定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

北海道旅行 3

2011年07月27日 | バラ日記

7月7日(木曜日) 
知床峠⇒知床五湖展望台⇒知床自然センター⇒摩周湖第一展望台⇒あかん遊久の里鶴雅泊

孫ね

知床峠は快晴、眼下に広がるオホーツク、根雪がある知床峠、雄大で清々しい空気で北海道っていいなぁって思っちゃう景色だね。峠の見晴らし台には遠望レンズをつけたカメラがずらり。ヒグマやキタキツネやエゾシカのお出ましを狙っているそうだけど、こう人が多くっちゃ出てこないんじゃない?

峠から知床五湖展望台へ。
「おじいちゃん、(この「おじいちゃん」って呼び方じゃなくて他の呼び方ないかなぁ。ジロチャンとか?)、クマとか鹿とか見たい?」
うん、見たい!鹿なら天城にもいっぱいいるけどさ。
「エゾ鹿がでっかいから迫力あるよ。じゃ、次の道左に折れてね」
バスが通る広い道から脇道に入る。観光道路じゃなくて林道って感じの道だ。沢ずたいにゆっくりと車を走らせると間もなく娘が叫ぶ。
「あっ、鹿だ!止まって~~」
どれどれ、おっ!居た~~~、で、で、でっか~~~い!

立派な角だなぁ、牛みたいな大きな目でギョロって睨んでるよ。でっかいなぁ、天城の鹿の二倍くらいあるんじゃない?

二頭連れで草を食んでいる。車が傍によっても逃げない。時折顔をあげてギョロリと睨むが、あまり人間を怖がらないようだ。観光ずれしてるのかなぁ。

鹿と別れて再び車を進めると、すれ違いの車から声がかかる。「この先100mくらい行ったところに熊がいたから気をつけてね」

えっ?熊? 行こう!!!

ゆっくりと車を進める。50m、80m、100m、150m…300m、500m…居なくなっちゃったよ。クゥ~~見たかったなぁ、残念。

知床五湖は広大な湿原と五つの湖で構成されている。この時期はヒグマがウロウロしているそうだ。木造の高架道が延々と湿原に設置され、車椅子でも楽に行ける。高架道の両脇はヒグマ避けの高圧電流ラインが貼られている。人間が触ると気絶するか死ぬからしい。すれちがう観光客は中国人のご一行。どこの観光地に行っても中国人ツアー客が多いなぁ。

知床でお昼を食べて、孫とはバイバイ。元気でな、頑張れよ!じゃあね!

知床から摩周湖へと車を進める。広大な原野の中のまっすぐな道をどこまでも…これ、眠くなっちゃうんだよね。
3時間近いドライブで摩周湖に到着。

霧の摩周湖っていう位だから年中霧に包まれている。晴天で眼下に広がる摩周湖が一望出来る日は少ないとの話だったが、雲ひとつない快晴だから摩周湖展望台から湖全体が一望できた。絶景かな絶景かな。この湖の透明度は世界一。41mの深さまで見えるとの話だ。摩周ブルーと言われる深いブルーの湖を飽きずに見る。神秘的な湖だね。

摩周湖から阿寒湖へ。阿寒はアイヌの郷だね。今夜は阿寒湖畔に立つ「あかん遊久の里鶴雅」に宿泊だ。


北海道旅行2

2011年07月24日 | バラ日記

7月6日(水曜日)小清水原生花園⇒オシンコシンの滝⇒知床観光船⇒知床プリンスホテルなみ季泊
佑太朗も一緒に泊まる。

ホテル網走湖荘を10時出発・全てがゆっくりとしたスケジュールを組んであるので家内にも無理が無い。最初の目的地の小清水原生花園には30分ほどのドライブだ。

小清水原生花園には単線に小さなログハウス風の駅がある。れっきとしたJRの駅である。乗降客は観光客だけだから、駅長さんも係の人もホスピタリテイー万全でハッピースマイルで迎えてくれる。広大な湿原に野生の花園。黒ユリが見たかったんだけど一カ月遅かった。

黒百合の歌って知ってる?黒百合は恋の花、愛する人に捧げれば、二人はいつかは結ばれる・・・「君の名は」で使われた「黒百合の花」は、アイヌの伝説に拠るんだって。聴きたい?

http://www.youtube.com/watch?v=iAYSuzcvjaQ

ハマナスがたくさん咲いている。ハマナスはモダンローズの原種として有名だ。ハイブリッド・ルゴサ系のバラの殆どはハマナスから生まれているはず。いい香りだね。


次に向かうのはオシンコシンの滝。ゴーゴーと音を立て水しぶきをあげる大きな滝だ。そしていよいよ知床へ。網走から2時間半のドライブだった。

知床に入り孫との待ち合わせ場所へ。そろそろ表れるんじゃないかなぁ。孫の姿を求めてみんなキョロキョロしてる。あっ!来た~!自転車に乗った若者が颯爽と現れる。

「やぁ、おじいちゃん!」 おぅ、元気だったか?じゃ、お昼でも食べようか。
お昼を食べながら積もる話に花が咲く。ま、元気でいるのが何よりだ。180センチ60キロ、鼻筋通ったイケメン草食系の孫だ。さぞや女の子にもてるんだろうなぁ。だけど、そっちの方は全く興味が無いみたいで、話題はいつも鳥とか動物の話。典型的な草食系男の子って感じ。ま、健康的ではあるがちょっと心配でもある。

旅行のハイライトのひとつ、知床のクルージングだ。観光船で知床を海から見る2時間半のクルージングだ。船員さんが二人がかりで車椅子の家内をタラップを上って乗船させてくれる。船内は快適、北海道知床の地ビールを楽しみながら知床の雄大な景色を楽しむ。時々海岸線にヒグマの姿が見えるそうだが、今日はお出ましにならなかった。冬の流氷クルーズにも行ってみたいなぁ。

今夜の宿は、知床プリンスホテル・なみ季。もちろん完全バリアフリーの部屋だから家内の安全は問題なし。夕食はまたもやカニ・エビ・ホタテ・イクラ・ウニなどが並ぶのだけど、チョイスで選んだのは

メンメ!

東京ではキンキっていうんだけど、脂ののった超高級魚ね。東京の小料理屋でキンキの焼き魚を注文すると、小ぶりのものでも3000円はする代物。大ぶりのメンメの半身が大皿にド~~~ン。まずは香りを楽しんで…うぅぅ…脂が乗ってる。箸を入れ、まずは一口…
う、う、う…言葉が無い…口中に上品な脂とキンキ特有の香りが充満して…ゆっくりと味わい…
あぁ、至福の一瞬。続いてサッポロ生をグビ~~~、

う、う、旨ぁぁぁぁい!
堪りましぇ~~~~ん

たいらげた後の写真で済みません。
この後で、本当なら骨と皮に熱湯をかけると飛びきりのスープが出来るんだけど…もったいないなぁ。

 


北海道旅行 1

2011年07月22日 | バラ日記

娘から電話 「お父さん、体の調子悪いの?」

ん?別に・・・何で?

「だって、ブログ、ずっと更新してないから、体の具合が悪いのかと思って・・・」

なに、単に面倒くさくなっちゃっただけだよ。 

そうだ、北海道旅行の顛末を報告しなくっちゃ。で、遅ればせながら旅のワンシーンをアップしちゃいます。

7月4日(月曜日)羽田エクセル東急ホテルに前泊

朝のシャワー、着替え、食事、トイレなどなど、準備に2時間はかかるし、車椅子での移動も十分な時間配慮が必要、それに羽田までの車の時間が読めない・・・で、安全を見て前日は羽田のホテルに泊まることになった。

留守番のジローの餌の準備、戸締り、エアコンの設定、手荷物の確認、お薬の確認・・・準備OK!シュッパ~ツ! ジローが不安そうな顔で玄関まで見送りに来る。ごめんね、ジロチャン、五日間の辛抱だかんね。ゴハン用意してあるしー、出入り自由だしー、オネエチャンも毎日様子を見に来てくれるしー、エアコンもついてるしー、北海道のお土産買ってくるかんね、じゃね。

「アレ?ドコカニイッチャウノ?オレヒトリオイテ?ザケンナヨ、グレチャウカラネ」

伊豆高原から羽田までは順調だった。スイスイと羽田まで2時間。浮島のパーキングに車を預けて、マイクロでホテルまで。飛行機の駐機場に隣接している部屋だから、すぐ目の前にでっかい飛行機が数機。乗降客の姿も見えるし、離陸着陸も目の前だ。部屋の窓から飽きもせず、ずっと飛行機を見つめ続ける家内。何を思っているのだろうかなぁ。元気なころ、あちこち旅行に行った事など思い出しているのだろうか。快適な部屋だったけど、二人とも興奮して眠れなかった。

7月5日(火曜日) 羽田⇒JAL1189便・12:05⇒女満別⇒網走監獄博物館⇒オホーツク流氷館⇒ホテル網走湖荘泊

羽田で上の娘と合流、早速チェックインだ。JTBからの手配で、専用チェックインカウンターでチェックイン。家内を気遣い、あれこれと気を配ってくれるJALの職員に感謝。今までのところ、車椅子での移動に何の問題も起こらなかった。Jクラスのシートは快適だし、六年ぶりの空の旅に家内も少し興奮しているようだ。

 飛行機の窓から外をじっと見つめる家内の横顔を見ていると、あぁ、思い切って旅に出て良かったとつくづく思う。君はいつまでも少女だね。北海道旅行も楽しいだろうけど、君とこうした時間を過ごせるのが幸せなんだ。 女満別空港に降り立ち、レンタカーのプリウスに乗る。静かだねえ。音がまったく聞こえないよ。エンジンかかってるのかねぇ。カーナビの指示に従って、今日の行程は、網走監獄とオホーツク流氷館だ。

オホーツク流氷館。氷の世界ね。寒~~~い、しばれる~~~。流氷は本物だよ、でもキツネは剥製ね。

なんて言ったっけ?宇宙人みたいなちっちゃな生き物。

オコゼの赤ちゃんみたいな魚、これ、カッワイ~~~

北海道らしい雄大な自然の中をドライブする間もなく、網走監獄に到着。明治から昭和初期のころの監獄だね。ここ、二回目だなぁ。ここに入れられた受刑者は悲惨だったろうなぁ。冬は零下数十℃。空調なし、三畳ほどの独房の列。錠前が重々しい。この監獄から数回も脱走を繰り返した猛者の話しは痛快だった。この時代に生まれなくて良かったね。今の刑務所は空調完備、水洗トイレ、TV観賞、レクレーション、読書、趣味、栄養に配慮した食事・・・刑務所で安心の老後をおくりたい希望者が後を絶たないそうだ。

「オトウサン、カエロウヨ」 何で? 「コワイ・・・」

今日の宿は網走湖畔に立つホテル網走湖荘。部屋の目の前の湖を月光が照らしている。なんとも美しい光景だ。暗闇の湖が青白く光る幽玄の光景。

夕食は北海道の食材がずらり。毛ガニ・焼きタラバ、ウニ、イクラ、ホタテ、刺身・・・カニを食べている時って無言の時間だよね。ひたすら殻を割り食らいつくって感じね。カニ味噌も美味しいねぇ。ビールも旨いねぇ。満腹満腹!あっ!お料理の写真を撮るの忘れてた!

明日は知床だよ。


7月8月の福祉施設慰問ライブ

2011年07月02日 | バラ日記

伊東市内の福祉施設に慰問ライブ100回を目標に掲げたけど、見通しが甘かったみたいだね。社会福祉協議会にボランテイア登録したら、すぐにでも施設からライブ依頼の申し込みが舞い込むと思っていたんだけど、奥野苑ライブ以降、全くの音沙汰なし。あんまり需要はないのかなぁ。

およびがかかるのをじっと待ってたんじゃいつまでたっても駄目かと思い、伊東市内の福祉施設(民間のデーサービスやグループホームも含めて50軒くらい)にDM発送したんだけどね。ボランテイアでお年寄りが喜ぶバンド演奏しますからお気軽にご連絡ください!ってね。そしたら早速反響があって即打ち合わせに行ってきたのね。で決まったのは次の通りです。

7月26日(火曜日) 城ヶ崎デーサービスセンター・老人憩いの家・13;30~
8月2日(火曜日) 介護老人ホーム。宇佐美のぞみ・13:15~
8月7日(日曜日) グループホーム伊東・13:00~

何れも80歳代中心の入所者様だから、ご要望の曲も戦前戦後の歌謡曲ね。そういえば、城が崎デーサービスセンターって、たけちゃんの家のすぐそばだよ。聴きに来る?何だったら一曲歌っちゃう?

50軒もDMしたのに反響は上記三箇所の施設のみ。あんまり歌謡バンドなんて喜ばれないのかなぁ。これでようやく5箇所の施設慰問ライブね。100慰問の道は遠いなぁ。

ところで、いよいよ月曜日は出発だよ!知床は最高気温が22~23℃だって。天候悪いと10℃くらいになっちゃうらしいよ。暑苦しい伊豆からしばし避暑に行ってくるからね。