みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

羽田へのアクセスは自転車が便利です。~広島「輪空」旅行記その1~

2008-09-02 00:34:17 | 自転車
 世に「マイレージ」というものがある。


 航空会社が、乗った路線のマイル数に応じて名前もそのまま「マイル」という要するポイントを与え、それが一定数貯まると飛行機に乗ることができると。

 俺はそれ程頻繁に飛行機に乗っている訳ではないが、JALこと日本航空のクレジットカードを使っているため、あんな物やこんな物をクレカで購入していくうちに自然とマイルが貯まっていくという塩梅である。

 で、マイルには期限があるため、ここらでチョロっと飛行機に乗ったろうと思い立った訳だ。

 最初、兄貴が留学しに行っている(ちなみに明日帰国するが)上海に乗り込んでみようとも思ったのだが、兄貴も帰る間際であまり世話になる訳にもいかんし、海外の、それも言葉の良く分からん中国への一人旅は何となく気が進まん(昔ソウルに一人で行ったことはあったが…)かった。

 そこで、このブログでこないだくろ☆ねこ氏に紹介してもらった、中国は中国でも日本の中国地方、広島県にある「鞆の浦」に行くことにした。


 自転車を連れて。


 雑誌等で飛行機の輪行も簡単に行けるという話があったし、つうか俺はそもそも2年前にハワイに自転車持ってって160kmほど走ってきたこともあった訳で、まあ普通に考えたら楽勝だろコノヤロウ(笑)とばかり、飛行機及び宿を予約。


 予定通り有給を取り、8月27日にレーパン履いて羽田空港に行った。

 大方の下馬評もとい天気予報が傘のマークを広げていたこの日の朝は、しかし降るでもなく晴れるでもない自転車には丁度いい陽気で、ワクテカ度MAX状態で羽田空港に突撃。


 世に羽田空港出発フロア前の道に車を横付けする人は数あれど、自転車で横付けする奴はそうそういるまい。つうか地方空港と違い、羽田近辺の道は歩道の類が全く無い構造なので、頻繁に通るトラックに軽くびびりはしたが…


 さらに、乗ってきた自転車を輪行袋に入れる作業を開始。

 タイヤを外したり後ろの変速機保護用の金具をつけたりしていると、背後からどこかの家族の声が。

 「パパ、行ってらっしゃい!」と女の子の声。

 チラと見やると、これから単身赴任か、出張にでも行くのか分からんが、お父さんを車で羽田空港まで送りに来た奥さんと娘さんの姿が。

 何かドラマのワンシーンでも見ているような気分に浸りつつ、妙にホクホクしながら自転車を収め、そろそろ完了という所でもう一回振り向いてみると、女の子がこちらをガン見してた…
 まあ確かに、こんなところでしかも自転車を袋詰めしている人間などそうそういないだろうからな…女の子にとって不思議な夏の思ひ出にでもなってくれれば良いが


 無事輪行袋に愛車シャウラを詰め込み、預け荷物とするためカウンターに。
 飛行機に乗る人なら分かるかもしれないが、荷物は必ずX線検査を受けないと行けないのだが輪行袋は検査機に入らず、袋を開けて直接見てもらった。

 だが、重量も自転車+αで11kg程度、特に追加料金を取られることもなく無事預かってもらった。その代わり自転車の破損は保障されない旨の了解サインをしたけど。

 ちなみに、自転車を預ける際は特にタイヤの空気圧を下げる必要はなし。特にロードは7とか8気圧は平気で入っているもんなので、相対的にいって大気圧が多少下がっても大したことは無いのである。


 そんなこんなで、無事飛行機に乗り広島への旅路の幕は切って落とされたのだった。

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