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薬剤耐性菌への対処方法と、国際的な抗生物質管理を行う機関を設置せよ。

2013年02月12日 08時24分19秒 | Weblog
薬剤耐性菌への対処方法と、国際的な抗生物質管理を行う機関を設置せよ。

(日々雑感)より


 共同通信によるとミシガン州立大学と中国当局との研究から中国の養豚場から耐性菌が広まっていると発表した。

耐性菌は大量に豚に投与される抗生物質が原因だが、豚の排泄物を堆肥として各地の農地へ移動したことから広がったとされている。


 いうまでもなく豚の病気の幾つかは人にも感染することが知られており、深刻な事態を招来しかねない事態として豚に使用する抗生物質の管理を提起している。

中国は世界最大の抗生物質生産国であり、同時に世界最大の消費国であるため中国政府の取り組みを促すしかない。


 新型インフルも豚や鳥を介して伝染することが知られているし、SARSや豚丹毒などの人獣感染病は他にもあるため、養豚業者が大量に抗生物質を投与する事態をまず改善しなければならないのはいうまでもない。

耐性菌が発生したことにより今後新しい抗生物質を発見する必要性に迫られている。


 養豚業者が劣悪な環境などを放置したまま大量の抗生物質を投与するのを自粛するように求めるだけでなく、国際的に抗生物質を管理して安易な投与を禁ずる措置を講ずる必要がある。

人の病気を治すための薬を養豚業者や養鶏業者や養殖業者などが飼育生物を病原菌から守るために日常的に抗生物質を投与するのは残留薬剤が食物を通して人が摂取することも予想され、知らないうちに人の病原菌が耐性菌化している事態もありうる。


 新型インフルの脅威を人々は忘れているようだが、世界で大勢の感染者が発生する事態になると頼れるのはワクチンと抗生物質しかない。

人類を病魔から救うための抗生物質により新しい段階の抗生菌が作られ、より強力な菌が伝染病を引き起こしては手が付けられなくなる。

抗生物質の製造と使用に関して国際的な監視機関の設置が必要ではないだろうか。

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