先日、表紙のおさるさんに惹かれて買った雑誌。
京都の老舗や匠が載っている本なんですが。
そこに載っていた、能装束。
秋の錦を写し取ったかのような、紅白段替えの西陣織。
定家を演じる時に着る装束らしいんですがね、すんごーく綺麗だったわけです。
うなるくらい。
昨日、夜にテレビのチャンネルとぐるぐる回しておりました。
フランスにある、各国・各年代の衣装に関する美術館(名前は聞いていない)の学芸員さんのお話のところに行き当たった。
渋い色味だが、とても細やかな草花をあしらった段替えの着物が展示されていた。
んを?
と思った。
途中からだったけれど番組の続きを見たらば、オイラが買った雑誌に載っていた、能装束を作った方の作品だった。
山口安次郎さん。
齢、104歳。
現役の西陣織職人。
番組は5年前のもので、99歳の時の安次郎さんだった。
3つ年上のお兄様の伊太郎さんもまだご存命だった。
伊太郎さんは織り職人ではなく、織物のプロデューサー。
ぐうの音も出ない織り方を考え出されていて、ホンマに脱帽。
この時は、正倉院の琵琶袋の文様を描いた帯をプロデュースされていて、金箔・プラチナ箔を編みこんだ帯を作られていた。
番組の中で、お二人が声をそろえておっしゃっていたこと。
「95までは体力の衰えは感じなかった。95からやな。がたんときた」
すごすぎー!!!
そこまでのめり込める情熱にも吃驚だったし、追求する姿勢に感動。
京都には神様がいる。
技術を伝承し、それを昇華させる神様たち。
伝承された技術を引き継ぐ織り人の神様
その伝承をより高みに押し上げる神様
お二人は一緒に仕事をなさらないそうだ。
なぜなら、二人で1つのものを作るより、二人で二つのものを作ったほうがええ。から。
雑誌によるとそれから数年後、お二人で源氏物語にちなんだ織物をライフワークで作られたらしい。
紅白段替えの能装束は、伊太郎さんの遺作でもある。
生涯現役。
かっこいいなぁ。
京都の老舗や匠が載っている本なんですが。
そこに載っていた、能装束。
秋の錦を写し取ったかのような、紅白段替えの西陣織。
定家を演じる時に着る装束らしいんですがね、すんごーく綺麗だったわけです。
うなるくらい。
昨日、夜にテレビのチャンネルとぐるぐる回しておりました。
フランスにある、各国・各年代の衣装に関する美術館(名前は聞いていない)の学芸員さんのお話のところに行き当たった。
渋い色味だが、とても細やかな草花をあしらった段替えの着物が展示されていた。
んを?
と思った。
途中からだったけれど番組の続きを見たらば、オイラが買った雑誌に載っていた、能装束を作った方の作品だった。
山口安次郎さん。
齢、104歳。
現役の西陣織職人。
番組は5年前のもので、99歳の時の安次郎さんだった。
3つ年上のお兄様の伊太郎さんもまだご存命だった。
伊太郎さんは織り職人ではなく、織物のプロデューサー。
ぐうの音も出ない織り方を考え出されていて、ホンマに脱帽。
この時は、正倉院の琵琶袋の文様を描いた帯をプロデュースされていて、金箔・プラチナ箔を編みこんだ帯を作られていた。
番組の中で、お二人が声をそろえておっしゃっていたこと。
「95までは体力の衰えは感じなかった。95からやな。がたんときた」
すごすぎー!!!
そこまでのめり込める情熱にも吃驚だったし、追求する姿勢に感動。
京都には神様がいる。
技術を伝承し、それを昇華させる神様たち。
伝承された技術を引き継ぐ織り人の神様
その伝承をより高みに押し上げる神様
お二人は一緒に仕事をなさらないそうだ。
なぜなら、二人で1つのものを作るより、二人で二つのものを作ったほうがええ。から。
雑誌によるとそれから数年後、お二人で源氏物語にちなんだ織物をライフワークで作られたらしい。
紅白段替えの能装束は、伊太郎さんの遺作でもある。
生涯現役。
かっこいいなぁ。
本当に伊太郎さんのこだわり・・・というか、追及はすごいものですよね。職人泣かせでもあったと思います。
私の見た番組でも、在りし日の伊太郎さんが何度もためし織りにダメだししているシーンがありました。
さすがにご兄弟だけあって、安次郎さんもこだわりの職人でいらっしゃるようです。
舞手の負担を軽くし、装束をより美しく見せるために、織りの軽量化をされてるんです。
手間を惜しまず、気の遠くなるような作業をされているんですよね。
一日8時間織り機に向かって、1年に1着分の織物を仕上げるそうです。
西陣もゆっくり巡ると楽しい土地ですよね~。
また行きたくなってきました^^
サイト情報もありがとうございます!
私もチェックして、面白そうなのを探します♪
http://www.itaro-genji.com/index.html
(ブログに記事はアップしてないのですが。)
山口伊太郎さんはすごい信念とこだわりを持って
緻密な仕事をされている方だなあと驚きました。
プロデューサーなんですよねー。
それでお二人のコラボって、このことだったのでしょうか?
失礼ながら、その際、安次郎さんのお名前をお聞き
したかどうか忘れてしまいました。
あ、ヘンな質問しちゃってすみません!
私はこのサイトでイベントや展覧会のチェックをしています。
http://www.kansai.gr.jp/index_j.asp
104歳で現役ってカッコイイですよね。
自分を省みた時に、もしこのまま嫁に行けずに定年を迎えたらば・・・その後の人生、私は何かに情熱を傾けているだろうか。と不安になりました。
言い換えると、今、現時点で情熱を傾けているものがないとも言えます。(もちろん好きなものは沢山ありますけど。)
だらだらと日々を過ごして、なんとなく時間が過ぎていく・・・それさえもったいないと感じないくらいに。
このお話を見た翌日は、どっぷり焦り、不安に落ち込んでしまいました^^;
ひーちゃんの趣味の広さに驚いています。
104歳で現役だなんて信じられへぇ~ん。
人は生き甲斐があると何時までも若く過ごせるんですね。
まえ~に西陣会館へ行った時一日で織れるのはわずかだと伺った事があります。
伝統を引き継ぎ後世に伝えるって本当に大変な事ですね。