あと33年生きられるかしら?と、思わず考えてしまった。
3月16日…唯一この日だけ御開帳される普門院の「秘仏」を拝見しに行くことにした。
今年、伊豆横道三十三観音霊場が33年に一度御開帳された。
3月16日~31日まで。
河津町には5箇所存在している。
ちなみに横道(よこどう)とはメインロードから少し入ったところにあるということを意味しているそうだ。
大きなお寺やお堂はないけれど、普段ひっそりとしている場所がキラリと光る瞬間なのかもしれない。
場所によっては1日もしくは数日の御開帳(33年に一度)のほかに半開帳されるところもあるそうだ。
河津町に入り最初の霊場である第十三番・普門院は河津の中でも歴史は古くそれはそれは立派なお寺だったそうだ。
残念ながら今では無住山寺となり、訪れる人も少なくなってしまった。
この日は今にも雨が降りそうな空模様。
車を途中とめさせていただき、歩いてお寺まで向うことにした。
石柱のある参道入口には椿とその奥に河津桜も見える。
思っていたよりも急な上り坂で少し息があがった。
山門をくぐると善の綱(5色)が結ばれた柱が見えてきた。
まだ見えぬ秘仏に繋がれているかと思うとちょっとドキドキしてくる。
立派なお寺には地元の方々がすでに大勢集っていた。
まだ法要は行なわれていなかったので、今のうちに見るといいですよとアドバイスしていただいた。
???
パッと目に入ったのは金色に輝く美しい聖観音坐像…よく見るとその横にちっちゃな仏像が!!!
善の綱に繋がれたこちらが秘仏なのか~。
可愛らしい♪そしてお顔が優しく穏やかなのが印象的。
色もとても地味。
だけど小さいながらもしっかりその秘められた力を感じられる。
写真を撮っていると、「これが普段は中に入ってるんですよ」と説明してくださる。
観音様の中に納まる体内仏を見るのは初めてだ。
信仰とは不思議なものだと改めて感じた。
時間になったのか、和尚さんがドラを叩き始めた。
曹洞宗の儀式がどのようなものなのか?
檀家衆2人が先を歩き、その後を和尚さんが歩く。
最初の人が焼香の煙を人々にかけ、次の人が水をかけ、最後に和尚さんが紙を撒く。
ぐる~っと本堂を1周した。
そしてお経を唱え始めた。
ここで時間がなくなり、寺を後にすることになったが少しだけ庫裏を見せていただいた。
かなり広い!
昔は何十人といたお坊さん、そして今は何かあるたびに地元の人々はここに集るそうだ。
囲炉裏を囲んでおしゃべりするその風景は日常そのものだ。
このお寺には2つほど伝説がある。
また機会があれば紹介したいと思う。
そして、今でも見ることの出来る「駕籠」は朱漆塗で、この特徴は高僧の印でもあるそうだ。
高僧であった普門院の和尚は小田原にある本山へ向う道中、箱根の関所を通る際に駕籠から足だけをのぞかせ大声で「普門~院~!」と言うだけで通させたという話が残されている。
実際に使われていた駕籠が目の前にあると思うと、背中がゾクゾクしてくるのは私だけだろうか。。。
この機会を逃さぬよう色々と見て回っていると伊豆新聞の方から取材を受けることになった。
伊豆新聞掲載記事→『“秘仏”公開33年ぶり 横道三十三観音霊場を鑑賞―賀茂地区5市町
』
残りの4霊場については次回紹介します!
3月16日…唯一この日だけ御開帳される普門院の「秘仏」を拝見しに行くことにした。
今年、伊豆横道三十三観音霊場が33年に一度御開帳された。
3月16日~31日まで。
河津町には5箇所存在している。
ちなみに横道(よこどう)とはメインロードから少し入ったところにあるということを意味しているそうだ。
大きなお寺やお堂はないけれど、普段ひっそりとしている場所がキラリと光る瞬間なのかもしれない。
場所によっては1日もしくは数日の御開帳(33年に一度)のほかに半開帳されるところもあるそうだ。
河津町に入り最初の霊場である第十三番・普門院は河津の中でも歴史は古くそれはそれは立派なお寺だったそうだ。
残念ながら今では無住山寺となり、訪れる人も少なくなってしまった。
この日は今にも雨が降りそうな空模様。
車を途中とめさせていただき、歩いてお寺まで向うことにした。
石柱のある参道入口には椿とその奥に河津桜も見える。
思っていたよりも急な上り坂で少し息があがった。
山門をくぐると善の綱(5色)が結ばれた柱が見えてきた。
まだ見えぬ秘仏に繋がれているかと思うとちょっとドキドキしてくる。
立派なお寺には地元の方々がすでに大勢集っていた。
まだ法要は行なわれていなかったので、今のうちに見るといいですよとアドバイスしていただいた。
???
パッと目に入ったのは金色に輝く美しい聖観音坐像…よく見るとその横にちっちゃな仏像が!!!
善の綱に繋がれたこちらが秘仏なのか~。
可愛らしい♪そしてお顔が優しく穏やかなのが印象的。
色もとても地味。
だけど小さいながらもしっかりその秘められた力を感じられる。
写真を撮っていると、「これが普段は中に入ってるんですよ」と説明してくださる。
観音様の中に納まる体内仏を見るのは初めてだ。
信仰とは不思議なものだと改めて感じた。
時間になったのか、和尚さんがドラを叩き始めた。
曹洞宗の儀式がどのようなものなのか?
檀家衆2人が先を歩き、その後を和尚さんが歩く。
最初の人が焼香の煙を人々にかけ、次の人が水をかけ、最後に和尚さんが紙を撒く。
ぐる~っと本堂を1周した。
そしてお経を唱え始めた。
ここで時間がなくなり、寺を後にすることになったが少しだけ庫裏を見せていただいた。
かなり広い!
昔は何十人といたお坊さん、そして今は何かあるたびに地元の人々はここに集るそうだ。
囲炉裏を囲んでおしゃべりするその風景は日常そのものだ。
このお寺には2つほど伝説がある。
また機会があれば紹介したいと思う。
そして、今でも見ることの出来る「駕籠」は朱漆塗で、この特徴は高僧の印でもあるそうだ。
高僧であった普門院の和尚は小田原にある本山へ向う道中、箱根の関所を通る際に駕籠から足だけをのぞかせ大声で「普門~院~!」と言うだけで通させたという話が残されている。
実際に使われていた駕籠が目の前にあると思うと、背中がゾクゾクしてくるのは私だけだろうか。。。
この機会を逃さぬよう色々と見て回っていると伊豆新聞の方から取材を受けることになった。
伊豆新聞掲載記事→『“秘仏”公開33年ぶり 横道三十三観音霊場を鑑賞―賀茂地区5市町
』
残りの4霊場については次回紹介します!