ナザレでの2泊3日の生活かここから始まります。
鍵をゲットして中に入り「台所」フムフム、「リビング」フムフム、そして部屋は?
なんと一部屋だけがツインで後の2部屋はダブルベッド寝ても大丈夫だが・・・
女同士と言えどうもダブルベッドに慣れない私・・・
リビングが結構広く、巡礼組の私達寝袋もある事だし,ここで寝ても良いなあ
よくみればスペアベッドが2台用意されていた。
別のツイン一部屋があればもう一つ借りても良いと思い交渉すると、明日1泊なら空いているとの事。しかし、全員が何とかなるよと言ってくれた。
折角の広いリビングでゆっくり出来ると思ったが、数多くの辛抱をして来た主婦ばかり。
2人のベッドがあってもお茶を飲むスペースはあるようでこのまま過ごす事にする。
翌朝の早朝日の出は中止として、今からケーブルカーで丘の上まで行き海岸の眺め等々を楽しむ事になった。
ナザレと言う名前は8世紀に西ゴート王ロドリゴがロマノという僧を共にこの地までやって来たとき、彼が携えていたマリア像が遥かイスラエルのナザレのものだった事に由来するとか。
崖上からの海岸線や町並みの眺めは素晴らしく、早朝日の出を見る事が出来なくても満足。
崖上のシテイオ地区は見所が集まっていて、聖母マリアの奇跡が起こりメモリア礼拝堂がたてられた。内装は美しアズレージョで覆われていた。
ここは独特の習慣と服装(男性はチェックのシャツにフィッシャーマンセーターと黒い帽子、既婚女性は7枚重ねのスカート)で知られる。又、夏にはポルトガル国内はもとよりヨーロッパ中から訪れるバカンス客で砂浜は埋め尽くされるとか。
町を歩くと黒装束の女性を多く見かけるがこれは夫に先立たれた女性だという。今時こんな風習が残っているとは?かなり高齢者風だったのできっとある程度の年齢になった女性達は着ていないのではないかと思われる。
「風と共に去りぬ」でスカーレットが黒の喪服を着てダンスパーテイ中我慢しながらカウンターの下でお尻でリズムをとっていた場面がよみがえる。
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