喜び！！

　歯痛で苦しみながら、一方でもう一つの懸念が。それはだ、私の右足の親指の爪がとうと

う脱皮を終えそうな気配になってきていたことだ。黙ってはいたが（誰に）、あの昨年の

山行きで、右足の親指の爪が内出血したような赤くなってきていたのだな。

その時以来、この爪がはがれる日が来るのは、体験上知っていたのでならば自分でポロリと

落ちるようやってみよう・・と。ほら、カサブタができたら気になって、ひっかいてしまう

でしょ、それをやるタイプだし。中学時代にこんな風になった時、開業医に行ったら、見せ

たとたん一気にピッと引き抜いたのだ。あの衝撃がトラウマのようになっているので

「絶対、医者に行くもんか！」です。で５カ月かかってやっと脱皮を・・・。

ここにくるまでどんな苦労があったかと言うと、そりゃもう靴下をはく時。爪の付け根のと

ころにくっついた部分が半分以下になってからは　靴下のつま先部分がはき込むときに危険

度が増すのだ、脱ぐときも引っ掛からないよう細心の注意が必要、おまけに浴槽に脚をつけ

たら湯の中で　爪が半分ピラ～っとめくれていくのがわかるのだ。　　こんな状態だけど

湯がしみたり、歩いて痛いとかはないのだ。めくれゆく爪の下では新しい爪が成長してきて

いるのはわかっているのだ。だんだんひっついている箇所が少なくなってくると、はずれて

しまった爪の部分が　内側に曲がってくるのを発見！！もうこの部分は死んでいる状態の爪

なのかな？しだいに私も外れかかった爪を靴下の中で指を動かしては「まだとれないのか」

と遊ぶようになってきていたところ、それは呆気なくやってきた。動かした後　爪が動かな

いような気がしたので靴下を脱いだら爪は靴下の中に・・・。指には新しい小さな爪が。

あ～長かった！！この爪が普通サイズに成長するまで　地下足袋は遠慮したいのだがなぁ

くれぐれもこの指に　物を落としたりしないように気をつけなくっちゃ、と思ったのでした