みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

無理矢理6輪旅行記in広島2「何がため広島に泊まらん」

2010-07-25 23:16:58 | 雑記
 羽田空港に行くなら自転車ですよねー、というのは2年前既に実践済みであり、今回も暑い中シャウラを転がし羽田空港に赴いた。

 自転車で空港に→袋詰め→空港で預けるという作業も、個人的には最早通常営業となってきたが、それはあくまで個人的な話であり周りには空港入り口に自転車で来ている奴など皆無という状態。まあ通路は十分広いし、通行人も少ないのでいいだろう。

 今回は、朝の便が取れなかったので午後の便で出発であり、ユックリと空港内のレストランでパスタなんぞ食いつつ、つつがなく検査場をクリアして搭乗。


 広島空港の手荷物受取場で気づいたのだが、どうもここのベルトコンベアは袋詰めといえどロードバイクのサイズは対応できないらしく、2年前と同様に作業員の方が手で持ってきて下さった。ありがたや。
 しかし、もし沢山自転車が運ばれた時はどうするんだろう…?とは思ったが、その時点では、マそんなホノルルセンチュリーライドみたいなことはないか…とすぐ頭から離れていた。

 到着ロビー前のレンタカー窓口にてしばし待ち、ワンボックスにて事務所まで送ってもらい、レンタカーを借りる手続きをすませた。

 今回俺に割り当てられたのは1300CCのデミオ。無難な車が来たという感じ。

 しかし…

 上記の移動から車を借り、車の後部座席を倒して自転車を積み込む一部始終において、向こうの人達が至って普通の反応をしていたのだ。
 普通輪行袋に入れたロードバイクなんて、ゴルフバッグよりも大きいし珍しいと思っていたのだが、別に驚いた感じは見せない…
 この時はその理由までは分からなかったが、とにかくそう感じつつも6輪デミオは広島空港を後にした。



 山陽自動車道に乗り、途中のSAでもみじ饅頭ラムネなんつう奇想天外な飲み物を買い、「アレ意外と普通の味?つうか饅頭っぽくはないな…」と思いつつも西に進み、広島高速を伝ってサクッと広島市の中心部へ。

 この日は広島のど真ん中、薬研堀(やげんぼり)という繁華街の近くのホテルに宿を取っていた。
折角自転車を持ってきたので市内を巡るか…?という考えも頭をよぎったが、ホテルで契約している駐車場が見事に立体駐車場で、めんどくさくなり結局後ろに入れたまま車を停めてしまった。


 チェックインするや否や、「すいませ~ん、この辺でお好み焼きの店ってどこにあります?」という典型的過ぎる観光客の質問をフロントに浴びせたところ、やはりスンナリと幾つかの店を紹介して下さり、そのうちの一軒「ちんちくりん」という妙ちくりんな名のお店に行ってきた。


 ここは、どちらかというと居酒屋に近い営業形態ではあったが、店員が元気だし一人でもそれ程抵抗は無かった。
ビールにお好み焼きという、もうどうしようもない位定番のコンボに舌鼓を打ち、調子こいて追加で鶏肉の鉄板焼きなんぞも食べ、満足の夕餉となった。

 で、その後は広島一の繁華街である薬研堀とその周辺をひたすら散策し…イヤ俺はいたって品行方正な夜を過ごしたと思うよ。


 次の日、夕べ摂りすぎたカロリーを消費すべく自転車…を立駐の車から出すのはかったるいので徒歩にて市街地を散策。

 散策しているうちに、ふと2年前に泊まった宿の近くまで来て、ふと2年前に朝バイキングを食べたレストランが目に付き。


 ふと気がつくと朝バイキングを食べていた俺。

 何だかこの夏のメタボ解消に弾みがつきそうな旅となりそうな悪寒のこの旅、多分この後は自転車が活躍すると思われ。