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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

父の退院と有料老人ホームの危うさ

2008年11月29日 | 定年後の徒然日記
父が12月1日に退院する。

あれは夏の始まりの七月初旬だった。妹からの電話で父が倒れたことを知る。脳梗塞であった。
日大板橋で治療を受け、幸いに命を取り留め、本格的なリハビリを受ける為に遠路中伊豆リハビリセンターにやってきた。
東京のリハビリ施設はどこも満床。で、昨年家内がお世話になった中伊豆リハビリセンターに問い合わせると受け入れOK。ここは全国第七位に評価されるリハビリ専門施設だ。
センターに入院した時は寝たきりで話すことも出来ず、正直、リハビリの効果がどれほどあるか懐疑的であった。

以来、親父の見舞いに伊豆スカイラインを走る日が続いた。一年前の同じ季節に、入院している家内の元に通う毎日と同じ光景が繰り返す。
だが一年前と今とでは気分的に精神的に随分と違うものがある。家内の元に通う毎日は不安と悲しみの毎日であったが、親父へのそれは何故か不安とか悲しみとかの気持は湧いてこない。86歳の高齢でもあり、まして男のせいもあるだろう。
一か月が経過し、リハビリの成果も徐々に表れてくる。呂律が回らないながらも、何とかコミュニケーションがとれるようになる。そうなると親父の文句も出てくる。呂律も回らず右半身不随で下の世話も受ける羽目になった自分自身が情けないのだろう。それに東京人の親父にとっては伊豆の山中に取り残された気分に陥ったようだ。

「しょうがねーじゃねーか、頑張って治すしかねーだろ、心配すんなって、伊豆の家から車で20分、一日おきに来るからさ、三か月はリハビリに専念しようぜ」
「ほら、動くようになったじゃねーか、な、あと一か月もすればもっと回復するって」

慰め、元気づけ、怒り、笑い、少し泣き、そして三か月が経過した。
まだ右手右足は動かないが、ベッドから車いすへ、車椅子からベッドへは、少しの支えで移乗出来るようになった。会話も問題ない。食事も刻み食ではあるが自分で食べられる。尿意や便意も判るようになり車椅子便器も使えるようになった。

とはいうものの、介護4で難聴で目が不自由な86歳では介護と車椅子無では生活できない。練馬の住まいは典型的な日本家屋だからバリアフリーなどとんでもない。で、自宅に近い有料介護老人ホームに入居する事とした。条件は中村橋の自宅から近く、高円寺の妹からも近いところ。
亡くなった母が過ごしたホームへと入居申し込みをする。もちろんOKだが只今満室だという。

「でも、毎月のように空室が出るんですよ。寒くなると一層空室が…。ホームから病院へ入院中の方も三人ほどいらっしゃいますから。ですから、少しお待ちいただければ大丈夫かと。」

早い話がお亡くなりになるご老人が毎月出るという事か…。そして、それを待っていたように空待ちの老人が入居する…ぞっとする話ではないか。でも、それが現実でもある。しょうがないか…。

結局、そのホームからは空きの連絡がなく、退院近しと焦って、別のホームに申し込みをする。大企業の系列会社が経営するホームだから安心感はあるが、お値段は…高い!
審査も終わり、親父との面接も終え、入居が確定したその夜に、例のホームから電話が。

「お待たせしました!空きが出ましたよ!それも二部屋も!」

知るか!(怒)


さて、家内の介護に何の不満もないが、一番の不安は自分が病気になり動けなくなること。自分が動かなくなったら家内の介護は絶望的だ。だから食生活にも気をつけ(てるつもり)、スポーツジムにも通ってメタボ脱却に励んでいる。それでも人間、いつどうなるか明日のことはわからない。

「もし僕が動けなくなったら…伊豆の家の近くのホームに夫婦して入ろうか。そうすりゃ、たまに我が家に帰っても来られるじゃないか」
「伊東市民病院のすぐ下に、みかんの花咲く丘っていう有料老人ホームがあるんだ。部屋も広いし、設備もいいし、見晴しはいいし、病院にも近いし…値段も東京と比べれば断然安いしね」
そう考えていた。

ところが、唖然とするニュースが飛び込んできた。
なんと、その「みかんの花咲く丘」を経営する株式会社伊豆の里が倒産したという。債権者より東京地裁へ会社更生法の適用を申し立てられ、同日保全管理命令を受けたそうだ。負債総額は約20億円という。
保全管財人は、「入居者に迷惑をかけないよう運営はこれまと同じように継続する。安定した経営を続けるためにも新たなスポンサーを募集したい」と話しているというが、さて。

10年後の伊東市は60歳以上が48.5%と概ね二人に一人が中高齢者。70歳以上の高齢者割合は33.6%となり三人に一人は70歳以上の高齢者となる事が予想される。
安心して暮らせる老後社会の未来はあるか。


土曜の夜はブイヤベースね

2008年11月19日 | 定年後の徒然日記
業務報告です。
22日(土曜日)17時より「たつ野」にてブイヤベースパティーを行います。
今回は城ヶ崎2号さんもご参加の由、賑やかにいきましょう!
tsukaさん、ESさん、城ヶ崎2号さん、たけちゃん、ジロー、+飛び入り歓迎!


土曜日は昼から拙宅の南道路際フェンス大改造工事で、たけちゃんと共に肉体労働をいたしますので腹ぺこで伺います。


チンしてチップス

2008年11月16日 | 定年後の徒然日記
かめ姫さんからリコメンドされた「チンしてチップス」、早速楽天で購入した。一番安かったキッチンクレインズのチンしてチップスはスライサー付きで980円。お安い!でも配送料別途で、こちらが600円もしちゃうから送料がもったいないからと他の商品も購入してしまう。たいして必要もないのに…ノセラレタ。


で、このチンしてチップス、早い話がジャガイモをスライスしてチンするだけの道具だからいたってシンプル。製造原価はせいぜい100円の商品だが、発想が良いから売れに売れている。


なにしろビール党もウィスキー党もTV・DVD好きも若者も、老若男女を問わずチップスは必携品であるが、なにせ高カロリーの見本のような食べ物。一袋食べれば400Kカロリーほどの摂取となるから恐ろしい。
そこに目を付けたのが、チンしてチップス。
ジャガイモ1個(中・約100gで70Kカロリーのみ!)でたっぷりチップスを味わえるんだからスグレモノだ。980円の道具です。


中くらいのジャガイモを軽く洗って良く水気を拭き取る。で、スライサーを噛ませるために少し端部をカット。


スライスする。お~~良く切れる!うっかり指をスライスしたら悲劇だ。


スライスしたジャガをチンする道具の差し込みに入れる。こんな具合ね。


ターンテーブルの端に乗せて500Wで8分ほどチン
7分ほどして取り出してみる…う~ん、あと1~2分かなぁ


OKね。取り出して少し乾かす

袋に入れて塩と胡椒を適量ふりかけ、袋をシャカシャカと振る
出来上がり!食す…う~~む…なかなか…でも、少し生っぽいかな?


正直、市販のチップスのほうが…美味~い!
それに、一回に出来るチップスの量、少ないんだよね。何回もチンで面倒くさい。
これもカロリーオーバーを控える為か。
量が足らないから「イカの燻製」を少々。意気地無!


11月11日は介護の日

2008年11月11日 | 定年後の徒然日記
厚生労働省は、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」を「介護の日」と決めたそうです。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく親しみやすい語呂合わせとしたとか。

ご存じのように、家内は度重なる大病と脳血管障害により介護を受ける身となりました。病院・リハビリ施設・ケアマネージャー・介護ヘルパー・デーサービス等など、地域の多くの方々の支援を受けています。介護保険制度があるからこそ、ずいぶんと救われてもいます。ブログやガーデニングを通じて励ましをいただける友達も広がりました。この場を借りて心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。

お陰さまで、今は小生が元気ですから、世の中の仕組みの世話になりながらも家内は自宅で安心して静かな生活を送ることができます。しかしながら、もし小生が何らかの要因で体が動かなくなったら…我が家は地獄。

一年前には医者から高脂血症とメタボの警告を受ける羽目に。で、一念発起、食生活を(若干)改め、酒量を大いに改め、スポーツクラブで汗を流し、その結果この一年間で、体重は82キロ⇒74キロ、GOT・28⇒20 GPT・19⇒15 γ‐GPT・57⇒50 LDL・167⇒155 T-G・201⇒139 T‐CHO・258⇒195 血糖値・85⇒84 ジーパン・ワンサイズダウン、と、かなり改善されました。

が…が…が…、もう限界、またもや水戸黄門の時間になると、片手にビール、片手にチップスという最悪の光景が再開されてしまったのです。夜、家内が寝入ると、シングルモルトの瓶が手元に置かれてしまいます。誰が置くのか不明です。きっと悪魔の仕業です。空になったモルトの瓶を眺めて早三日。ついに楽天で河内屋にマッカラム・グレンリベット、グレンフィデックの定番を注文。悪魔の仕業です。

反省しています。猛反省しています。明日はビールはともかく(これがいけない)チップスの類はゼ~ッタイ×です。


さて、伊豆高原定住者の老齢化も急速に広がっています。伊東市役所のHPで老齢に関する市の統計データを調べてみました。その結果、



この表は、ジローが市のデータを単純にスライドさせて作った表ですが、平成17年度の60歳以上の中高齢者割合は37%、10年後の平成27年度には48.5%と概ね二人に一人が中高齢者。また、70歳以上の高齢者割合は現在19%ですが、10年後には33.6%となり三人に一人は70歳以上の高齢者となる事が予想されます。
そうなると…伊豆高原の光景は…いいですか、二人に一人は中高齢者、三人に一人が後期ナントカになっちゃうんです。

で、10年後の心配のタネを並べてみました。
これから伊豆高原に定住を目論む方は、その辺もしっかりと対策を練っておいてください。ま、どこに住もうが事情は変わらないでしょうが。

老人の車の運転で悲惨な事故が増える
病院は益々大混雑で診察待ち5時間は常識に
買い物に行けず宅配食事が増える
何でもかんでも買物はインターネットで宅配に
老犬老猫、リスは益々勢いづく
スポーツクラブは高齢者ばかり
スーパーの売れ筋は高齢者向けのみ
高齢者の反感を買うと選挙で勝てない
老老介護の住人が増える
認認介護の住人も目につく
高齢者を標的の犯罪が増える
ガーデニング、とりわけバラ栽培は不可能に

今から、伊豆高原定住組と定住予定組のネットワークを広げなくてはいけません。
幸い、我々の年代にはインターネットという誠に便利なツールがあります。
お互いの安心と健康と楽しみと安全のために、ネットワークを広げましょう!

秋バラ(7) 秋の庭巡りツアーも最終回

2008年11月06日 | バラ日記
東海バスが企画する伊豆ガーデニングクラブお庭巡りツアーは春のイベントだが、秋にも庭巡りツアーを企画してほしいとの声により、秋バラを主体とする秋のお庭巡りツアーが実施された。ツアーは10月中旬より毎週行われ、今日は最終回のツアーとなった。四回行われたツアーはいずれも満席であった。ガーデニング好き、とりわけバラ好きの人が多いのには驚かされた。



今年の秋バラは、夏のギックリで二ヶ月間もバラの手入れを放置してしまい、黒点まん延で殆どのバラが葉を落した結果、秋バラも例年の6割程度しか咲かなかった。それでもご来庭いただいた皆様はご満足の様子がうかがえ、ジロー猫も嬉しそうである。

では、秋バラ(7)をご覧ください。

フレンチレース 咲き始めは剣弁で巻きも美しいけど、開ききるとこのように


マ・パーキンス FLの中でも指折りの美人


マチルダ この娘も花付いっぱいの元気印 淵がピンクのボカシ柄です


ライラックローズ おとなりのアルンウィックと香りの競演です


レディー・ヒリンドン まさしくTeaの香り、上品さはピカイチ


この娘、いまだに名前が判りません。香りはGOODなHTです。


羽衣 このツルバラは働き者 春からずっと咲き続けています。


南花壇の風景


道路際の風景


眠れぬままに朝を迎え…デッキから見た朝焼けは美しかった


伊豆高原の秋は足早に通り過ぎようとしています。



高円寺あずま通りグルメ どんぶり&定食 どん

2008年11月04日 | 定年後の徒然日記
突然ですが、昨晩というか本日未明12:15の真夜中ですが、テレ朝「青木さやかの美しき青木ド・ナウ」で高円寺あずま通りグルメの放映があり、なんと妹が経営する定食屋が紹介されちゃったんです。
前もって妹からTVに出るよ~とのアナウンスがあったもんだから、ジロー家は総員眠い目をこすりながらカメラを構えてTVの前で待機していたのであります。もちろんジロー猫も待機しております。カミサンなどは毎晩床入り20時ですが、24時になった途端パッチリ目を覚まし起き上がってきたのです。


出た~!青木さやかの登場です!日頃は興味なしのお笑い系タレントですが、今夜ばかりは神々しく見えちゃいます。なんたって我が妹のお店を取材しちゃうのですから、これはもう神様仏様です。


さっそく高円寺あずま通り商店街のオモシロ店の紹介が始まります。次々とオモシロイお店とオーナーが登場します。

お~い、まだか~?
ねえ、まだ映らないの?
ニャ~~~?
一族郎党まだかまだかの大合唱です。


で、出たーーーーー!映ったぁぁぁぁぁ!ついに妹の店が…
お店の前に陣取る女占い師さんも登場です。(なんで占い師が?)

お、おおおーーーーー!オーナー登場!

もう涙無しでは見られません。
バンザァ~イ!猫も万歳三唱です。

定食メニューの紹介です。ね、ね、おいしそうでしょ!なんたって安い!



棚には漫画がズラリ、この店、独身漫画愛好家の常連さんが多いんです。ただもうヒタスラにマンガに没頭し、そのついでに気がついたように箸を運ぶのです。


ん?んん?もう…終わり?うそだろ?だって…まだ1分も経ってないのに…もう違うお店が…。

でもまぁ、良かった良かった。なにしろTVの威力ってすごいからね。でも、こんな深夜に高円寺あずま通り商店街のCM的放送を見てる人いるかねえ。
伊豆高原からでは高円寺は遠いけど、皆さん、中央線に乗ってお腹がすいたら、高円寺で下車して徒歩3分「あずま通り商店街のどん」へ直行してくださいね。
なにせ、安い!美味い!早い!の三拍子なんですからね。

兄からの応援CMでスミマセン。