まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1376 過去旅より・・・北条鉄道

2020-07-13 10:35:32 | 鉄道
よろしくお願いします。














今回は過去旅シリーズ、遠くへ行けない現状の鬱憤を過去旅を思い返して晴らそうと思って始めたシリーズですが、ますます旅に想いはつのる一方です。今回お送りするのは2015年に巡った北条鉄道各駅巡り編です、北条鉄道はその前にも一度巡っているのですが、その時は時間がなく一部飛ばした所もあったので、その後再訪しました。兵庫の頑張るローカル鉄道としてお伝えしたのですが、もう3年ほど遠ざかっています、今はどうなっているのでしょうか?気になるところですが、ここは5年前の風景で当時を振り返ってみようと思います。
スタートは北条町駅、加西市の中心になる駅で、周辺には旧街道が通っていて古い町並も多く、見所に飽きない町でした。駅は町の中心部にあり、列車の本数も確保されていることもあって、たった1両の車両ながら始発駅から乗る人も多い感じ。いわば加西市と神戸、姫路を結ぶ重要な路線として役立っているが、やはりローカル私鉄となると経営は厳しいところ、地元の人達は何とかこの鉄道を守っていこうといろいろな対策を練ったとのことでした。
























駅数は8つ、わずか14キロ足らずの路線は列車がシャトル運行されている、田園風景が広がる中をのんびりと走っている感じだが、沿線にも見所はたくさんある。自分(一人称)が一番興味をひかれたのが趣のある駅舎、北条町側から長駅、播磨下里駅、法華口駅と3駅連続で続く木造駅舎は登録有形文化財に指定されている。またそれらの各駅には公募で採用されたボランティア駅長さんがいて、各駅にそれぞれ特徴を持たせている。法華口駅の女性駅長さんは駅に併設したパン屋さんの店長で、列車がやって来るとホームで背筋をピ~ンと伸ばして大きく手を振って列車を見送る姿が印象的だった。よくマスコミにも取り上げられたりしていたが、もう3年前に退官されていたらしい、この鉄道の象徴的な方だったし、写真にもあるように仕事に対しても真摯な人と言う感じだっただけに残念な気がします。














当時は全駅がホームも線路も1本で行き違いができない形だったが、今年法華口駅に行き違いができるようにホームが新設されたとのこと。今回ここで久しぶりに取り上げることになって、ちょっと気になって北条鉄道のHPを覗いてみたが、やはり昨今の感染症渦で経営が厳しくなってきているとのこと。それでも列車本数を増やすための努力が行われていることは、別に自分(一人称)には縁も何もない所だが嬉しいニュース、ローカル私鉄が前を向いて生きていこうとしている姿には応援したくなります。ああ~、久しぶりに行きたくなってきたなあ~、自転車に乗れなくなってから2ヶ月近く、そろそろかな、とも思っているのですがここは慎重に行きたいところ。もし乗れるようになったらどこへ行こう、ここへ行こうと言うのはいろいろと決めているんですが・・・まあ金欠なのは毎度の問題なんですけどねえ。まあこれまでの鬱憤を晴らせる日は確実に近づいてきているはずなので、もう少しだけ我慢、我慢です、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・まちみち