定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

安心とリスクを掛けた夢をどう天秤にかけるか

2014年07月12日 | バラ日記

安心とリスクを掛けた夢をどう天秤にかけるか…難しいねぇ
老後の暮らしの安心を担保する事と、リスクはあっても夢を実現しようとする事は、往々にして反比例しちゃうでしょ。
ふ…この期に及んで未だ逡巡する?あきれるねぇ。
ま、性分だからさ。何歳になってもこの有様じゃ情けないけどさ。
若けりゃね、思った通りに行くまでなんだけど、老いるとね、リスク負うのは逡巡しちゃうのよ。
老いた証拠だわさ。嵐山の言う「不良」にはなれないねぇ。所詮凡人だわさ。


天空のレストラン「ペンション・エルブルズ」 ランチ

2014年07月09日 | バラ日記

注文したのはランチのフルコース。ビールを飲みながら天空を楽しんでいると、最初の皿が運ばれてきた。

手作りハムとセロリ・インゲン・パプリカ・アスパラガスなどのフレッシュサラダだけど、一つ一つの野菜の歯触りがいいね。インゲン・アスパラなんかは茹で過ぎると歯応えなくなっちゃうし半茹でだと青臭いし、その辺の加減がプロなんだろうけど。特筆すべきはドレッシング。オリーブオイルにアンチョビとバジルとニンニクを加えたソース…これが野菜の味を一層引きたてるのよ。アンチョビの塩気って強いからドレッシングとしてはソースが余ってしまう。そこで薄切の軽くトーストしたバゲットを注文。これをソースをつけて食すと…う~ん、いける!で、もう一枚…旨い!ビールが生きる!

二品目はパスタね。トマトソースがたっぷりにミントの香りが食欲をそそる。

ちょっと見ありきたりのトマトソースなんだけど、口の中にソースをほうりこむとトマトそのものがゴロリと出て来た。カットされたトマトがそのまま入っているっていう単純さじゃなくてね、きっちりソースになっているトマトそのものの食感…ボキャ貧弱でうまく伝えられないけど。

三品目はお頭付の黒ムツのグリル。背開きした黒ムツの上に、マスターが前日にルアーで釣りあげたシイラのグリルも添えてある。

昔はねぇ、黒ムツなんか沖の根周りでずいぶんと釣れたものだけど、今じゃ高級魚だよね。シイラのグリルも旨かった!シイラはスズキに似た味かな。どちらも淡白で上品な味は冷やした白ワインに合うだろうね。僕の場合はウイスキーだけど。そうそう、ビールの後はボトル棚におかれていたターキー8yをWのロックで。出されたグラスにはトリプルの量のターキーが満たされてました。トーストを食べ過ぎてしまい、この段階で結構お腹が膨れてきた。食前のビール中瓶とアンチョビドレッシングのトーストをバリバリじゃ腹も膨れるわな。

で、メーンは若鶏のソテーね。なんだ鶏肉ソテーか?じゃないのよ。出された鶏肉の一点に目線が集中する。

パリパリに焼かれた皮と見るからにジューシーな肉の間に、た~ぷりのソースが…。このソースの構成は…?アンチョビと黒山椒とバジルとニンニクをつぶしてオリーブオイルであえたソースを鶏肉の皮と肉との間に詰め込んでオーブンで焼き上げた?間違ったらごめんなさい。でも、鶏肉という素材をここまで引き立てる料理人。プロだねぇ。あっ、添え物のブロッコリーの歯触り、どうしたらこんな歯触りの茹で方が出来るの?

〆は旬のヤマモモソースをかけたシャーベット。別腹にしっかり入って、いやもう満腹満腹。

ランチ、終わってみると何と3時間。天空の景色を楽しみ、お喋りを楽しみ、料理に舌鼓を打ち、至福の3時間はあっと言う間に過ぎていきました。
天空のレストラン「ペンション・エルブルズ」 ジロー一押しのレストランです。

http://www.elburz.jp/

 

 

 


天空のレストラン「ペンション・エルブルズ」

2014年07月08日 | バラ日記

原点復帰のコンセプト「シングルモルトと音楽と大人の夜時間」をどう表現するか…。思いを表現する店として内装替えを目論んだんだけど、なにせ時間も余裕もお金も足りないきりっきりだからさ、これで精一杯ってところでチョン。その精一杯を効果的に表現しアピールするには、画像とコピー力とデザイン力で決まっちゃうでしょ。

パンフのデザインは「大人の夜時間」っていうコピーとデザインが気に入って最初のパンフを依頼した浜松のデザイン事務所(八十八デザイン)に再依頼する事は決めていたけど、コンセプトを表現出来る画像が欠かせない。そうかといってプロの写真家に依頼出来るほどの予算の余裕も無いし…え~い面倒だ、バカチョンで自分が撮影しちゃおうかなんてアホな考えが頭をよぎったけど、自分のセンスの無さは自分がよ~く判っているし。

そこへ突然現れた救世主!
少し前に娘が参加した伊豆急のフォト撮影教室で、すっかり娘と意気投合したお一人の女性。で、その方がJIRO'sにご来店した折、セッションや店の雰囲気を何枚かのショット画像に収められたのよ。もちろんフォト教室参加の生徒さんだからプロの写真家ではないのだけど、何枚かのショット画像を見て一発で気に入っちゃったんだよね。いわゆる普通の写真の撮り方じゃなくて、なんていうのかなぁ、ともかく表現力があるのさ。で、早速、僕の想いを表現する為の撮影をお願いしたって訳。

画像 by ogishima

前置きが長すぎでスミマセン。
店の撮影を依頼した女性のご主人は白田にある「ペンション・エルブルズ」のオーナーシェフ。夫婦で経営するペンション・エルブルズは白田の国道口から山道を車で30分ほど登った天城ハイランドという別荘地にあるペンションだ。
娘の話では、このペンション、天城のパノラマ絶景を満喫出来るロケーションで、野生のシカがお出迎えする天城の自然の真っ只中。しかもオーナーシェフの料理の腕は一流だから、一押しのレストランだとの事。で、早速カミサンも一緒に家族でランチしにいくことになったのよ。

伊豆高原から片瀬白田までは車で約30分、白田口から一車線の細い道がくねくね続く山道をひたすら登っていく。結構急な登り道だし車道の脇は崖。昼なお暗き杉が生い茂る羊腸の小径って感じの道なのよ。道案内の標識もほとんど無いから、始めていく人は迷っちゃうだろうなぁ。一抹の不安を感じながらようやく現れたいくつかのペンションが集まる一角。早速一頭の野生鹿が出迎えてくれた。おや、お客さんか?という風な感じでポカンと我々を見ている。逃げる様子も無い。

「ペンション・エルブルス」のアプローチには十段ほどの階段があるからバリアフリーではない。で、ペンションのオーナー夫妻の手を借りてゆっくりと階段を上がり、ダイニングルームのテーブルに着く。張出のベイウインドウに囲まれたテーブルからは目前に天城連山を見渡せる。お~、超絶景だぁ!怪しい雲行きの日であったが、天城の自然が目前のスケール感は圧倒的だ。

「ペンション・エルブス」は天城の奥座敷にある「天空のレストラン」だ。

少々長くなったので肝心のお料理の話は次回にね。

画像は「ペンション・エルブルズ」のHPと「イノシカ日記」ブログから拝借しました。

http://www.elburz.jp/


お元気ですか?

2014年07月02日 | バラ日記

ご無沙汰で申し訳ありません。
僕は一応元気です。あれからいろいろありました。

一層出腹になってます。早期ボケ症状も進行しているかも。右耳の難聴がひどくなっています。難聴というより殆ど聴こえないといったほうがいいかな。
音楽も人との会話も生活上の音も全ての音が左耳から入ってくるのね。聞こえない右耳でも無意識のうちに音を聴こう聴こうとするから頭が疲れてしまう。

昼カラオケの営業を辞めて良かったです。もちろん、夜時間のみでは益々経営が厳しくなるのは目に見えているけど、昼夜では疲れるし、左耳も疲れるし、この歳じゃ無理出来ないしね。

こんなカードを店内におくようになっちゃった。お客様から注文の声がかかっても知らんふりする事が時々おこるようになっちゃってさ。常連のお客様は、しょうがないねぇ…で済むけど、初めてのお客様なら怒っちゃうよね。ほんと失礼だと思います。で、これ。

 

昼カラオケを辞めたのを機に、店の内装替えを実行しちゃいました。これが僕に出来る最後の投資(というほどの額じゃないけど)となるだろうな。店作りの原点イメージ、そう、現役バリバリのころ米国出張の度に通っていたシカゴのブルースバーの雰囲気をなんとか作り出そうと思うんだけど、なにせ40年近くも前の思い出だからさ。セピア色っていうのかな、すっかりモノトーンの思い出になっちゃって。

で、この際、店のコンセプトも僕の好きなものをストレートに表現しようかと。この先営業続けられたとしても年齢的にいってせいぜい3年?もつかなぁ。何せあと一年半で齢70だからさ、いつ何があってもおかしくない歳でしょ。ならば、益の無い店であっても自分が納得する店のありようを求めていこうかと。

シングルモルトと音楽と大人の夜時間

近いうちに店の撮影しますので、新しい店内を画像でご紹介します。

そうそう、二代目ジロー、元気です。っていうか元気すぎます。弾丸列車のようなスピードで家中を突進して気を引こうとします。筋肉モリモリマッチョです。食欲旺盛、超健康ウンチたっぷり、布ソファーボロボロ、寝室の障子大穴、メタボになりつつあります。

デジカメ、なくなっちゃったから前の画像ですみません。この画像より更にガッシリマッチョです。

久しぶりの投稿なので自分でも何を書いているのか…
ボキャブラリーが益々貧弱になりました。