド!という蹄の音でこっちが怖くなる

んだけど。で、この間 オクラのそばにシカのひづめが残っていた。どうやら

オクラの葉を食べているのはシカだったのか・・・シカが入らないよう工夫もしなく

ては・・・・でも 私には体がひとつ、草刈り、介護、通院、日々の生活・・・

分身の術を与えてほしいよ~

 

これを書き終えて母屋に行くと 母屋の柿の木にサルがいて一応屋根に飛び移って

山に逃げる。しつこく追うと屋根瓦をはがしたりするという危惧もあるけど、きょう

別の地区では 屋根についた雨どいにぶら下がり外される被害もでていて、その修理

が一か所なら、まぁなんとかだけど屋根一周となるとそうとうかかるって聞いた。

獣害対策、人間がおりの中で暮らすってことも近い将来あるかも。。。。

 

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テレビ難民・・

2024-06-28 05:30:00 | 我が家

月曜日の朝 私は母屋から起床時間より早く目覚めすぎて離れに戻りました。

先週末から 週末金・土曜日はこげの夜中の行動につきあうため私が泊まり込むこと

に決めたのですが、土曜の夜中はおばあちゃんも困るほどの部屋の中グルグル回りや

眠らないとかだったので、日曜の夜も泊まることにしたのです。が、月曜からは

おとうさんのお弁当を作ったり 朝ごはんの用意もしなくちゃならないので目覚まし

時計を持参して月曜の朝を迎えたのです。日曜の夜中は 前日のような騒動もなく

私が気負いすぎたのかもしれないけど 目覚ましを使わず目が覚めてしまい、居間の

こげとおばあちゃんはスースーと寝息をたてていたので 早々と離れに帰りました。

さぁご飯を用意してお弁当を…と思ったら まだご飯は炊けておらず、それならおか

ずを用意しながら炊けるのを待ち、相当早いけど朝食を用意し こげのごはんも用意

できて 居間のテーブルに座ってテレビをつけました。あまりにも早い時間なので

衛星放送の韓国ドラマとか アメリカドラマとかを見るのですが たまたまつけたチ

ャンネルが アメリカ映画の≪スタンド・バイ・ミー≫だったので見るとはなしに

チラチラ見ながらトーストを食べ あぁこういうストーリーで キーファー・サザー

ランドが出てくるのよね、ドラマ24の・・・。この少年たちは最後は大人になって

バラバラになり あのメガネの生意気な子は戦争に行って死んでしまうんだっけ、

と思い出しながら、そうそう 忘れないうちにチャンネルをNHKBSにしておかないと

5時からの地上波のす・またんから7時15分になったらすぐさまBSの朝ドラ≪オードリ

ー≫にチェンジして そのあと ≪虎に翼≫といくのよね・・とBSにして、再度CSに替

えたまま ご飯がすんだら こげのご飯を母屋に運び、まだ寝ていたから 次は洗濯

始めないとと立ち上がって 洗濯を始めました。食べたものを片付けお弁当も詰め終

えて テレビを見ながら あぁもう地上波に替えておこうと読売テレビにかえて

耳でニュースや出来事を聞きながら 漢字パズルを解いていました。その間も

洗濯機の音や こげの声が聞こえないかと注意しながら・・・。何気なくテレビに

目線をもっていくと ?なんで? 画面が真っ黒で でも音声は普通に聞こえている

のです。ほかの民放局をリモコンで押しても変わるけど画面は真っ黒で音声は聞こえ

る。リモコンの電池が切れたのか・・替えてみても変わらずなので、まぁおとうさん

が起きてきてからなんかなるやろ・・・と。起きてきたおとうさんに事情を話し

二人ともなんとかなるやろ、エディオンに電話して見に来てもらうといいよね、と

思っていました。が、え!このままだと≪オードリー≫と≪虎に≫が見られないってこと

なのか?オードリーの展開がやっとおもしろくなり、寅ちゃんちの騒動も楽しくなっ

てきたのに、まぁ 一回は我慢しよう。10時になったらエディオン串本に電話だ!と

この日の朝ドラは 真っ黒の画面から聞こえてくる音声だけで出演者の姿・形を想像

して見たのでした。エディオン串本にこんな状況ですので 一度見に来てもらえませ

んか?というと 木曜の午後とかになりますけど、「え?それまでこのまま?かよ」

と内心思いつつ お店側から「エディオンのメーカー修理のほうに頼めば修理と出張

費がつくんですよね。今お買い上げのテレビは保証期間が切れているので。こちら

からの派遣でも 点検ということで修理はできません」と言われてしまい、その

メーカー修理の電話番号を聞き掛けてみたら、なかなか繋がらない。挙句の果ては

スマホやパソコンでも予約できます・・ので といい、ただいま混みあっております

のでというフレーズを二回も聞かされ、聞いている間に何円かかかる・・とまで言っ

てきたので 切ってしまった。きょうはこれくらいで まぁ我慢して 明日お店に

行くことにしようか 保証期間切れたのだから買い替えかな・・・と おとうさんと

相談だわ。おとうさんが買い換えようといったので、カタログを取りに行った。

どのメーカーにするか。今壊れたのはシャープのアクオスだったけど、シャープも

液晶画面はもう撤退するって言っていたし、好きなのでいいっていうおとうさんなの

で そういや私の小栗がCMしていたのがあったなぁ しかし、小栗は3月までで

4月から目黒蓮に代わっているじゃないかぁ。エディオンから送られてきている

夏前の商戦にも掲載されているので「これにしよう」と決めてお店に行くと

ただいまお店の倉庫にはなくて メーカーから取り寄せになるとそこの在庫を確認し

てからだと こちらに着くのは二週間後ですね・・・なんちゅうこっちゃ。私への

指令はお店で注文して いまのDVDにつないでみることができるか?と聞いてくるこ

とだったので こういう展開は困ったもんで店員さんに「ちょっと再考します」と

お店の外に出ておとうさんにこれこれこうで早くて二週間後だというと、もうお店の

在庫にある少しサイズが大きくても値段がアップしても仕方ないから決めろというの

だ。サイズは40型がギリギリなんだけど、小栗のレグザの横に置かれたシャープの

42型アクオスがそれでも日曜の午後一番の配達設置だという。もう後継機もないかも

しれないアクオスと心中だわぁ・・と、きょうで丸4日テレビをつけても ラジオドラ

マを聴いているような・・・。そう あの不朽の名作≪君の名は≫みたいなまちこと

はるきさん?だっけ 想像してドラマを耳だけで楽しむのだけど 習慣というのは

恐ろしいです。番組のほうで「こちらをごらんください」とか「ここにあるのは」な

どと問いかけられると テレビ画面を見てしまう・・・、おまけにチャンネル表示も

番組表も出ないので 地上波はチャンネルで困らないけどBSボタンをNHK以外に

押してしまうと探すのが大変・・・。私はいま母屋で夜泊まっているので地上波を

見ることができるけど、これまで早々と就寝していたうえ枕元にはラジオだったから

テレビ番組が全然面白くない、ラジオを持っていくにもラジカセ付きでめんどくさい

携帯ラジオなんてどこかにあったけどもうそれは昭和の時代なんだよなぁ

日曜までテレビが遠い状態です

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進化?

2024-06-16 06:26:49 | 愛犬 こげ

少し雨も降るような気候ですが 気温ばかり先走っている昨今 こげさんも長毛が

苦しいようです。この間 太ももの表面の毛が自分でなめすぎて 毛同士くっついて

フェルト生地のように塊り くしで解こうが何しようが、櫛の歯も通らないような事

態。おまけにこの二年で表面の毛が明らかに違う色になって茶色系の毛。その毛の塊

を少しカットしないと 夏も暑いし 寝たきりやウンチの上に転んだ時のことを考え

カットしたわけです。そうしたら 茶色の下には生まれつきのごま塩色の毛があり

思わず全部の茶色の毛をカットしたくなりました(笑)なにか食べ物の影響なのか、

長年飲み続けている薬のせいか?高齢になるとヒト同様 白髪になるんじゃないの?

と思っていたので少し困惑です。夜は 母屋でおばあちゃんの台所の床で寝ていて

夜中に起きだして 立てなかったりするとおばあちゃんが介助してくれているのです

が、何度か離れにSOSの電話を寄こすこともあるけど 私はその電話に気が付くことな

く眠っていて、遅くまで起きているおとうさんが行ってくれています。

早朝、母屋に行くとおばあちゃんが起きていて 夜中の出来事を話し始めました。

二時過ぎにこげの「はぁはぁはぁ・・・」という声に目が覚め 布団からみると

座り込んで立てなくなったこげが見えたので「ちょっと待っていんし、こっちもすぐ

に起き上がれないからの、体動かしてからそっちに行くから」と布団の上で両足を

撫でながらこげに言うとこげが「は~いぃ」と返事をしたのです。おばあちゃんは

テレビで時々やっている≪犬がしゃべった≫≪猫が返事した≫というのを思い出し

やはりそういうことはあるのだと思ったそうで、もう一度「もうちょっとやからの」

と声をかけたそうです、そうしたらまた「は~いぃ」とまるで元自衛隊員やすこさん

ばりの「は~いぃ」と答えたというのです。前出の「はぁはぁ」が「はぁひぃ」に

転じたのだと私は思うのだけども、こげなら返事をしても何もおかしくないと。

18年も家族でいたら こげもおばあちゃんの老体をわかっているし と。高齢に

なってもプチ進化もありかな・・・。この話を聞いて以来 週末金曜土曜の夜は

私も母屋のほうで寝ることにしました。介助でおばあちゃんが転んだりしたら大変、

でも一回目は何事もなく寝てくれたのが、昨晩は夜中に部屋の中をぐるぐる歩き回り

隅っこ暮らし?物のすみやら角っこに頭を突っ込み 後ろに下がれなくなってそのま

ま倒れて、起こしにかかるとウンチが出て それを始末している間も歩き回り

はぁはぁという息遣いに のども乾くだろうと水をあげたら やっと静かに眠り

また一時間くらいたって起きだして歩き回り 倒れて起こすとだんだんウンチが

ゆるくなって・・・の繰り返し。あぁ こげさん、どうしてほしいのか喋ることが

できたら、もっとしてあげることあるんだけど・・・

 

あぁ。今朝のパソコンは普通に動くやん・・・・日が差してきた・・・きょうは

雨上がりのあとだから蒸せるんだろうな・・・がんばろう、一日、一日。

 

 

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後日談ですが

2024-06-10 05:30:00 | 我が家

先週のこと、前日の病院の定期的診察でおばあちゃんは足のいたみを抑えるお薬が

今一つ効かないので 担当医に別のお薬を出してもらいました。薬局で 薬を替えた

こと、眠気が出ること、朝に一錠飲むこと、夜のお薬は前回と同じという説明を私が

聞き、おばあちゃんに説明をしました。翌朝から 新しいお薬を飲んだのですが

午前中庭の草をちまちまと引いていて 私は畑の草を刈っていました。暑いから

おばあちゃんも私も午後からは 静養することにしていました。早めの夕飯の支度に

母屋に行くとこげもおばあちゃんも居間でそれぞれ横になっていて、おばあちゃんは

起き上がり 日課の漢字パズルをやりはじめたけど「頭がまとまらへん」とか

言っていて、私は台所のテーブルで自分の漢字パズルを解いていました。おばあちゃ

んが「なんかしんどい」というから「新しい薬を飲んだから眠いんちゃうの?」

「眠いのは眠いけど、なんか胃のあたりが気分が悪いのかなんか変」と言います。

しんどい・・・これはもしかして 四年ほど前の心臓カテーテルのことを思い出し

またそっちか?様子を見ながら 話かけ腰掛けてはいるもののおばあちゃん自身も

ただごとではなさそうという不安げな顔をしているので「救急車呼ぼうか?」と

言っても返事をしません。受け答えはできるし まぁ おとうさんにメールで帰って

これるかきくと 帰ってくるというので おとうさんなら 病院へ行くことを優先す

るので、「ほら病院セットは?」と以前ならちゃんと万が一のときのためにカバンに

入院セットを準備していたのに「入院したら病院で用意できるやろ」ともう、やる気

もないようで それなら 歯磨きセットともらったお薬やら 保険証などを持ち

こげのごはんも用意し、こげには「おばあちゃんと病院へ行くけど帰ってくるから

ご飯を食べて待っていてね。入り口は開けておくから 自分で中に入るか庭にいて」

と言っておきました。おとうさんが帰ってきて 一度診てもらったらということで

救急車を呼ぶことにしました。もう夕方四時半を回っています。前回も 庭で転んだ

ときも夕方で夕食も食べる間もなくだったなぁ・・・と。こちらがバタバタしている

間にこげは庭をふらふらとあっちへこっちへ・・・。救急車を呼ぶことになると

隣近所に声をかけることにしています。ちょうどお隣のYさんは帰宅したようだし

私は手短に話し、その隣のお宅にも救急車が来るけどおばあさんがちょっと気分悪い

ので・・と言い、もう一軒いつも心配してくれるお宅に行くと留守で、もう一軒にも

電話しておきました。サイレンの音がしてきたのでおとうさんが案内のために出て

知らぬ間におばあちゃんが庭まで杖をついて出てきていました。ストレッチャーに

乗せてもらって 受け答えも自分ではできるけど少々耳が遠くて私のフォローもいり

ます。家族といるよりも救急の方が来たので安心したのか顔色も少し戻ってきたよう

です。私もこれで5回目になるのか救急車の付き添いは・・・。

病院では 念のためにCTや心電図、採血検査などをしてもらうあいだ 私は姉に

メールを打ちおとうさんと廊下で待っていました。長いようで短い時間なんだろうか

夜の時間外での病院というのも しんとして 通る人は勤務を終えた病院関係者や

面会の家族とかで 昼間のざわざわした病院とは全然違う世界のようで話をするのも

小声になってしまう。治療室での看護師さんや先生の声もうっすら聞こえ、おばあち

ゃんの声は聞こえなくても なんらかのやり取りはできていそうだ。呼ばれて中に

入ると 内科の先生が「調べてみたけど とくにどれが原因ということもなさそうで

肝臓の数値が若干高いのと貧血もあるのかな、もっと調べてみることもできるけど

胃カメラとかこの年齢でどうかとも思いますし…」と言われてしまい、肝臓のことは

かかりつけ医でも言われていたのだが レントゲンで便秘なのも写ってしまったよう

で、本人曰く朝も出たし 夕方も出たと言っていた。もともと 便秘症な人なのだ。

看護師さんからは 水分も取ってくださいよ・・・気分が悪いのもしんどいのも 脱

水気味だったようだ。朝の草引きも原因だったようだ。経過観察で入院でもいいです

が 帰られてもいいですよと言われ、腕の点滴も落ちるのを待っていると時間が

かかるし、コップの水一杯、二杯飲むのと同じですよ言われ 本人も家に帰るという

ので、帰ることにしました。私はおばあちゃんが問題ないのなら こげのことが

気になって、どうしているか 見えない目であちこち歩きまわっていないか、

転んで起き上がれず私を呼んでいるんじゃないか、車から降りて「こげ、こげ、どこ

どこにおるの?」母屋に駆け込んでも姿はなく、外に出るとどこかでこげの鳴く声が

かすかに聞こえます。でも庭が暗くて、おまけに無駄に広いのでわかりません、

後からおばあちゃんときたおとうさんが「松の木のほうで声がする」というので

走っていくと 暗い土のうえで横に倒れてもがいている姿のこげが、「こげ!もう

大丈夫やから、ゆっくり立って」といつものようにお尻に手を持っていきながら

「おっと、この体勢はウンチバージョン有りかも」と立ち上げると お腹に力を

入れたのでウンチが出ていました。「そこで待ってて、動いたらあかんで」と

ウンチ袋を取りに走り事態を収拾し、遅くなった夕ご飯となりました。

姉にも帰宅した旨をつたえ安堵したわけです。そして こげが一体いつからあの状態

で、ずっと私を待っていたのかなぁと。いつもなら おかあさんがやって来るのに

鳴いても鳴いても来てくれない…怖かっただろうなぁ。緊張がきれたのかこげは

早々と眠りに入っていました。翌日は 美容院の予約日で おばあちゃんも昨日の

今日だからと思ったけど、大丈夫だし、誰か来ても出ていかない、こげと中にいる

というのでこげに「お昼までは帰ってこないけど中にいるんやで」と言って出かけま

した。お昼前に帰ってきたけど ずっとおとなしく寝ていたそうです。

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大変です

2024-05-29 11:25:58 | 愛犬 こげ

だんだんと気温が上がってきて、はてさてこげさんの体力も大丈夫かなという季節に

なってきました。見えていないから 室内室外どっちにいてもわからないのか、

もともとが外で飼っていたから外にこだわるのか・・・こげの気持ちはわからないけ

どよく食べ よく寝ます。後ろ足が弱ってそれを支える前足は肉球に滑り止めがなく

なり、床ではつーっと滑っていきます。後ろ足が腰から下、ちょうどお人形を座らせ

たような形になるとこげはどうすることもできず、それでも前足で床を蹴ったり地面

に踏ん張りを入れてはいるけど だめなのです。そのまま床に横に倒れたら なんと

か体勢を変えて自分で起き上がることもできるのですが・・・。おばあちゃんも

こげに協力して起こそうとはしてくれるけど 94歳力もありませんし 膝が痛いので

まず座布団を膝に敷いてから。。。私も駆けつけていっても 腰をかばいながらの

起こし方・・・。これでは 草刈りにも出かけられない・・・家から田んぼはかなり

離れてるからSOSの旗でも立てようかと真剣に考えています。スマホに連絡では

草刈り機を使っていたら気が付かず、旗が上がっていたら田んぼからなんとか見えそ

うだ。

今朝のこと、お弁当を作り 朝食の用意をし食パンをトースターに入れて こげの

ごはんと薬を用意して母屋に行くと、母屋の三和土(たたき)にこげが立っている、

いつもならこの時間4時半にはほとんど寝ているはずが 電気をつけてみると

こげの足元が水浸し「おしっこしたんだ」これはまずこの液体を吸収しないと、と

古新聞を取り出しちぎっては液体にかぶせちぎってはかぶせ、と繰り返し周囲を

みると床にウンチが二個、これをウンチ袋で回収し台所に残っていないか確認して

こげのごはんを床に置き、ウンチが少々ついてしまった床マットを持ち出し、こげの

介護が始まってから 母屋の台所と玄関上がりには50センチ四方の床マットを敷いて

汚れたら外して洗う・・・ことにしている。でも最近はこげの肉球では滑ってしまう

んだけど。夜間は外に出ていかないよう引き戸は閉めているので おしっこをしたく

ても外に行けなかったのだから これはこげを𠮟れない。叱ってみてもしかたない。

これは人間の介護と同じなんだな。私は 引き戸を開けてこのあとこげが庭に出て

行けるようにして、まずは朝食を食べてから新聞紙を片付けようと離れに戻った。

テレビを見ながら 食べて 食べたものを台所に運び洗濯籠を洗濯機に持っていくと

こげが外に出てきていたので「出てきたんやね」と声をかけても聞こえていないので

反応はないけどね。昨日の乾いていない洗濯物を外に出してきょうの洗濯物を洗いに

かかり、離れに戻って洗い物をし服を着替えて出てきたら ポストの下でこげが

お人形さん座りになっている。ちょっと待ってよ、あ、ウンチ出た?とこげの腰の

下を見ると 今度はゆる便のようだ。ティッシュペーパーを出し ウンチ袋を用意し

て立ち上がらせようとしたとき、こげの右後ろ太もも外側にゆる便が付いている。

ちょっとこの状態は 介護が始まって初めてのことで「とうとう来たか!」という

心境でして、まずはこげに「動いたらあかんで!」と言い、こげ用の使い捨て古タオ

ルを持ってきて ハサミで半分に切り「乾いていたらあかんなぁ」とそれを水道で

濡らして絞り、こげの太ももを拭きにかかる。こげも自分でわかっているようで、

じっとしている、気持ち悪いのだから早くきれいにしてねって言っているようで。

ふだんならふらふらと歩いていくのに、頑張って立っている。でも持ってきたタオル

二枚では取り切れずまたタオルを二枚取りに行って、今度は四分の一ずつに切った。

切っている間もこげが歩いて行くんじゃないかと思ったけど、その場で立って待って

いる。タオルを濡らし絞って何回もゆる便を拭いて きれいになったところにスプレ

ーのペット臭消しを噴く。昨日の雨でコンクリートが濡れてその上で足が立たず

自分で頑張って立とうとして下腹に力を入れたら 出てしまったし、運悪くその上に

倒れたんだろうな・・・。小型犬だと部屋にトイレシートのようなものを敷いている

らしいけど、下手に敷物を敷くと今度はおばあちゃんが滑ってしまう(笑)

タオルを片付け その辺にウンチはないかと見回ると 健康ウンチがちゃんと残って

いて、このときは足の踏ん張りもあったようで一か所に積んでいた。最近は歩きなが

ら一個、一個と落としていくことが多いのでひとまとまりだとホッとする。

こげも 徘徊も疲れるし排便も疲れるようで このような騒動のあとは眠る。

犬とヒトの高齢化の症状ってそう大差はないのかな、でも どちらも きっとどこか

に 自分 それが何歳の自分なのかはわからないけど がちゃんとあって その時の

自分 が見えていない、聞こえていない 年取った自分がいる世界で すごく 怖く

て 不安なんだろうなって思う。

 

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腰痛対策ほかにも

2024-05-19 05:30:00 | いろいろ

前々回の腰痛からの対策に 今度はサンババ会の一人から助言が送られてきました。

彼女は養護教諭として勤め 友人としても健康アドバイスは欠かせません。

彼女も腰痛はあったけど 温泉に行ったり整骨院に行ったりもしていたけど、仕事を

辞めてからは感じなくなったそうだ。彼女曰く 腰痛の時は 温めないで冷やしたほ

うがいいとか、動いたほうがいいとか聞くけど そんな時は温泉は✖。入ったときは

よくなるけど体が冷めてきたら痛くなるらしい。少し歩いたりしたら、だんだんと

痛みがなくなるってこともきくけど こげちゃんとの散歩もできないから一人で歩く

ってこともできない?自分の合う治し方があると思うので 腰痛と気長にお付き合い

かなぁ。彼女が私の返信を読み いまタケノコ掘りとこげさんの介護に直面している

状態を読み ズバリ≪やってる事、すべて腰に悪いね。介護職の方がなるような腰痛

みたいだ≫と書かれてしまった(笑)。抱き起すときには 自分の腰を下げて起こす

重いものを持ち上げる時も 腰を落として・・・・そうなんだよなぁ。ついつい、

手っ取り早く起こそうとしてしまうから、中途半端な形になるんだなぁ

タケノコも終了したけど つぎは庭や畑の草引きが始まっていて 相変わらず低温カ

イロは使用して 寝つきもよくて 先日は夜中に母屋からのSOSの電話に爆睡中の私は

気が付かず 起きていたおとうさんが母屋に走ってこげを抱き上げた・・・ことがあ

ったと翌朝聞かされました。日頃の腰痛疲れがあるからってわかってくれてるけど

もっとこげさんの介護度が上がると 母屋で寝泊まりもあるんだと考えているので

これ以上腰痛を悪化させないよう気をつけないと・・・。

 

 

 

 

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腰痛対策その後

2024-05-09 13:42:21 | いろいろ

先日の≪腰痛対策≫の記事に いいね やら 応援 やら 続き希望 やら 役立っ

たマークが付いているのに今日気がつきました。ありがとうございます。

誰かのお役に立てたのならうれしいです。実は 記事を読んだ従姉妹会の一員から

「腰痛 辛いよね」とスマホにメールが来ました。彼女は私より若いのですが半年前

にぎっくり腰になった・・・って え!そのお年までぎっくり腰にご縁がなかったの

か?それは幸せ者だわ!と感動を覚えたのです。ワタシなんか 最初のぎっくりさん

と遭遇したのが、二十歳になるかならないかでしたよ。それは 無理な姿勢からの

寝がえりで、一度ぎっくり持ちになると たんすの引き出しを開けようとした時、

子供を抱き上げようとした時、数年に一度はやってきます。そして 十年ほどまえの

飛び降り着地失敗尻もちで みごと本格的腰痛保持者となってしまったのです。

きょう、おばあちゃんのかかりつけ医への通院で なぜか毎回同じ時間に医院で

出会うおばあちゃんより幾分若いけど おばあさんの人がおばあちゃんとの会話で

十年位前にわらびを採りに行ったときのこと・・・目の前のそう高くないけど

石垣の上に太いわらびをみつけ、その石垣をよじ登ろうとして滑って尻もちをついた

(え!私と似たような体験)、ほかにけがもなく尻もちをついただけだったのが

だんだんと年をとるにつれてこの時痛めた腰が痛くなってきている・・・そうか、

やはり私もこのような体験話をするときがやってくるのだな・・・

 

従姉妹会の彼女は 職場でぎっくり腰になって彼女より若い方から「ぎっくり腰は

くせになるから気をつけるように」とのアドバイスを受けたそうな。でその腰痛先輩

から「昔のヤンキースタイル(しゃがんで🚬吸ってる姿)が腰のストレッチになる

よ」と教えてもらったよ、治ってきたら 一度やってみてください 腰伸びて気持ち

いいよ」 という追伸があって、読みながらさっそくヤンキー座りをしてみたら、

なんと気持ちがいいんだこれが。でもって そのかっこうのままで「ありがとう、

ヤンキー座りで返事を打ってるけどなんか腰が楽やわ、あ、ほんまや、ビミョーに

ストレッチになって気持ちいい スゴいぞ 腰痛先輩」と返信しました。

腰痛持ちは あまたといるからそれぞれに対策や療法を持ってるのね!

私も 気温が高い日はそう痛みを感じないけど でも身体の底に痛みの芽があるのか

走ったりすると痛い。ほんわか低温カイロも これからの雨の日や肌寒いときには

必須アイテムになるので買って置いておかねば・・・。ちなみに おばあちゃんは

お医者様で出してもらう貼り薬に使い捨てカイロをも使用している。私は

低温カイロを腰に貼ると 本当に寝つきが良くなって手放せなくなってます

 

 

 

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介護人です

2024-05-08 05:30:00 | 愛犬 こげ

連休中のこと・・・お天気がよすぎて母屋と離れのあいだの庭はコンクリートなので

照り返しもあって熱気が立ち込めている。そんなコンクリートの上で こげが寝てい

る見るからに暑そうだし、それ以上に 着ぐるみのアンタがそんなところで そんな

姿で寝ているのはどうみても体に悪い。熱中症に気をつけるよう、人間だけでなく

ワンにも注意するように言ってるのに・・・と私は こげに声をかけた。「ほら 起

きて。あっちの陰に入ろう」と。その前日も日差しがきついので 日よけのシートを

柱と長い棒を立てて 紐でくくり屋根のように張って日陰を作った。薄っぺらいシー

トでも直射日光を遮ると意外と涼しいし コンクリートも熱くない。思わず 座り込

んで私が涼んでしまった。肝心のこげは 聞こえないのか爆睡なのか ピクリとも

動かないので抱こうにも 横になっているので腕も差し込めないし、地面と平行だか

ら ただいま腰痛の私は肘を地面につけてという格好は無理。起きてよ、起きてよ、

と懇願しても起きそうにないので 室内で起きない場合のとっておきの 身体を床の

上で押す・・という方法でやってみた。目標の日陰までは3メートル弱、背中がわから

押し始めたらずりずりっと動いていきます。でも コンクリートで被毛があるにして

もこすられていくのは 自分がそうだとしたら痛いやん。で、どうしようか辺りを

見回すと 草刈り機の混合ガソリンを携行缶に入れてガソリンスタンドから帰って

くるときに 車の床を汚さないように敷く段ボールを見つけました。幅的にこげの

横倒しの体は乗る・・両足はちょっと出てしまうけどなんとか我慢してもらって・・

それに 段ボールの板状の上に乗って動き出すと いくらこげでも起きるでしょ。

身体のしたに段ボールを差し込みその飛び出た端っこをつかんで 私は後ろに下がり

始めました。さっきの体そのまま滑らしたときよりも ずっとスムーズに動きます。

しかし、自分の体が自分の意志ではなく勝手に動いていくという体感を感じない?

これまでのこげなら飛び起きて逃げていくのに、されるがままって感じです。それが

クスっともあるけど なんか寂しくなって、ゆっくり引きました。段ボールから

はみ出ている両足はコンクリートの上を擦るような感じなのでゆっくりゆっくり。

こげは眠ったままです。私は「これって担架に乗せられてる状態やで」とつぶやき、

「介護人してます!」ともこげに言ったけど、結局日陰のところまで頭も上げてきま

せん。これを信頼しきっているというのか 意識がないというのか・・・でも、日陰

が気に入ったのか そこで段ボールを抜き取ったまんまで寝てそのあと 自分で場所

を変えて寝ていました。暑いのも寒いのも感じないのか でもハァハァ、ハァハァと

大きな息を続けるのを見ているのはつらいけど、扇風機の前で寝てもすぐ移動するし

この夏の対策は大変です。

 

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腰痛対策

2024-05-05 05:30:00 | いろいろ

五月の連休も後半戦、みなさまどこかにお出かけなさりましたか?それとも 帰省の

家族やお客様に 上を下への大忙しでしたでしょうか?私は 子供たちの帰省もなく

日々の暮らしを過ごしています。こげさんのお世話と そうだな、腰を痛めて走れな

くなっています(私です)、先日は腰がひゅんと痛かったのは左側だったのが、今度

は右側も痛くて、軽く走ると腰に響くのです。こんなことは初めてです。もう 竹や

ぶから こげのピンチに駆け下りてくることなどできそうにありません。こげを抱き

上げることが最大の原因かな?とは思うけど 実は 私はうつぶせ寝の癖があって 

一晩中うつぶせていると朝起きた時にめちゃくちゃ腰が痛い。これではいけないと

あお向けて眠っても 知らず知らずのうちにうつぶせているのです。温めていると

痛みが和らぐので 本当はやってはいけないけど  使い捨てカイロを衣類に貼り

寝ています。低温やけどを引き起こすので貼ったまま寝てはいけないけど、みつけた

のです。≪ほんわか低温タイプ≫の使い捨てカイロを。ふつうのだと 貼っていたら

熱くなってきて途中ではがしてしまうのですが、これはじんわりと温めている感じで

寝る前に貼って夕方までほんわか暖かくて。。。

 

こういうことでごまかしていてはいけないのだけども・・・。草刈りが始まったら

ますますひどくなるのかな・・って気にはなるけど仕方ないよなぁ やる人が

いないんだもん・・・

 

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うれしい!

2024-04-24 05:30:00 | 愛犬 こげ

静かな雨の日です。ただ 役場からの町内放送「年に一度の狂犬病予防注射を受けま

しょう」との放送が・・・。町内各所で集合接種の日です。こげも何度か行きました

がほかの犬との接触や こげを知らない獣医さんに注射を打たれるのもなんか心配で

かかりつけの獣医さんに割高だけど打ってもらいました。ここ数年は 高齢で接種は

していませんが、散歩も外敵?もいないので大丈夫です。心臓に負担もあるし。

もうよろよろ歩いては止まってしまうけど 一応近くまで散歩に行けていたのが行け

なくなってひと月以上たちました。いまはもう離れと母屋の間を見えない目で歩いて

ただ ぼうっと立っています。これからは気温も上がるので できるだけ家の中で

いてくれたらいいんだけど、ふら~っと庭を歩いては 疲れたのか、転んだのか

横になってハァハァ息をしています。犬は熱の発散をほとんど口からするので

荒い息づかいのときは可哀そうになってきます。

 

先日、掘ったタケノコをおばあちゃんが茹でて それを知り合いの方たちにもらって

もらうのに、自転車で私が配っていた時のこと。こげの若いころには一緒に散歩に

歩いてくれたFさんのお宅に行ったとき「最近 こげちゃん見かけないけど 元気に

してるの?」と聞いてきて「うん、もう外には行けないけど家でふらふら歩いている

し、食欲はあるんや」と言うと「おとうさんとね、こげちゃん元気かなぁ、年賀状の

写真と内容で気にしてるんや」と話してくれました。そう、ここ何年かは 年賀状に

こげの年齢と近況写真などで知ってもらってはいるのですが。配達を終えて 家に戻

ると 郵便局の小荷物配達のおじさんがやってきて、ハンコを押していたら「最近

門まで出てこんよね、元気なん?」と聞いてきます。「もう眼も耳もあかんから

家の中でおるんやよ」というと「僕が配達に来だした頃は 勢いもあってワンワン

 吠えてきたけどなぁ」と。本当に山々にこだまする声で(笑)

夕方になって 地方紙の配達のYさんがやってきて そのときちょうどこげも外に

いて、「きょうも頑張ってるんやね。おまえも(こげ)えらいのぅ」と声をかけて

くれた。このYさんの長男さんのところには20歳のわんこがいて お嫁さんが寝たきり

の介護をしているそうだ。お嫁さんも ワンコの衰えにドキドキしながらもよくして

いると言います。Yさん自身もニャンを十数年飼っていたけど 早朝の新聞配達のとき

早く寝たいのに 枕もとに置いた猫ベッドの中でフガフガと鼻が詰まるのか、ニャン

が寝てくれないので、「そうや、おまえ(ニャン)も運動して疲れたら寝やすくなる

やろ」と寝ているニャンを起こして前脚を持って「ほぅら、ほうら」と左右に振って

の・・・と身振り手振りで再現してくれる。そうして「ほいでもね、あれは猫も

辛かったと思うわ、眠たいのに起こされて振り回されて」と笑うので そのシーンを

想像したら 確かに高齢のニャンにしたらキツイ夜中の体操だったかもしれないけど

でも、いまこうしてYさんが笑いながらも自分のことを他人に話していることを

喜んでいるんじゃないかなとそのまま伝えたら「そうかえなぁ」と言って自転車で

去っていったけど、そうだと思うわ、死んでからも語ってもらえたら側にいてあげる

って、そう思いたいわ。と そのあと 夕食の準備で母屋でいたら電話が鳴る。

おばあちゃんの代わりに電話を取ると、一昨日タケノコを持って行ったIさんから

「いまタケノコをおかずに炊いてるけど お礼を言っておかなと思って」そうそう

留守かもしれないからIさんの妹さん宅に二軒ぶんのタケノコを持って行ったのだ。

「それはそうと、こげさん見んけど元気なん?」ありゃりゃ、きょうはこれで四人目

やで、こげの心配をしてくれる人は・・・。私は同じような説明をして電話を切った

けど なんかこげってこの田舎の風景の中に、自然とふつうに溶け込んでいたような

ワンなんやな・・・こげがいて こげを連れた私がいて、その周りにこげに声をかけ

てくれる人がいて、おぉ!こげさん、あんたは本当に好かれる犬なんやね!と

ほっこりもし、うるっとなった日でした。

 

 

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