ぶつぶつ地蔵

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水滸伝

2005-05-11 18:02:07 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
やっと、ノって来ました。
只今快調に進んでおります。津本陽版:水滸伝♪
物語は、史進の章を抜け、花和尚・魯智深から豹子頭・林冲の野猪林を越え、只今、青面獣・楊志へと向ってます。

未だに私の好きな2名は出て来ませんが、もう少ししたら1人目の、行者・武松が出て来る事でしょう
ってか、今回のを読んで、前回ほど好きになるかどうかは解りませんがね。(前回読んだのは、杉本苑子さんの水滸伝でしたので…。)


実は、6月に京劇を見に行くんです。
演目は『水滸伝 ~野猪林~』でございます。
魯智深と林冲の友情の強さが見られる、多分、剛の技が見れる舞台じゃなかろうかと思ってます
女性のしなやかな剣さばき、足さばきも素敵ですが、男性の力強い動きも見物だと思うんですよね。
去年は『西遊記』で、軽やかなお猿さんの技を堪能致しましたので、今回は、じっくりどっしり、男臭い殺陣になるのかなーなんて、楽しみなんでございます


・・・あ、舞台の話じゃなくて、本の話でしたね


私がバイブルのように、ベッドサイドに飾っている画集があります。
ゲーマーの方達でしたら、知ってる人もいるかもしれませんね。(あっしは全くゲームしませんが…)
それは、正子公也さんの『絵巻水滸伝』。
表紙がね、武松なんですよ  す・て・き
興味がお有りでしたら、ちょっくら覗いてみて下さい。花栄カッコよすぎますから!
・・・なんかこのノリ、オタクっぽいかしら
正子さんのイラストは迫力あって、ちょっぴり苦手な時もあるんですが、平均して好きなんですよね。
108人、全員載ってます。イメージと違う人もいますし、ばっちりイメージ通りの人もいます
結局、初めに読んだ本に大きく左右されますよね。小説のキャラクターって。
私の場合、杉本苑子さんの『悲華・水滸伝』だったので、お耽美です。イメージの何処をとってもお耽美に仕上がってます(笑)タイトルに悲華ってついてるんだもん。美しくないはずがない!
事実、文体も女性らしい涼やかな流れを感じましたし、初めはどきどきワクワク好漢達の登場に心を踊らせました
中盤、闘いがはじまり、土煙を感じつつ読み進めて行くとだんだん雲行きが怪しくなって来ます。
後半、快進撃の108星達が次々に倒れて行く様は、涙なしには読めない・・・って感じでした

実際の水滸伝、講釈師が話す沢山のストーリーを寄せ集め、1本の筋にしたもの。
語る年代や場所によって、内容も様々。実話が元の部分と、面白く脚色された部分、創作された部分などなど、様々に入り組んでいるらしい。(ようは、面白い話のみ残っていった訳ですな)
何々版訳本・・・と言われるように、幾つかの水滸伝が存在するようです。
今、日本で主流になってるのは、江戸時代にどかーんと水滸伝が流行った時に入ってきたものだとか・・・ごにょごにょ(記憶怪しい…けど


ま、そんなこんなで、取り合えず、今頑張って続きを読んでいるのだ