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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

伊豆高原 JIRO's 開店です

2012年09月05日 | 定年後の徒然日記

オープン前日からオードブルの仕込みに励む。

開店披露でのメニューは

カナッペ・ジロースタイル
イタリアンモッツアレラチーズのカプレーゼ
スモークサーモンのマリネ
欧州産生ハムとチーズ

の四品。何しろお口の肥えていらっしゃる方が多いから、食材には気を使います。

飲み放題の飲み物は、
アサヒ熟撰樽生・アサヒ黒ビール・ワイン(赤・白)伊・ボルゴ・サンレオ・ロッソ・ウィスキー・Standard(ショット・ロック・水割り・ソーダ)・焼酎(麦・芋)・日本酒・カクテル・ジントニック・ジンライム・ウォッカトニック・カンパリソーダ・ギムレット・スクリュードライバー・ソルテイードッグ・ダイキリ・ホワイトレデイー・マティーニ・マルガリータ・モスコミュール・など等。

前日の仕込みはスモークサーモンのマリネ。イタリアンのプロフェッショナルから教えていただいたレシピ通りに調理が進む。

突然思い出す。「あっ、あれが足りない!」「あれも買わなくっちゃ!」
あれもこれも、これもあれも、あァ忙しい…。娘が手伝いに来てくれたから助かったけど、それでも何やかやで10時間立ちっぱなしね。何しろ1日2日のご予約のお客様64名分の調理だからさ。

翌当日は高円寺でお店を開いている妹夫婦が応援に駆けつけてくれた。お昼から仕込みの続きが始まったけど、さすがプロだなァ。手際がいいよね。夕方には64名分のカナッペ、カプレーゼ、サーモンマリネ、の調理が終わる。一方、東京からやってきたオールデイーズバンド「グレイハウンズ」とPAや照明のリハーサルも始まり、いよいよ気分が盛り上がる。

さあ、開店まで30分だよ。準備いいかな?
と思う間もなく第一号のお客様がお越しになった!え?え?もう…?

い、いらっしゃいませ~~~~

 


第二回おやじフォークセッションの顛末

2010年10月15日 | 定年後の徒然日記
やっちゃいました 第二回おやじフォークセッション
今回の参加は、自分を入れて、おやじ4名、おば(失礼)3名、若者1名、そして島田須可子バンドも登場。
で、用意した曲目は

A Day・いくつになってもハッピーバースデー・いつか夜の雨が・いつの間にか少女は・越後獅子の唄・襟裳岬・狼のブルース・お伽草紙・カントリーロード・今日までそして明日から・君去りし後・心もよう・酒と涙と男と女・されど私の人生・ジェラシー・時代の侍・スタンド・バイ・ミー・外は白い雪の夜・たどりついたらいつも雨降り・旅の宿・田原坂・どうしてこんなに悲しいんだろう・時の過ぎゆくままに・なごり雪・22才の別れ・白夜・ファイト・フキの唄・星影のワルツ・星の流れに・マークⅡ・祭りのあと・落陽・リンゴ・ローリング30・ワンダフル・トウナイト・我が良き友よ

ほぼ全曲歌っちゃいました。さすがに…疲れた。

おやじ、おばの唄は…ま、それなりなんだけど、初登場の若者がマイクを握った。
えっと、何歌いますか?
「そうですね…どうしようかなぁ…えっと…アイ・ラブ・ユーなんてどうでしょう」
アイラブユー? ? 聞いたことあるなぁ…誰の歌だっけ?

すかさず島田バンドリーダーが「尾崎豊ね」
オ・ザ・キ??あっ、あの、
(やっぱ世代ギャップを感じちゃうねぇ、尾崎豊のI Love Youはあまりにも知られた名曲だしさ、ピアノ曲のスタンダードにもなってるからMyCDにもあるじゃないの。でも、頭の中はおやじフォークって概念で構成されてるから、タイトルが全然浮かばないのよ。えっとコード何だったっけ? ○△□♯♭×ね。ワカラン…島田さんお願いね。


で、島田さんの電子ピアノのイントロが始まり、若者歌い出す…

I Love You 今だけは 悲しい歌 聞きたくないよ
I Love You 逃れ逃れ たどり着いたこの部屋

最初のフレーズを聞いた途端、おやじ・おば・の視線と聴覚が若者に集中。
う、うまい、どうやらしっかりしたボイストレーニングを受けてるらしい。憎らしいくらいに高音が抜ける…中高年が一番苦手とする音域なんだよね。

歌え終えた途端、拍手喝采万歳三唱飲めや歌えの大合唱!

次に歌うの…何する?リンゴでもいっちゃう?年代だなぁ…。
かくてアルコールが進み、今夜のセッションも大いに盛り上がったのであります。なんか居酒屋のギター流しみたいな雰囲気になってきた。

次回第三回おやじフォークセッションは11月10日(水曜日)7:30PMコロナパークだよ。
毎月第二水曜日の夜は、おやじフォークセッションの日だからね。忘れないでね。
ん?画像無いのかって?オンナジような画像見たってしょうねいもんね。

突然ですが秋バラの季節です!
明後日の日曜日、ガーデニングクラブ・ローズ部会のイベントがあります。
テーマは秋バラ庭巡りとデジカメ講習会。
ジローガーデンの娘達の写真、久しぶりに掲載しますからね、見てね。







喧嘩の理由

2010年04月22日 | 定年後の徒然日記
若い侵入者がやってくるのよ、三日も空けずに。デッキの窓からじっと幸せの部屋の覗きこみやがって。ジローの後釜を狙っているのさ。ジローの老いを見破ってるんだ、あいつ。

優しい主人、ニャァ~と泣けばご飯がやってくる、ニャナニャナ~と泣けば鰹節のフリカケをかけてくれる。ニャハァ~と泣けばヨシヨシと抱いてくれ、ニャン~~と泣けば暖かい布団に入れてくれ、ゴロゴロすれば「可愛いやつめ」と頬ずりしてくれる。もう十年以上も続いているのよ、この関係が。な、幸せだろ。

だけど、あいつはホームレス。鰹節がかかったニャン飯など夢のまた夢、寒い夜なぞこたえるだろうな。
で、俺の幸せな生活を窓越しにじっと見てやがったんだ、あいつ。判るけどさ、けど、この幸せの城は俺だけの城だ。ま、たまにはニャン飯分けてやってもいいけどさ。
だがな、気に入らないのは、俺の老いを嗅ぎ取って、もしかして幸せの城に潜り込めるかもしれないと考えてんだ、あいつ。老いて足腰もすっかり弱ってヨタヨタしてるジローを追い出して、ちゃっかり後釜に座ろうって魂胆なんだ、あいつ。

許せ~ん!

そればかりじゃないんだ。じつはな…恥ずかしながら最近出来たのよ。ん?何がって?ナニに決まってるだろ。そ、図星だわな。最近、近所の家に潜り込んだ猫なんだけどさ。ま、たいして器量良しでもないんだけど性格がいい娘でさぁ。俺にまとわりついて離れんのよ。ふっふ…。誤解すんなって。それだけの関係よ。手も握った訳じゃなし、プラトニックってか、老いらくの恋ってか、茶飲み相手ってとこかなぁ。

それがだよ、野郎、こともあろうにチョッカイ出しやがるのよ、あの娘に。若さを売り物にしやがって。

この際だから何でも話しちゃうけど、じつは俺…やっぱ止めとこ。
ん?いいから話してスッキリしろってか?心の重荷を投げ捨てろってか?
じつはさぁ…おれ…無いのよ…。
何がって…

タマが無いのよ

ん?もっとおっきな声で言えってか?

TAMAがねえんだよ!

何でナニが無いのかってか?
この家の住猫になった時に、主人に連れて行かれてさ。そ、病院に。で、麻酔かなんかで眠らされてさ、目が覚めたら無いのよ…ナニが。
そう…去勢されちゃったんよ。ナニをとったか管を縛ったか、判んないんだけどさ、どっちにしても、あれからずっと青春が無かったんよ。つまり、13にもなって(人間なら80歳だぞ)まだ…童貞ってこと。な、いくらなんでも、あんまりだろ。最近、眠りこけている主人の寝顔見ると殺意を感じるのよ。こんなアタシに誰がした、憎いって…。

でさ、役に立たない老いぼれジローをコケにしやがって、彼女にちょっかいは出すわ、家に上がり込もうとするは、な、許せんだろ、あの不良猫。

だから、血だらけになっても、お多福顔にされても、野郎が来ると敵わないと判っていても
ぶちのめしたる!

って喧嘩を売るしかないのよ。
判るか?この悲しみが…若さにはかなわねえわさ。俺の居場所がどんどん小さくなるような気がしてさ。老いるってのはなァ、悲しいもんだろうが。
な、もう一杯飲むか?

ジローの腫れもの

2010年04月20日 | 定年後の徒然日記
あり~~~? なんか変じゃない? ジローの左の頬が膨らんじゃってるんだけど。
頭に二か所も傷あるし。
それにしても…クックッ…なんかオッかしいよね、この顔…クックッ、
お多福猫..



(ザケンジャネエヨ、ワラッタナ、クッソォー)

そういえばお多福風邪になったのは小学生の頃だったよなぁ。覚えてるんよ、高熱出して顔がお多福みたいになっちゃってさぁ、顔に氷嚢(これ知ってる?氷を入れたゴムの袋なんだけどさ)を充ててウンウン唸っているところに往診の先生と看護婦さんが来てさ、

「こりゃぁお多福風邪ですなぁ、じゃ、ボク、お尻出してね」
お、お尻?何すんの?
「お注射するのよ」と看護婦さん

嫌だぁぁぁぁぁ!
「大丈夫だよ、痛くないからね」
本当に痛くない?
「ちょっとチクッてするけどね」
嫌だぁぁぁぁぁ!

「男の子でしょ、僕は強いんだもんね、泣かないもんね」
「お母さん、押さえていてくださいね」
ひ~~~~~~~~~

「プスッ!」
ギャアァァァァァ~~~~~~~

あれがトラウマになっちゃってさァ、白衣のお医者さんと看護婦さんみると、それだけで泣きがはいっちゃうのよ。ま、長じてからはさすがに泣きべそはかかなくなったけどさ、それでも注射とか・メスとか・切るとか・縫うとか・剥がすとか・キィ~~ンなんてドリルの音とか、そういうフレーズを聞いただけで痛みを感じちゃうのは今も変わらないんだよね。

美人の看護婦さんなんかが優しい言葉で「大丈夫ですからね、すぐ終わりますからね」なんて言われると、「はあァァい!」なんてお返事しちゃう癖も治らないんだけど。

だけどさ、この膨らみは異常だよ…もしかして癌?
(ジロー カワイソウ ハヤクオイシャサンニツレテッテ)

で、毎度の伊豆高原やんもの里動物病院へ。

「ホホゥ…膨らんじゃいましたねぇ」
せんせ、これって、もしかして癌とか?

「喧嘩ですねぇ」
けんかですかぁ?

「そ、喧嘩です。爪が喰い込んでですねぇ、バイキンが入って化膿しちゃったんですね」
何やってんだろ、今年に入ってから三度目ね 喧嘩の傷で病院へ来るの…
そのたんびに高い治療費払ってさ
「は?」

いえ、そうじゃなくって…
馬鹿だねぇいい歳こいて、歳なんだからさ、喧嘩なんてするんじゃないの、若い不良猫に勝てる訳ないっしょ、ったく気が強いんだから。

「年寄りなんだから外に出しちゃ駄目っていったでしょ、トイレの砂はあるんですか?」
ちゃんと用意してるんですけどねぇ、ちょっと傷が癒えるとすぐに元気印になっちゃって、外に行かせろって喚くんですよ。

「しょうがないねぇ、じゃ、ボク、お尻出してね」
(オ、オシリ?)
「お注射するのよ」と看護婦さん

(イヤダァ~~~~~~~)

「大丈夫だよ、痛くないかんね」
「チョット チクッってするだけね」

(タスケテ~~~~)

「男の子でしょ、僕は強いんだもんね、泣かないもんね」
「ジャ、オトウサンモ、オサエテクダサイネ」
(ヒィ~~~~~~~~~)

「プスッ!」
ギャアァァァァァ~~~~~~~

「大丈夫ですよ、もう終わりましたからね」と看護婦さん
ハア~イ(思わず良いお返事をしてしまった)
なんか昔のシチュとおんなじじゃないの




米沢 牛たんシチューの味・・・?

2010年04月08日 | 定年後の徒然日記
娘が運転免許合宿で山形に二週間の旅をした。
合宿効果テキメン、晴れて運転免許試験合格の報が。まずは目出度しめでたし。
で、今夜は合格祝いの膳を囲もうと家族一同、お頭付の鯛を期待した。が、娘曰く、山形合宿で一発合格したのだから、ここは山形の名物で祝わなくちゃだと。

取り出したるは、な、なんと、あの米沢牛をふんだんに使った牛たんシチュー(レトルトパック)ではないか。
牛たんシチューといえば仙台国分町で食した牛たんの味。あれは美味かった!
今回の牛たんシチュー(レトルト)は米沢牛入りであるぞ。しかもだ、出所は山形の米沢…屋。ね、紀伊…ですぞ。えっと、高級スーパーの紀伊…と同じ店??

で、米沢…屋のHPを検索すると…あったぁ!
なんと、米沢牛の専門店とあるではないか。これはもう否が応でも牛タンへの期待感が高まるじゃないか。期待感どころか、もう家族一同興奮の極みに達して上や下への大騒ぎだ。

「創業以来、その普及と発展を願い、質の高い米沢牛をお届けしております。当店のテーマは、『人にやさしく。お客様と共に喜びあえる美味しさの創造』です。もちろん、それは、スタッフひとりひとりの心のテーマでもございます。美味しいものには人を優しい笑顔にする力がある…とか。それならばこそ、一同ますます精進を重ね、共に喜びあえる美味しさを創り、皆様にお届けして参りたいと存じます。
ソースは褐色のビロードを思わせる艶となめらかさ…。

おー!さすが老舗だ。CMフレーズも一流ではないか。

グツグツグツグツ・・・・湯煎した「米沢牛たんシチュー」
家族3人+ニャ~ジローが固唾を飲んで見つめる皿に…ト・・ク・・トク・・・トクトク・・・トク~~~~

いっかな?準備いっかな?伊豆高原の「たつ野」よりも美味いかな?きっと帝国ホテル並みかな?

始めの一歩、じゃなかった、始めの一匙ね。当然に当家の主人が最初の「米澤牛タンシチュー」を味わうのだよ。家族一同、当主の一挙手一投足に注がれる。当主の口元を見詰める。
当主…ん?んん?んんん?

「か、辛ぁい!水~~~~~~」

どれどれ?ん?ん?

これってさぁ、
ママ~スパゲッティのミートソース味に似てない?あのトマトケチャップ風の・・・

確かに褐色ではあるよね。褐色って黒に近い茶を意味するんだよね。
ま、褐色ではあるけど、ビロードってフレーズどこから来るんだろうね。
それにしてもさ、このメーカーのオーナー、味見してるんかなぁ。

もち味見してると思うよ。何しろ「一同ますます精進を重ね、共に喜びあえる美味しさを創り、皆様にお届けして参りたい」だかんね。
山形の人って高血圧多いんじゃないかなぁ。牛タン、ここまで塩辛くしてケチャップ味にしちゃったら、米沢の牛じゃなくてさ、米沢の愚ぅ?
米沢牛が泣く…
牛たんシチューが泣く…
素材を活かしていないというか…デパチカじゃ即退場もんだと思うんだけど。

老人性イボ

2010年03月30日 | 定年後の徒然日記
この数週間、頭が痒くてしょうがないのよ。痒くて痒くてガリガリやると爪先に小さなカサブタがついていたりする。二日に一回は入浴時に洗髪するし、リタイア生活に入ってからは頭に整髪剤をつけることもないから脂っぽくなっているわけでもないんだけどね。一応清潔にしているつもりだけど…か、かゆ~~~~い!
自分の頭皮って自分で観察出来ないでしょ。洗面所の鏡に頭を映すと、自分の目線はあっちのほうに向いちゃうんだよね。頭をひねったり首を曲げたり目を廻したりしながら苦労して頭皮を観察すると…頭のあちこちに小さなボツボツが出来ていて赤くなっているじゃないの。
シャンプーでかぶれたのかなぁ。でも無添加低刺激性シャンプーを使っているし、洗髪後はシャンプーを完全に洗い流していると思うし。
あんまり痒いのが続くので伊東の皮膚科で診察を受けることに。

で、痒いんです。
「ちょっと拝見、どれどれ?」

ここと、ここと、あっ、ここも痒いんです。頭のあちこちが痒くって
「ふむふむ…ははぁ…なるほど…痒いでしょうねぇ」

痒いんです! 「痒いのはつらいからねぇ」

で、何なんでしょう、痒いの  「老人性イボですねぇ」

はぁ? 
老人性イボ 
ですねぇ」

老人性…イボですかぁ? 「そ、
老人性イボ
ま、老化現象の一つですねぇ」

老人性ですか 「ほうっておくしかないですねぇ…でも、痒いでしょ?」

痒いんですぅ! 「じゃ、塗り薬出しておきましょうね、ちょっと塗りにくいと思うけど」


薬局で
老人性イボなんだって。ショックでさぁ、その「老人性」
って言葉
「老人性だなんてストレートに言わなくってもねぇ、もう少し気の利いた言い回ししてほしかったですよねぇ」
(なんかショックが大きくなった)

自宅に帰って早速PCで検索してみる。

「老人性イボ」老人性いぼは皮膚の老化が関係します。年齢と紫外線にさらされることにより老化した表皮の細胞は新陳代謝がうまくできずにメラニンをためこんでしまいます。これが老人性しみですが、この表皮細胞の異常が強くなり腫瘍(しゅよう)にまでなったものが老人性いぼで、老人性いぼは良性皮膚腫瘍の一種です。50歳以上の男性は多かれ少なかれ老人性イボが発生しているが、腫瘍が大きくならないかぎり放っておいて差し支えない。伝染性はありません。

(別に腫瘍になんかなってないんだけど…小さなプツプツがあちこちにあるだけなんだけど)

それにしても、最近、「老人性」とか「老化現象」とか言われる事がやけに多くなった。

TV見ていて、タレントや有名人の名前が出てこないんですよね
「老化現象ですね」

昨日食べたもの忘れちゃうんです
「老化現象ですね」

最近よく躓くんです。小さな段差なのに足があがってなくて
「ま、老化現象ですから」

酒に弱くなって…
「お歳のせいですから…」

文芸春秋、字が小さくて…
「いうまでもなく老眼です」

カミサン、蚊の鳴くような声で話すから
「貴方の耳が遠くなっているんです」

おしっこした後がスッキリしなくって
「老化現象ですねぇ」

反射神経が鈍くなったような…
「当然、老化現象です」

ギターコード一つ覚えるのも大変なんです
「お歳ですからねぇ、気長にやりましょう」

頭が痒くって
「老人性イボなんです!」

老・老・老・老・老

歳を一つ重ねるごとにやっかいな「老化現象」が一つずつ増えていく。
八十まで生きるとすると、まだ16個もの老化現象を積み重ねばならないのか。しんどい事だねぇ。


忙しいふりしているだけ

2010年03月23日 | 定年後の徒然日記
ジローさん 忙しそうだね
バラだ、現場監督だ、ギターだ、ライブだ、今度は山登りだって?若いねぇ。って言われた。

実はね、好きで忙しくしてるんじゃないのよ。忙しくしてないと不安なだけなのかも。
老いるのが不安なのか、一人ぼっちの孤独になるのが不安なのか、単に寂しいだけなのかも知れないけど。

本当は、それほどバラが趣味ってほどじゃないんだ(斜面の庭はしんどいし)
本当は、家造りも面倒くさいんだ(終わってほっとしたけど)
本当は、ギター上手くなりそうもないから止めたっていいんだ(猫も嫌がってるし)
本当は、胸が熱くなるようなライブに出会えないんだ(拓郎ライブも行けなかったし)
本当は、山登りなんて難行苦行は真っ平なのさ(城ヶ崎自然研究路で足がつっちゃったし)

いつも携帯首からぶら下げて、カミサンからの緊急無言電話がいつ鳴るかとビクビクしながら楽しむ趣味なんてありっこないでしょ。

本音を言うとね、何かに熱中するふりをして忙しくしてないと、自分のこれからの人生がとても孤独で寂しくてつまらなくて、酒ばかり飲んで身体壊して頭も心もおかしくなって寝たきりになるのが恐いんだよ、きっと。

本当に好きなのはね、居心地のいいBarでスローブルースを聴きながらウィスキーをチビチビ飲ってる時が一番なのさ。現役時代は接待かつきあい酒ばっかりだったから、ブルースBarなんて行けなかったしね。現役離れた今は、毎晩カミサンの寝息を聴きながらPCで聴くブルースでモルトを楽しむしかないのさ。(今欲しいものはオーディオね)
ついでに憧れをいうとね、たけちゃんみたいにバイク飛ばして放浪の旅をするとか、開口健みたいに世界の釣り旅をするとか、若者みたいにバックパッカーでアジアを放浪するとか、そういうワイルドな旅が出来たらねぇって、これは夢物語か。

カミサンと一緒にバラの剪定出来たら
カミサンと一緒にギター鳴らしてデュエット出来たら
カミサンと胸が熱くなるライブでスタンデイング出来たら
カミサンと汗だくになりながら天城登れたら
カミサンと差しつ差されつブルース聴きながらモルトを楽しめたら
カミサンと世界を巡る旅が出来たら

タラレバ言ってもしょうがないよね。
昨日も発作。ニトロとフランドルテープで事なきを得たけど、こんな不安がいつまで続くんだろう。

忙しいふりをしてるだけなのさ。
老後って、不安で、孤独で、寂しくて、体力落ちて気力も落ちて、自信がどんどん失われて、そういうネガティブな部分がどんどん膨らんでくるみたいでさ。
そうじゃないの、もっとポジティブに!ウジウジしてないで明るく元気で外に出なくっちゃ!老後こそ人生で最も楽しめる時間がたっぷりあるんだから。なんて自分に言い聞かせてるんだけどね。
グレンリベット12Yの減りが早くなった。




超特価激安住宅3

2010年03月23日 | 定年後の徒然日記
着工してから竣工までの汗と涙の物語をご報告しようと思ったんですけどね。けど、なんか面倒くさくなってしまった。無事に竣工出来てホッとしたのかなぁ。気が抜けちゃったみたいで、あれこれと思いだすのも億劫になっちゃったのよ。それにさ、娘の住まい造りのあれこれを自慢たらしく開陳するのもアホみたいだしさ。だいたいお父さんは何でも明け透けにペラペラ喋りすぎるのよ、ったく無神経なんだから…なんて叱られそうだしさ。本当は、汗と涙と笑いの面白いエピソードがいっぱいあるんだけどね。家造りって面白いからね。
でも、これでプッツンと顛末を終えたんじゃ何だから、総括を簡単にまとめてみよう。

建物は3月5日に建築確認検査機関の完成検査を受けて無事竣工。昨年12月25日に着工してから75日。伊豆高原での建築工事は親和会協定で日曜祭日は施工禁止で施工時間は8時~17時までと定められている。しかも基礎と水道を除く主要業種は全て東京近郊からの出張工事だ。何故75日の短工期で出来たかって?理由はただ一つ。空き工期をつくらなかった事と、出戻り工事をおこさなかった事。前工程から後工程に移る間に施工の空きを作らないだけで短工期は実現できるものだ。木造住宅で二階建て50坪までの住宅であれば、殆どの場合工期90日以内で竣工可能だろう。

その後、門・車庫などの外構工事を行い娘は新居に引っ越した。庭木の植樹は何もなく未だ殺風景ではあるが、小さいながらも自分の城を持てた娘は満足しているようだ。これでまた一人身の自由生活が一層楽しくなって結婚しない症候群から抜け出せなくなるのだろうか。

良かった事
①事故も無くトラブルも無く無事に竣工出来た事
②瑕疵や不良施工の類も無く満足出来る施工であった事
③施主は十分に満足したであろう事
④何よりも娘が近くに家を建てた事を家内が喜んだ事
⑤娘の為に親としての大きな役割を果たせた事

反省点
①積算に甘さがあり当初実行予算をかなりオーバー。
②建築の常ではあるが、ああすればこうすればの設計上の悔いがいくつか残った事
③娘がスープの冷めない距離にいるメリットは多いがデメリットも結構ある事
(デメリットは娘の方も感じているに違いないが)

自ら施工した工事
①東と北道路面の山茶花の生け垣(クワガタのお兄ちゃんの力を借りたが)
②柚子・檸檬・ジャカランダ・アボガドの植樹(娘も一応手伝った)

これから伊豆高原で家を建てる人へのアドバイス
①信頼できる設計士に出会うこと
②信頼できる施工監理士または施工管理者(現場監督)に出会うこと
③優れた技術と経験を有する地元の基礎業者を探すこと
④予算の上限を絶対超えない計画と実行をする事
⑤設計要望に優先順位をつけること
⑥床下防湿・高断熱・バリアフリー・収納力+平屋建は終の棲家に必須です。

住宅産業に身を置いて四十年。これが本当に最後の仕事となった。
最後の仕事が娘の家とは…まあ、よしとしようか。



赤っ恥

2010年03月17日 | 定年後の徒然日記
もうメチャメチャ緊張したんよ
頭の中はマッチロケ…頭はとっくにマッチロだけどさ。

いえね、話したくないんだけどさ、こういうことって黙ってようと思うとムズムズしちゃうんだよね。昔からそうなのよ、シラ~としてトボケル事なんて絶対出来ない性格なんだよね。嘘は時々つくんだけど(罪の無い嘘だかんね)、すぐにばれちゃう。顔に出ちゃうんだよね。だからず~~っと昔に浮気した時(時効です)もすぐにばれちゃってさ。ヘソクリもばれちゃうし、マージャンも鴨葱だったしさ。リーチのみでテンパッテモ嬉しさが顔に出ちゃってさ。で、賭けごとは勝った経験無し。

えっと、何の話だったっけ?
あっ、日曜日のことなんだけどね、ギター教室のお茶会があってさ。ん?ギター習ってるって言ったよね。ん?ずっこけた?これでも高校時代はバンド組んでたんよ。フォーク全盛の頃でさ。二宮金子みたいな超ガリ勉女子ばっかの高校だからさ、ギターかかえただけで不良呼ばわりなのよ。そういう中にあってVネックのセーター(当時は最新流行だったんだけど)着て、ズボンはジーンズ(じゃなくて黒い学生服ズボン)でギター(C・Am・Dm・G7しか鳴らせなかったけど)かかえて歌うのよ。えっと、アダモの「雪が降る」だったっけかなぁ、いや、ブルージンと革ジャンバーだったかな。モテテさぁ、キャ~キャ~言われてテープ代わりにトイレットペーパー飛んでくるのよ。

えっと、何の話だったっけ?
そ、でね、茶会の場所は南大室台のペンション・林間劇場。
http://www.izu-naturally.net/

ここ、音楽好きな人には絶対お勧めね。オーナー夫妻は音楽家でもあるから自らライブしちゃう。で、そこでお茶会なんだけど、生徒は必ず一曲演奏しなくちゃいけないのよ。生徒は全員若いしさ、舞台で演奏しちゃうくらいだから上手いしさ…俺?教室通い出したの去年の8月。そう、カミサンが大腿骨骨折で大騒ぎになったとき。だからギターどこじゃなかったんだけどさ、何とか続けちゃったのよ。

でね。ジロチャンも何か演奏してねって言われたもんだから…ブルースは未だ出来ないし…タクロウ弾くのもなんだし…じゃ、クラプトンやります。
ク・クラプトン???
そ、wonderful tonightやっちゃいます。
もう、自分のアホ加減ノーテンキ加減に呆れ果てたのよ、我ながら。
恥をかきたくないからさ、毎日猛練習したわさ、ギターかかえてボロ~~ンてやると猫も逃げちゃうし、カミサンは布団かぶっちゃうし…・それでも血と汗と涙の練習の甲斐あって、「ジョウズニナッタワネ、コレナラダイジョウブヨ」なんてカミサンから言われてさ。

で、当日…カミサンも娘も同行するっていうんよ。どうする?

最初にお茶とケーキが出てね、しばらくしたらセンセイが、「じゃ、始めよっかなぁ、誰からいく?」
全員下向いちゃいます。
「じゃ、○△さんからいこっか」

スタートはジローの兄弟子(女性だけど)。この方、去年も下田文化祭で大ホールで演奏しちゃう実力者なんだよね。ベースマンを従えてソロギターの演奏。
上手いなぁ、うぅ…ここまで弾けるに何年かかるかなぁ…。

「じゃ、次はっと…ジローさんどう?」
あ、も、もう?
「大丈夫かな?」
ダイジョウブジャアリマセ~ン

で、始まったのよ。何がって? wonderful tonightに決まってるじゃないの。
カミサンの目をじっと見つめながら歌おうと思ったんだけどさ、そんな余裕あるわきゃないっしょ。
譜面が見えませ~ん、指が固まって弦を押さえられませ~ん、ストローク出来ませ~ン、声が震えちゃいま~す
熱くも無いのにビッショリ汗かいてさ…ワ、ワ、ワンダフーーートトナイ~~~~ト



終った時、パラパラと拍手が鳴ってさ…同情と憐れみが混じった拍手でさ。
ん?写真見て笑ったでしょ、ゼ~ッタイ笑ったもんね、クゥゥ~~~

俺の後の演奏者はブルース得意の兄弟子でさ、これがまたカッコイイのよ。もう僻むっきゃないじゃないの。

帰りの車の中はさ、なんか空気が変でさ、各自無言なのよ。
よーし、みてろよ、一年後の茶会ではクロスロードなんか弾いちゃうかんね。

業務連絡 4月3日のご案内

2010年03月07日 | 定年後の徒然日記
4月3日(土曜日)は恒例の夜桜の宴です。
拙宅デッキで午後5時開催で如何でしょうか。「たつ野」で、つまみ・小料理など用意しますので会費一名2000で如何ですか?デッキ開催の場合、ご近所さんもいらっしゃいます。
昨年は雨で寒い日の宴でしたので、雨天対策で初めから「たつ野」で開催もOKです。その場合、会費は一名5000または7000コースになりますが。
参加人数とご希望の返信をお願いね。