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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

白洲次郎 第一回

2009年02月28日 | 定年後の徒然日記
早速のコメントです。
まずは面白かった!

少し残念だったのは、若き日の英国留学時代のエピソードをほとんど素っ飛ばしてしまったこと。もう少し若き日々の本場のジェントルマン勉強時代を見せてほしかったなぁ。面白い話がワンサカある夫婦なんだから、もう少しじっくり物語を展開させたほうが見応えがあると思うけど。三回で完結じゃもったいない。

そういえば、篤姫の幼少時代も素っ飛ばし、天地人の兼続の幼少時代も素っ飛ばし、幼少時代って涙をそそるものなのに、とりわけ高齢者は孫を思い出すのか幼少時代の可愛さや可憐さに心を奪われるんだけど、プロデューサーが若いのかなぁ。「おしん」の国民的大ヒットの最大要素は「おしんの幼少時代の苦労話」なんだから。

父・文平の往生の仕方はカッコイイ。
事業をつぶし財産を無くしても矜持は捨てず、自分の棺桶を作らせて酒を飲みながらほくそ笑む。田舎暮らしで花に囲まれて往生を遂げる。遺書には「葬式無用、戒名不要」とあった。あっぱれ!

次郎役も正子役も英会話が上手い!あれは本物?
容姿も立ち居振る舞いも会話も気障すぎるほどで丁度良い人物像だし、両者ともはまり役だ。

武相荘の建物のディテールをもっと良く見せてほしいな。なにしろ、田舎の民家(庄屋クラスの民家だが)を買い取って、現代和風にリフォームしたんだけど、そのデザイン的センスは建築を志す者にとっても興味津津。

次回も目が離せない。
TVを楽しみながらモルトも楽しむ…カミさんも楽しんだようで良かった。

老後の人生を楽しむ趣味、持ってる?

2009年02月22日 | 定年後の徒然日記
元気で楽しく余命20年を生き抜く条件・五項目の三番目
「老後の人生を楽しむ趣味や娯楽があること」

老後の人生を楽しむ…これが無かったら生きている楽しみがないのも同然。
老後の…というところがポイントね。つまり

・皺がよっても
・加齢臭が出てきても
・小さな文字が見えなくなっても
・耳が遠くなっても
・固いものが噛めなくなっても
・足腰が弱くなっても
・あっちのほうが役に立たなくなっても
・愚痴が多くなっても
・頑固になっても
・昔は良かったと思いを馳せても
・今時の若い者はと憤慨しても
・年金暮らしで経済的余裕がなくなっても

それでも楽しめる趣味や娯楽を持たないと老後の人生が楽しめないっと言う事。
そういうお前の趣味は何かって?
もちろんバラ!薔薇!ばら!

だが、課題はある
皺がよっても、加齢臭が出てきても、耳が遠くなっても、固いものが噛めなくなっても、あっちの方が役に立たなくなっても、愚痴が多くなっても、頑固になっても、昔は良かったと思いを馳せても、今どきの若い者はと憤慨しても…バラ栽培には問題無し!
しかしながら…
老眼になると細かな観察が出来ない。にっくきバラゾウムシが捕まらない、バラクキバチやチュウレンジバチも捕まらない、三月四月の芽かきも出来ない、外芽の上1cmでの剪定も手が震える、斜面では腰が定まらない、苗床は深く掘れない、ゴロ石は運べない、寒さが身にこたえる、暑さに目がくらむ、何事も適当になる…七十を超えたらちょっと難しいかも。

通っているスポーツジムの常連さんは80歳、でも週三日はジムに通う。目的は好きなゴルフを続けたいからだそうだ。
何事も努力、鍛練ね。歳をとっても、ずっとダンディーでいたいから。

ダンディーといえば白洲次郎!
白洲次郎みたいな老後?そりゃ無理か…

白洲次郎は41歳で隠居を目指し、町田の武相荘で晴耕雨読を楽しんだとか。
ね、タケちゃん、tsukaさん、ESさん、城ヶ崎2号さん、白洲次郎を見習わなくちゃ!

白洲次郎、終戦後の日本を代表してGHQと渡り合った男。
終戦処理がようやく終えた次郎57歳は、以後、妻の正子と鴨川で本当の田舎暮らしを始める。伊豆高原じゃなかったが。
ツイードが似合う鼻筋の通ったいい男だし、Gパンをはいた初めての日本人だ。
次郎はジローでも随分と違うなぁ…まぁ、日本のダンディーの元祖ともいえる白洲次郎と比べるべくもないか。
28日夜9時からNHKドラマスペシャルで始まる。これは見なくっちゃ!

体脂肪率とBMI

2009年02月21日 | 定年後の徒然日記
やったぁ~!
ついに体脂肪率とBMIが両方とも23レベルに到達だ~~!(ほとんど絶叫調)
この苦難の推移を見て欲しい!9ヶ月間におよぶ血と汗と涙の記録だ。



ここまで来るまでの苦労・努力・希望・絶望の繰り返し…その壁を乗り越えてついに達成した自分を「誉めて」やりた~~~~い!

自分へのご褒美に、今夜はポテトチップスと冷凍枝豆と焼き鳥を肴にホンモノのサッポロ黒で祝杯をあげなくちゃ。


で、BMI…つまり肥満度の値を説明すると
肥満度(BMI)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
だから、体重73kg÷身長1.76÷身長1.76=23.56 (四捨五入だと24になっちゃうけど)
BMI23台なんて「凄い出来事」でしょ!
でも標準体重(1.76×1.76×22=68.15kg)と比べるとまだまだだけどね。

ある資料によれば、標準体重が
・+20%以上は体脂肪削減要す
・+10~20%は過体重につき減量要す
・-10~10%は標準範囲内
・-10%未満は痩せ過ぎ
というから、(73-68)÷68×100=7.35% ⇒ つまり、標準の範囲内に収まってるという事じゃないか。やれやれ。

しかも!
体脂肪率23% これが凄い!

体脂肪率は男性の場合25%を超えれば体脂肪を減らす必要ありといわれるから、なんとかセーフなんだけど、体脂肪率23%という事は73kg×23%=16.8kgがラードということ。16.8kgのラードを抱えてる???恐ろしい…。それでも去年の6月からラードを5kgも削減したんだよ、これって凄い事だと思わない?

体脂肪率の適正範囲は15~20%というから、あと体脂肪率を3%落とさなければ。つまりラードを2.2kg(2200g)も燃やさなければならないということ。
体脂肪は「1g=7Kcal」だそうだから、2200g×7=15400Kcalもラードを燃さなければってこと?一万五千四百カロリーを燃やすって貴方…どうやって燃やすのよ…


食事療法に運動をプラスして1日の消費エネルギーを摂取エネルギーより300Kcal多くすれば、15400÷300=約50…なんだ、50日で達成出来るじゃないか!
計算上は簡単ね。

適当な運動量の計算例が某サイトに掲載されていたので、その計算式に従ってはじいてみると…

身長176㎝の標準体重は 「標準体重(kg)=身長×身長×22」だから、1.76×1.76×22=68.15kg
①1日の適正摂取エネルギー : 標準体重×25=68Kg×25=1700Kcal
うぅ…この段階で既にオーバーだ。小生の摂取カロリーは概ね2300~2500KCal、ということは食事だけで既に一日あたり600Kcal以上もオーバーしている計算だ。

②オーバー分の600Kcalを運動で燃焼させるとなると?
サイクルマシン40分+ウォーキングマシン40分+筋トレ20分+ストレッチ10分で汗をた~っぷりかいたって、消費するエネルギーはせいぜい400Kcal。毎日これだけの運動をしても未だ200Kcalが余るから、これはもう食事での摂取カロリーを落すしかないか。やっぱりポリパリをゼロにしないと…・

そもそも!どうしてそんなに体脂肪を気にするんだよ。ジロー(猫)だって、たらふく食って、日がなゴロゴロ寝ていて、リスに脅かされて、メタボ猫になり果てたって、16年(人間だったら80歳)も生きながらえて、さらに未だ五年は生きるだろうと思われる化け猫級の猫だっていうのに。もっとも最近のジロー(猫)は歳のせいか、ほとんど寝てる・足腰が弱くなった・ボケの症状が出てる(エサを催促を何度もする、やたらとうるさく鳴く、夜中に徘徊する、トイレを失敗する)。

何か?カミサンの為に長生きするんだってか?嘘ばっか…ジーパンをもうワンサイズ落としたいだけの理由じゃないんかい? で、ジーパン、ワンサイズ落してどうすんのよ。ん?もてるってか?誰に?
腹筋100回!


夏ミカンのピール作り その2

2009年02月16日 | 定年後の徒然日記
日曜日、今日も暖かい陽気です。

昨日水にさらしておいた夏ミカンの皮を更に数回流水で洗い、大きな鍋に皮を入れて砂糖を入れます。サイトで紹介されているレシピには皮の重さと同量か8割の砂糖を計るとありますが、カロリーの事を考えて皮の重さの三割程度の砂糖としました。

最初は二割程度の砂糖を入れた皮を煮ます.

最初は中火で、グツグツ煮えてきたら弱火で煮詰めます。みかんの皮の白い部分が透き通ってくるまで弱火で煮詰めます。90分ほど煮詰めると白い部分の皮が透き通ってきます。時々鍋をあおって砂糖が均等にまわるようにします。シャモジで煮えている皮を寄せると底の方に密がたっぷり出てきます。

更に残りの砂糖を追加します。弱火でさらに30分ほど煮ます。途中鍋をかえしてムラなく煮えるようにします。皮に透明感が出てきました。鍋底には透明な密が溜まっています。ためしにスプーンですくって飲んでみると…夏ミカンの香りがする甘~い密です。

煮詰めた夏みかんの皮をザルにとって蜜を落とします。ザルから流れる蜜は鍋で受けて瓶に保存しておきます。後でこの蜜をつかって寒天蜜豆をつくります。
皮が冷めたらグラニュー糖をまぶして包装紙の上に伸ばして並べます。



扇風機で乾かします。ここからが長いんです。なかなか乾きません。


乾いたら完成なんですが乾くまで二時間以上かかると思うので、その間に春の陽気に誘われて大室山に散歩に出かける事にしました。河津桜が咲いています。



菜の花も満開です。家族連れで賑わっています。お弁当を開いてピクニックの家族たち、幸せそうな笑顔で溢れています。僕たちも幸せです。こういう穏やかな幸せがずっと続いてほしい。


帰りにカインズによって、ピールを小分けしていれるセロファンの小袋とモール付のひねり飾り、食品用の乾燥材、を買います。

大室高原のぶどうの実でパンを買って家のデッキでランチをする事に。最近はこのパン屋さんばかりご愛用。すいらん荘のフィヤフィヤさんのパンは美味しいんだけど値上げしてあまりにもお高くなったので最近は足が向きません。

家に帰って扇風機で乾かしている皮を確認すると…まだ乾いていません。で、引き続き扇風機で乾燥を続けます。昼食が終わって更に一時間後…ようやくピールらしい乾燥感になってきました。

試食!
ご機嫌な美味さです!さっぱりした甘さで夏ミカンのほろ苦さも加わり美味し~~~い!上出来です。

さぁ、袋詰めです。家内も動かぬ右手を使って袋詰めを手伝います。なかなか上手くいかないけど頑張って手伝ってくれました。袋には乾燥材を入れて、モールのひねり飾りをつけて出来上がり!


家内がお世話になっているデーサービスのお仲間にプレゼントしようと30個の袋を作りました。喜んでくれるかなぁ。

夏ミカン蜜で作った寒天蜜豆もGOOD!


娘と一緒の土日は家内が一番喜んでくれる日だ。娘に感謝。

夏ミカンのピールとジャム作り

2009年02月16日 | 定年後の徒然日記
「土曜日の午前中に飛騨牛が届くからね」
次女からの電話。えっ?飛騨牛?それって偽装肉のこと?
本物だよ…多分…金曜日の夜行くからね。

土曜の昼前、飛騨牛が届く。誕生日カードが添えられていた。フル年金もらえる歳になったって、あんまり目出度くないんだけどなぁ。
見事な霜降り肉…うん、偽装じゃなさそうだ。

今夜は久しぶりのスキ焼だから、運動がてら散歩に行こう。春どころか初夏とも思える陽気に誘われて、松川湖の蝋梅を見に行った。蝋梅はもう散り際だったが、松川湖畔は美しかった。




澄みきった水、おいしい空気、山、緑、こんなに豊かな自然の公園があるのに、しかも、この陽気の土曜日なのにガラガラです。フライフィッシングする人、釣りを楽しむ親子、その他数組の家族がのんびりと散策しているが、もったいないほど空いています。


スキ焼の前に、もう一働き。たわわに生る夏ミカンを、リスの餌食になるまえに収穫して、夏ミカンのピールとジャムを作ろう。一人じゃ大変だけど、娘と二人なら作業も捗るだろう…と思ったら大間違いだった。ネットで調べたレシピに従って作業を始める。

まずは収穫。夏ミカンの木は一株だけど、三十個ほどの大きな実をつけている。大きな袋に取り込んだが三十個の重量はそうとうなものだ。こんな重いものをぶら下げて夏ミカンの木も大変だねぇ。全部収穫しちゃったから、軽くなっただろ。身軽になって五月になったらいっぱい花をつけて、また沢山実をつけてくれよな。

では、レシピどおりに作業を開始しよう。二日がかりの作業だから、ブログも二日がかりでね。

1.夏みかんをよく洗う。
30個の夏ミカンを収穫したけど、あまりにも多すぎるので15個だけにしておきます。

もちろん、無農薬栽培だから表皮だってきれいだけど、スポンジでゴシゴシと入念に洗います。

2.表皮を削る
頭部のヘタを切り取り、ピーラーで表皮を薄く削ります。ピーラーだと、少し力を入れると皮が厚くむけてしまいます。だから、軽~く削ります。表皮を薄く削り黄色い色が残ります。削り取った表皮はジャム用にとっておきます。



3.皮を刻む
縦十文字に切れ目を入れ(4つ割り)、皮をむきます。白い皮をそぎ落とさないように皮をむきます。皮を短冊に切ります。

4.下茹でして苦味を取る
鍋に切り分けた皮と、たっぷりの水を入れて火にかけます。煮立ったら湯を捨てて流水で洗います。その後、冷水にさらして一時間ほどおきます。そして水を取り換え、また流水で洗い、また水にさらして一晩おきます。(苦味を取る)

5.皮を剥いた実を包丁でぶつ切りにして、白い皮の部分と種を刃先で削ぎ落とします。


6.表皮に熱湯をかけ、よく洗い、細かく刻みます。

7.実と刻んだ表皮を鍋に入れ、実の重量の30%くらいの量の砂糖を入れます。
ネットのレシピでは、砂糖は実の重量の50%以上という解説がほとんどです。50%以上砂糖をいれないとトロミが出ないのだそうです。でもカロリーオーバーが心配だよね。
で、娘からの提案。「寒天粉を使ってみたら?」 それ、グッドアイデア!

8.グツグツと煮る。
中火で煮たてたら、その後は弱火でグツグツと。シロップがいっぱい出てきます。グツグツと煮続けます。焦げやしないかと気が気ではないけど…だけど中々煮詰まりません

取り切れなかった種や薄皮が浮いてくるので掬い取ります。
30分…60分…90分…もういいかなぁ。

9.寒天粉を大匙スプーン一匙ていどを振りかける。
しゃもじで軽く廻しながら、もう少し煮ます。

10.火を止めて冷まします。

11.少し味見…・う、う、美味~~~~~~~~い!
早速、トーストを一枚焼いて、たっぷりの熱いジャムをのせ試食します。

おぉーーーーーーデリシャ~ス!
スーパーで買う伊東産のミカンジャムと食べ比べます。
自家製のほうが、ずっと、ずーーーーーーーっと濃厚で…美味~~~~い!

12.瓶を煮沸消毒して、熱いジャムを入れます。自然に冷まします。ある程度冷めたら冷蔵庫に。


完成したジャムです。大きな瓶に二つ、中くらいな瓶に一つ。一つは娘のお土産に。残りのジャムを夫婦二人で食べきるのに二か月くらいかかるんじゃないかなぁ。

13.翌日のピール用の皮は一晩水にさらておきます。


夕食は家族三人で豪華な飛騨牛のスキ焼…久しぶりに美味い肉をたらふく食べて…すでに1キロ体重オーバーに。でも、満足な夕餉でした。
では、明日のピール作り後半戦を乞うご期待

独居老人となり身体不自由になったらどうする?

2009年02月11日 | 定年後の徒然日記
さて、経済的自立が出来たとしても、伊豆高原を終の棲家とする老後の夢を全うするには、夫婦二人共に健康で仲良く暮らせることが大前提となる。
しかしながら、夫もしくは妻のどちらかが何らかの病気や怪我や事故で逝ってしまう事も十分あり得る話だ。予期せぬ出来事で高齢者の独り暮らしとなってしまい、しかも病気や怪我で我が身が身体不自由になった場合でも、伊豆高原の自宅で暮す事が出来るか?

最悪な状況に陥ってしまった場合に、どのような生活をおくる事が出来るかも考慮しておかねばならぬ。心配症だなと言われそうだが、ここを終の棲家とするかどうかを考えるのであれば、人生最悪の場面も切り抜ける方策も考えておかねばなるまい。

例えばあなたが、齢65歳を超え、一人暮らし、かつ、病気や怪我や事故により、自分一人では日常の生活もままならぬ事になってしまったとしよう。たとえば身体の状況は

① ベッドから自分で立ち上がり、手摺、歩行器などを使って、少しの時間と距離なら家の中を移動できる。幸いに家の中はバリアフリーであり、寝室は一階にある。尚、階段を上がる事は出来ない。(住まいの設計条件は極めて重要)
② トイレはシャワートイレで寝室に接しているので、自分で排泄処理が可能。(この設計条件も極めて重要)
③ 着替えなどは若干の補助を要する。
④ 掃除、炊事、後片付け、洗濯、取り込み、アイロン掛け、収納、寝具の交換などは出来ない。尚、予め用意された材料で、トースト・果物・卵・コーヒー程度の簡単な朝食なら自分で用意も可能。
⑤ 一人での外出は不可能。車の運転は出来ない。買い物や医者に一人では行けない。
⑥ 年相応の物忘れや反応の悪さ、軽い難聴があるが、いわゆる認知症には至っていない。
⑦ 携帯電話を使い人との会話は何とか出来る。
⑧ 簡単なパソコン操作は可能(簡単なEメール、お気に入りのサイトを見る、など)

さあ、どうする?
子供たちの世話にならず、高額な有料老人ホームに入る事もなく、伊豆高原の終の棲家で生き抜く事は可能か?

答えは「可能」だ。ただし住まいのバリアフリーと寝室・トイレの位置などは必須条件となるだろう。

事例に見られる身体状況で受けられる介護サービスの事例を、拙宅が世話になっているケアマネージャーさんの協力を得て組み立ててみた。もちろん、終の棲家で在宅しながらの生活支援だ。

① 介護ヘルパーさんは、月・水・金の週三日、12時から15時までの三時間のサービスを受ける。サービスの内容は、掃除、炊事、後片付け、洗濯(全自動)、寝具天日乾し、アイロン掛け、収納、寝具の交換、買い物、歩行訓練などを目的とした周辺の散歩付き添い、薬の管理、銀行・病院・役所などへの付き添い、などが対象となる。
② 近くのデーサービスも活用する。火・木・土の週三日、9時~15時とし、昼食とお風呂はデーサービスのお風呂を利用する。
③ 福祉用具として電動介護ベッドおよびその付属品などのレンタルを受ける。

以上の状況と介護サービスを受けた場合は、ほぼ、介護保険の範囲内で賄われる。ただし、通院の為の介護タクシーやデーサービスの為の着替えや送り出しなどの部分は自己負担部分となるだろう。その場合の介護保険外自己負担料金は2時間以上の場合で1時間あたり2350円となる。

仮に介護保険外の介護サービスを毎週一回3時間(月に4回12時間)受けた場合は、12時間×2350円=28200円が自己負担部分となる。

その他、市の配食(夕食)サービスを受けた場合は、一食450円で夕食弁当を配達してくれる。(週三回まで)市の配食サービスの他、民間の高齢者用弁当配食は昼食弁当500円程度、夕食弁当で700円程度で日替わり弁当を配達してくれる。

これだけのサービスを受けた場合でも自己負担総額は月額32000円~35000円程度。ならば、たとえ一人身になって半身不随になったとしても、終の棲家で余生を全うするのも不可能ではない。わがニッポン、捨てたものではない。
と期待するのだが…我が国の福祉政策もコロコロと変わるし財政悪化も歯止めが効かないし…。安心の担保は難しい。

年金のみで十分暮せる!

2009年02月10日 | バラ日記
月額30万円はちょっと多いのでは?そういう声もあろうかと、少しだけ節約した生活費も試算しました。
いえ、節約といっても、温泉付きを止めること・電気を少し節電すること・年金以外の所得がないこと(市・県民税・国保・介護保険料などが安くなる)・生命保険を節約すること・食費を健康目的に節約すること・夫婦共に健康なこと(医療費削減)・その他雑費も節約する事だけです。
車(ホンダFIT級)・インターネット・ケーブルテレビ・月一回の東京行き、月2回の外食、趣味娯楽(または居酒屋)などの費用は削っておりません。で、結果は




月額249,125円、年間298万円、モデル世帯の年金のみで十分暮せる!

更に!
今住んでいる住まいを売却して、伊豆高原の終の棲家に住み替えて、1000万円もお釣りがくれば万々歳、万一の時に備えての蓄えも出来ます!
世の中超不景気に付き、伊豆高原の中古住宅も値下がりしてます!
今が買いです!今こそ決断の時です!ね、ね、ね!

なぜか不動産屋的セリフになってしまいました。決して不動産屋の回し者ではありません。

経済的自立・老後の生活費

2009年02月09日 | 定年後の徒然日記
還暦後の余命二十余年を生き抜く法、その一、「歳相応に健康であること」は、ほとんど胃カメラの話で終わってしまった。で、その二は、「経済的自立」

経済的自立とはどういう事か?
自分の貯え(老後の為に積み立ててきた公的・私的年金や預貯金などの流動性資産・土地建物などの固定資産・国債や社債・株式・保険などの投資資産など)のみで生涯生活出来る事を指し、人から施しを受けない自活力がある事をいう。とりわけ、息子娘などからの経済的支援を受けないで生活できる経済的自立は老後を安心して暮らす条件の一つだと思う。

では、伊豆高原における老後生活はいくらかかるのだろうか。伊豆高原の生活費とあるが、ご当地でも首都圏でも他の地方都市でも生活コストはそれほど大差ない。まずは老後の生活費を算定してみよう。生活費といってもピンキリだが、まぁ、この位がほどほどかというレベルで試算してみる。




温泉費+水道費:伊豆急別荘地は温泉付きが多い。伊豆急メンテナンスが管理する温泉使用料(我が家の場合)と水道使用量の合計。電気は照明器具と家電・エアコンの空調コストの月額平均。(因みに全館空調)、尚、灯油はFF暖房器の熱源のみ使用。市県民税と国保・介護保険料は未だ年金以外の収入があるため少々高額となっているが、一年後は年金のみの収入となり半減する見込みだ。医療費の90%は家内の通院費と薬代。特段の病気がなければ月額5000円もみれば十分だろう。

つまり、住宅ローンなどの借金が無ければ、月額30万円未満である程度の余裕ある生活は出来るだろう。総務省が発表した「家計調査(平成17年)」によれば、高齢者世帯が実際に必要とする生活費は月額約27万円だというから、まあ近からず遠からず、ほどほどの計算結果となった。

一方、厚労省がいうモデル世帯(平均的なサラリーマン世帯で専業主婦)の年金額は月額23万3千円だから、老後の生活費を月額30万円とした場合、預貯金からの取り崩しは月額67,000円となる。一年間の取り崩しは804000円だ。預貯金と生活物価の上昇率を差し引きゼロとした場合、老後二十年間の資産取り崩し額は1608万円となる。どうやら1600万円の流動性資産があれば、インフレとかの経済の激変がないかぎり老後の経済的自立はなんとかなりそうである。

ただし、経済的激変や社会的激変、戦争や地殻変動や大災害に見舞われない限りであって、そもそも、この数年を見ても100年に一度などという世界経済の大不況がおこるのであるから一寸先は闇だ。世界ナンバーワンの自動車メーカー・トヨタでさえ明日の事は判らない。


伊豆ガーデニングクラブ総会とバラ講習会

2009年02月09日 | バラ日記
2月8日(日曜日)伊東市観光会館第一会議室において総会とバラ講習会が開催されました。
参加者はクラブ会員と一般からの参加者を含めて60名。今年は伊豆新聞等のパブリシテイーが開催日間際の小さな掲載となったせいか、一般参加者の参加が少なかったのが残念。それでも60名の参加で賑やかにスタートしました。



総会に先立ち、代表幹事の挨拶に続いてローズ部会幹事を仰せつかるジローの進行によりバラの講習会の開催です。
本日の講師は例年通り、河津バガテル講演・園芸責任者の山本健生(たけお)先生。
演題は「冬のバラ管理」です。



冬のバラ管理は「剪定」と「寒肥」そして病気害虫予防について。
冬剪定は、三年以上経った老化した枝・病気の枝・枯れ枝・箸より細い貧弱な枝の際からのカットを行い、その上で、モダンローズなら全体の1/2程度を、オールドなら1/3程度を外芽の上でカットと剪定の基本をご教示いただきます。続いて、寒肥の施し方、水やり、病気害虫の予防の考え方を教えていただきました。お話はバラ管理の基本的考え方に終始しましたが、バラ管理の基本を改めて考える良い機会でした。

続いてお待ちかねの「バラ苗抽選会」の始まりです。
当りくじのバラ苗は山本先生のお持ちいただいたモダンローズ苗(14株)、ダマスクローズなどのオールドローズ(5株)、それとクサツゲという鉢(3株)の合計22株。



参加者が60名だから当選確率は38%。概ね2.6人に一人は苗がもらえる勘定です。もっともジローはクジ運まるで無し、生まれてこのかた宝くじ・馬券・パチンコ・麻雀・おみくじ・ラスベガスのスロット・ビンゴゲームの類まで当たった事は一度もありません。最大の当りはジャンボ宝くじで1000円が最高という情けなさ。おかげで賭け事にお金を使う事は無かったです。

今回の抽選方法は、参加者に配られたクジ番号カードと同じ番号カードを箱に入れ、目隠しをした講師の山本先生が22枚のカードを引いて、同じ番号札を持った人が当たりとなる仕組み。ワイワイガヤガヤ、当選番号発表の都度、会場は嬌声と悲鳴(?)につつまれ興奮のうちに全22株がさばけていきます。もちろん、クジ運ゼロのジローは今回もハズレ!情けない…

バラ苗抽選会が終わると、続いてクラブの総会へと移行します。

代表幹事の進行により、
総会開会挨拶
2008年度活動報告
2008年度会計報告
2009年度活動計画
2009年度幹事紹介

と続き、目出度くお開きとなりました。
帰途に目にした大室山は山焼きの後で真っ黒焦げでした。

ゲホッ、オエッ、オェ~~~~~~~~

2009年02月03日 | 定年後の徒然日記
ついにその日がやってきた。
昨晩七時から既に戦いは始まっていた。空腹との戦いである。
看護士から渡された紙にはこう書かれてあった。

・前の晩七時以降は何も食べないでください。
・当日起床以降は水も飲んではいけません。・タバコもダメ、薬もダメ、何でもダメなものはダメ!
・当日は朝9時30分に始めます。覚悟して来てください。(んな事は書いてなかったが)

昨晩18:30 
消化の良い夕食との指示で「鮪とアボガドの和辛子混ぜ海苔かけご飯」と「ジャガイモとワカメの味噌汁」を作った。「酒の肴」という居酒屋名店のレシピ付料理本が教科書だ。(この本、男の手料理本としては最高!)
で、ビールは?もちろん、夕方5時からの水戸黄門を見ながら家内との晩酌は欠かせない。だが、翌日に備えて500ml缶一本に抑える…と思ったが結局は追加の500mlもう一本ね。

昨晩23:00
もう寝よう。早々と床に入りる。
(これは…良くないですなぁ…出来るだけ早く専門医のところへ…なんて言われたらどうしよう。手術となると最低一カ月は入院だし…その間、家内は…。ジロー(猫)もペットホテルなんて入れたら気が狂っちゃうだろうし…)
あれこれと不安が湧いてきて眠れない…と思う間もなく薬が効いてきてグッスリ。

今日の朝6:00
いつも通りの時間に目が覚める。そう…今日は「その日」だ。いよいよ運命の日だ。少し早いが準備を始めよう。まずは家内の朝食を。もちろん僕は食べられない。水も飲めない。ウィスキーもビールもダメ(当たり前だ)

今日の朝8:00
家内、心配そうに声をかけてくる。
「ダイジョウブ?…シンパイ…ダイジョウブ?」
なに、大丈夫だよ、心配することないよ、9時に出かけるからね、10時過ぎには帰ってくるよ。その間、ベッドで休んでいてね、お昼はチーズサンドとコーヒーでいい?」

今日の朝9:00
じゃ、行ってくるよ
「ダイジョウブ?シンパイ…イッテラッシャイ」

そしていよいよ「今日のその時」が来た。

「○○さ~ん…お待たせしました~」
看護士さんが自分の名前を呼んでいる。お待ちしてませ~ん。いつも待ち時間は長いのに、今日に限って時間どおりに呼ばれるとは…不吉だ。

「えっと、血がサラサラになるお薬飲んでませんよね、高血圧・糖尿病もありませんよね…あっ、前立腺肥大が…」
そんな大きな声で言わなくても…

「お注射しますからね、筋肉注射…右肩をだしてください、あら、なにか鍛えてます?」
あっ、いえ、ほんの筋トレで…

チクッ 
「こんどは、このお薬を喉の中で5分間…飲んじゃ駄目ですよ」
(なんか舌が痺れて…飲み込まずに液体を喉の奥に留めるって結構難しいものだ)

「じゃ、先生が来ますからね~」

「いや、どうもどうも、お待たせして…」(お待ちしてませ~ん)

「ハイ、口を大きく開けて…あ~~ん」(ア~~ン)
シュッシュ…(喉の奥に刺激性の液体が…)

コホッ、コホッ

「大丈夫ですからね~、気を楽にしてください、すぐ終わりますからね、唾が出たら飲み込まないでダラダラだしておいてくださいね」
ダラダラと垂らすんですか?
「そっ、ダラダラとね、ハイ、じゃ、口を大きく開けて…」
あ~~ん

「はい、これを強く噛んでください!」
(いきなりプラスチックの太い管みたいなものが口を蹂躙して…)
アグ…

「入りま~す!」
入るって?何が? お、オエ~~~~オエ、オエ~~

「は~い、どんどん入ってますよ~」
オエ~~~~~~
「大丈夫ですよ~ちょっとの間ですからね~もう入ってますよ~(看護士さん、背中を擦ってくれる)

目の前のモニターは我が胃袋を…ピンク色して…襞が…どんどん管が入っていく…ピンクのトンネルだ、感動的でさえある。

「ふぅむ…十二指腸…炎症おこしとるねぇ…見えるでしょ、ほら、赤いテンテンが…」
ゲホ…アウ…オエ…
「まだ潰瘍にはなってないから…でも放っておくと潰瘍になるタイプだよ、でも心配ナシね、薬で治るから」
ゲホ…アウ…オエ…
「胃癌の…心配は...」
アウ…オエ…
「無いね…大丈夫よ。胃癌、無いからね」
!!!!!!
「あっ、ちょっと待って!」
アウ…アウ…オエ~~~~~~~~~~~~
「このちっちゃいの…ポリープだね…」
オエ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ま、これは…放っておいていいでしょ、じゃ、おわりね、抜きますからね~」
!!!!!!!!!!
ズル、ズルズルーーーー
(管を抜く時は…快感!)

胃カメラ終わって先生の診断
「ま、ストレス性の十二指腸炎ってとこね、お薬出しておきますからね」
は~い(妙に明るい返事)
「でも、悪玉コレステロール下がってないね、170か…卵取り過ぎないようにね」
は~い!
「ウィスキーはストレート駄目よ、炭酸かなんかで割ってね、運動してね、判りましたね、」
は~い!
「じゃ、帰ってよろしい」

帰りの車で聴くのはBBキング、るんるん気分で帰途についた。

還暦過ぎたら年一回は胃カメラしようね、出来れば大腸カメラもね、早期なら助かるからね。判りましたね。