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GBM治療にグリベック+Hydrea、アバスチン

2005-10-05 | 脳腫瘍
GBM(多形性膠芽腫)は脳腫瘍の中でも最も悪性度が高く、致死的な癌である。標準治療は、切除可能な場合は手術、放射線、化学療法で、1999年にテモダールがFDA承認されてから最も毒性が少なく効果的な治療が可能になったが、テモダールが奏効した患者(25%)であってもほとんどが再発に至る。
その後の治療にアバスチン+CPT-11の治療が効果があったとの報告がある。現在ジェネンテックがDuke大学で臨床試験を提供している。

GBM治療にグリベック+ヒドロキシウレア(Hydrea、化学療法薬)が20%の患者で腫瘍の縮小がみられた。また、忍容性も高かった。GBMの増殖にはPDGF(血小板由来増殖因子)が関わっており、グリベックはPDGF受容体を阻害するが、単独ではGBMに効果はみられず、他の薬剤との併用が模索されていた。ドイツの研究者らが他の治療に奏効しなかった、またはしなくなった30人のグレードⅣの患者を対象に研究したところ、完全および部分的に腫瘍が消失した患者は20%となった。半数が19週以上、32%の患者が進行なしに6ヶ月生存し、16%が2年生存した。NCI臨床試験中。 Cancer Consultants

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