野田再選で消滅決定 民主党 土台から崩壊 60議席に激減する
3分の2の党員・サポーター票が消えた…
つくづく民主党議員はアホである。
(「日刊ゲンダイ」掲載)より
<失望よりもヒドイ無関心>
先週の民主党代表選で、野田首相が再選されたが、選挙結果に驚愕、
狼狽しているのは、民主党の国会議員たちだ。
中部地方の民主党議員がため息交じりにこう打ち明ける。
「新聞テレビは、66%の支持を得た野田首相を“圧勝”と報じ、
野田陣営の選対本部長を務めた藤井元財務相も『政策の方向が間違って
いなかったという証拠』と胸を張っていますが、勘違いも甚だしい。
今回の代表選でハッキリしたのは、これまで民主党を支えてきた地方の党員、
サポーターの党離れが予想以上に深刻だということです。
約32万7000人の有権者のうち、投票したのは11万人。
投票率はたった33%でした。
菅、小沢両氏の一騎打ちとなった2年前の代表選の投票者数は約23万人
(投票率67%)だったから、実に半分以下に激減したことになります」
民主党は「代表選で投票できる」をウリに党員、サポーターを集めてきた。
それなのに、年間3000~6000円の会費を払っている党員、
サポーターの7割近くが“目玉”の代表選を棄権するとは異常事態である。
ウラを返せば、棄権した党員、サポーターは、民主党「不支持」を
鮮明にしたのも同然だ。
仮に次期衆院選で7割の党員票が消えると、民主党の議席はどうなるのか。
政治評論家の野上忠興氏はこうはじく。
「会費を負担している党員、サポーターは民主党にとって最後の砦です。
その核の支持者が、総理大臣を選べる代表選で
7割近くも棄権したというのは大ゴトです。
いかに民主党支持者が離れているか。
これは失望感を通り越して、興味も失ったということでしょう。
この調子だと、民主党が次期衆院選で獲得できる議席は3ケタはおろか、
80台がせいぜい。
ヘタをすれば60~70台に落ち込むとみています」
弱小政党に転落どころか、解党だ。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)もこう言った。
「党員、サポーター票から見放された状況を見ても明らかなように、
民主党はもはや地方や党員レベルで土台が崩れた。
70人以上の離党者を出しながら、
国会議員の反野田票が114人に上ったことも驚きです。
この人数に無効票6人と投票しなかった5人を加えると、反野田勢力は125人。
これが『離党予備軍』ということになる。
野田首相の再選で、党再生の芽も完全に消えましたね」
ところで、この党員、サポーター票の結果は、代表選当日、
国会議員の投票の前に配られた。
それでも野田がアッサリ再選されてしまうあたり、
つくづく民主党議員はアホである。
3分の2の党員・サポーター票が消えた…
つくづく民主党議員はアホである。
(「日刊ゲンダイ」掲載)より
<失望よりもヒドイ無関心>
先週の民主党代表選で、野田首相が再選されたが、選挙結果に驚愕、
狼狽しているのは、民主党の国会議員たちだ。
中部地方の民主党議員がため息交じりにこう打ち明ける。
「新聞テレビは、66%の支持を得た野田首相を“圧勝”と報じ、
野田陣営の選対本部長を務めた藤井元財務相も『政策の方向が間違って
いなかったという証拠』と胸を張っていますが、勘違いも甚だしい。
今回の代表選でハッキリしたのは、これまで民主党を支えてきた地方の党員、
サポーターの党離れが予想以上に深刻だということです。
約32万7000人の有権者のうち、投票したのは11万人。
投票率はたった33%でした。
菅、小沢両氏の一騎打ちとなった2年前の代表選の投票者数は約23万人
(投票率67%)だったから、実に半分以下に激減したことになります」
民主党は「代表選で投票できる」をウリに党員、サポーターを集めてきた。
それなのに、年間3000~6000円の会費を払っている党員、
サポーターの7割近くが“目玉”の代表選を棄権するとは異常事態である。
ウラを返せば、棄権した党員、サポーターは、民主党「不支持」を
鮮明にしたのも同然だ。
仮に次期衆院選で7割の党員票が消えると、民主党の議席はどうなるのか。
政治評論家の野上忠興氏はこうはじく。
「会費を負担している党員、サポーターは民主党にとって最後の砦です。
その核の支持者が、総理大臣を選べる代表選で
7割近くも棄権したというのは大ゴトです。
いかに民主党支持者が離れているか。
これは失望感を通り越して、興味も失ったということでしょう。
この調子だと、民主党が次期衆院選で獲得できる議席は3ケタはおろか、
80台がせいぜい。
ヘタをすれば60~70台に落ち込むとみています」
弱小政党に転落どころか、解党だ。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)もこう言った。
「党員、サポーター票から見放された状況を見ても明らかなように、
民主党はもはや地方や党員レベルで土台が崩れた。
70人以上の離党者を出しながら、
国会議員の反野田票が114人に上ったことも驚きです。
この人数に無効票6人と投票しなかった5人を加えると、反野田勢力は125人。
これが『離党予備軍』ということになる。
野田首相の再選で、党再生の芽も完全に消えましたね」
ところで、この党員、サポーター票の結果は、代表選当日、
国会議員の投票の前に配られた。
それでも野田がアッサリ再選されてしまうあたり、
つくづく民主党議員はアホである。