川面の涼風、家族で満喫 保津川下り
豪雨の影響による運休後、7月末に再開した「保津川下り」に観光客のにぎわいが戻ってきた。
夏休み中の家族連れが多く訪れ、涼しげな川面の眺めを楽しんでいる。
保津峡では7月15日の豪雨で落石が発生。保津川遊船企業組合(亀岡市)が石を撤去後、30日に再開した。
心配された客足は「通常通りに戻り、夏のピークとなるお盆には多くの乗客が見込めそう」(同組合)という。
乗客は日差しよけの幕を張った船で嵐山へと出発。
急流では大きな歓声をあげ、今週運行を再開したトロッコ列車にも手を振って、川の旅を楽しんでいた。
家族旅行で訪れた小学5年安原明優くん(10)=千葉県佐倉市=は「水しぶきがアトラクションみたいで面白かった」と話していた。