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カンボジア…光と陰(25)

2013-07-01 | 旅-ベトナム・カンボジア
ご近所の生垣に咲いていた「トケイソウ」…小学生の時の思い出が印象的です。
友人宅にあったこの不思議な美しい「トケイソウ」を見るのが好きで、いつも登校時に寄っていたのですが…花が終って種が出来た時にその友人がマッチ箱に入れて分けてくれました。
その種には白いハートが付いていたのにさらに驚いたのを覚えています。

この花からパッションフルーツが出来るなんて!
たくさんの種類がある「トケイソウ」を来年は育ててみようかな♪


***


長い1日を終えて、ゲストハウスに戻り水シャワーを浴びてさっぱりしてから、廊下を歩いているとテーブルの上になにやらお皿にのった黒い物が目に入った。

これが噂の…



ゲンゴロウだぁ~!
いったいどうやって食べるのだろう。。。

しばらくじぃ~っと眺めていると、ゲストハウスのおじさんが
「こうやって食べるんだよ!」と食べ方を教えてくれた。

「羽を取って~足を取って~口に放り込む!んで薬味も口に放り込む!」
「おぉ~!」
「美味しいよ!食べてみなよ!」と、私の分も羽と足を取ってくれた。

食べてみるとカリカリした食感でまるで揚げた海老のようだ。
これは美味しいかも!
自分でも1匹食べてみた…うん、意外とイケルなぁ。

するとマダムが声をかけてくれた。
「虫の屋台が来てるのよ、見ておいで!」

ゲストハウスの外に出ると虫屋さんの周りにはたくさんの人が集まっていた。
かなり人気があるようで、最近は虫の屋台は珍しいのだそうだ。



どちらも素揚げされたものが量り売りされている。
見ているとコーヒーマグに1杯のゲンゴロウで2ドルだそうだ。
ビニールに入れて、ネギと薬味を入れてくれる。
となりのタガメはかなり売れていた。
これはまた微妙な食感で、爽やかな香りが特徴的。

どちらも見た目は厳しいが、慣れれば普通にいただけるのも頷けた。
日本でもイナゴや蜂の子など高級食材としてあるが、なかなか手に入らないのが現状だ。

なんでも食べてみないと分からないものだと面白い体験ができた。


入口で明日ご一緒するN氏とおしゃべりしていると、後のベンチでまだ到着したばかりのY君が何やらトゥクトゥクの運ちゃんと話していた。

「すみません、明日の予定はお決まりですか?」と声をかけてみると
「まだ、着いたばかりで今相談中なんですよ」とのお返事。
「明日、私達ベンメリアに行くんですけど一緒にどうですか?」
「いいですね~ぜひお願いします」と快諾してくれた。

N氏が昼間、別のゲストハウスの人が「ベンメリアに行く人」を探しに来たという。
夜もう一度訪れるとの話だったので、もし4人で行けるようなら2台で行ったらどうかな~という話になった。

とりあえずお腹が空いてきたので、私が昨日行って気に入ったリーリーという食堂をオススメするとみんなで食べに行こうということになった。
歩いて数分の場所は本当に便利で助かる。
今夜も同じようなメニューになってしまったが、2ドルの夕食にまた助けられた。
N氏はチャーハン、Y君は焼きそば、どれも安くてボリュームがあり美味しそうだった。



帰りにスーパーに寄って、なんとか1日の疲れを取るためにエナジードリンクと水、リンゴなどを買う。
結局このSAMURAIエナジードリンクは滞在中3回飲むことになった。
(レッドブルは一度飲んだがどうもスッキリしなかった…というのも炭酸入りが売ってなかったのだ)
味はフルーツとストロベリーの2種類、フルーツのほうがオロナミンCのようでいかにもエナジードリンクという味だった。



もしカンボジアでこのドリンクを発見したらぜひ飲んでみて欲しい。
あっという間に体に染み渡り、何となく日中の疲れが取れるような気がするのだ。

宿に戻って、入口でおしゃべりしていると…自転車で現れた昼間の人物!
G君は別のゲストハウスに滞在中だが、どうしてもベンメリアに行きたくて同行する人を探していたそうだ。
ぜひ、一緒に行きましょう!ということになり、近くにいたハイさんに4人で行きたいんだけど…というと、重くてスピードが出ないから2台で行ったほうが良いといわれた。
たしかに、男性3人と私ではちょっと狭いし重い。
Y君の運転手さんも2台で遠出となったので嬉しそうだった。
時間がかかるので7時に出発ということになった。

そのままG君も一緒に話に加わり、楽しく夜は更けていった…。
明日が楽しみだ!

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