先日手に入れた1938年式のLeicaⅢbですが、年式の割にはとても状態が良く、
最初絞りダイヤルが渋くあったものの何度が触っている内に動作が軽くなり、
レンズの状態やその他操作系の不具合がなく、大変満足いく一品モノでした。
ただ旧いモノなので、ボディを巻いている革のクラックが一箇所見受けられ、
本日はそのクラックを以前応接ソファで修復を行った修正剤にて行いました。
まず修復前にボディの油分を除き、紙テープで金属部分やレンズ等を養生し、
ソファ革修復剤を数回乾燥重ね塗りをして、1時間ほど掛けて仕上げました。
旧い年式の Leicaボティ革は、グッタペルカという植物の樹脂にて成形され、
年数と共に繋ぎ成分の経年劣化や乾燥による部分損壊や亀裂はあるようです。
ガタパーチャ(Gutta Percha)またはグッタペルカノキ、ガタパチャノキ
グッタペルカあるいはグッタペルヒャとは、マレーシア原産のアカテツ科の
樹木およびその樹液から得られるゴム状の樹脂である。ガタパーチャとは
マレー語で「ゴムの木」の意味。ガッタパーチャとも呼ばれる。
出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋