アイーダmy楽。そしてありがとうMBS

19日のソワレがあっしのアイーダmy楽でした。
思えば、2003年12月21日に大阪にて開幕。
あまりに今迄の場面構成・展開と違うので、初日の幕間では「あたし、この作品はこの1回しか見ないかも…」と思ったものでした。しかしね、2幕を観終えた時に、1幕に配されてた伏線に気付かされたんですね。奥の深い作品や！ってね。前言撤回。一気にハマりましたわ。
今迄のあっしは基本的に、演技をする人→歌う人→踊る人…という順番に目が動く人だったのです。要は、物語の中心人物しか見れないタイプ…。でもね、アイーダはちと違ったんですね。初めっから、アンサンブルに注目大だったのです。あっし的にはあり得ない舞台の見方なんですね、これって
あっしに、新たな観劇感覚を与えたアイーダ。
そのアイーダも京都・東京と控えつつも、20日に大阪千秋楽を迎えました。MBS劇場を四季さんが使う最後の日となりました。
19日ソワレ。あっしに取って、2つのお別れの日だった訳ですね。

1幕の初めの方は、実は『BIGER BIZ』を引きずって、なかなか物語に入り込めなかったのです。でもね、徐々に古代エジプトに引きずり込まれました。
ヌビア人の嘆き、エジプトの栄華。ひし。ひし。と伝わってくる、役者さんの勢い。
観て行くウチに、物語に浸りつつ、沢山の思い出も蘇ります。
今、この舞台では演じていないけれども、森川さんのアムネリス、美範さん・石倉さんのネヘブカ、阿久津さん・友石さんのラダメス、山添さん・中嶋さんのメレブ、飯野さんのゾーザー、ファラオの岡本さん、アンサンブルの方々…。全部全部がアイーダに積み重なって、感じることができるんですよね。ちょっと切なくもありましたが、温かい時間でした。
お疲れさま、アイーダ。少し休んだら、すぐに京都だね。それから、東京…
素敵な作品と出会えて嬉しいな。アイーダ、出会ってくれてありがとうね。

客席を出る時に、劇場を振り返った。
CATSから通いはじめた、この劇場。
猫の時は、あの辺とこの辺に良く座ったな～。
コンタクトではあそこらへん…
異国ではそこんトコ。いっぱい泣いて、いっぱい考えたよな…
夢醒めでは、泣き腫らした目で観たなぁ。ここ、ここ、ここなんよ
そして、アイーダでは…この場所。あっしが大好きなこの場所。お世話になったな。
沢山の作品とあっしを繋いでくれた劇場。
沢山の友達と出会わせてくれた劇場。
ありがとう、ありがとう、ありがと～～～う

新・劇場になっても、素敵な作品を私たちに見せて下さいね。

帰りに京ちゃまと二人打ち上げをした
注文しすぎて、満腹になった
そして今回の写真はパステル・カフェのチョコレートあっさりメの甘さで美味しいけれど、あっし的にはもちっとがっつりした味でもオッケ～よ～（byアムネリス風）