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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

水が出ないのだ!

2009年11月09日 | バラ日記
ファ~~~、あくびしながら便器に腰かけて用をたす。さてと…そろそろ朝ごはんの準備するか…水洗ボタンを押す…ん?…もう一度押す…??

あれ~?水が出ないじゃん!もしかして断水?どうすんのよ、便器の中のモノ。
洗面室のコックを開いても音沙汰なし…台所のレバーを動かしても何にも出てこない…シャワーも駄目。
コーヒーは煎れられない・サラダ作れない・お皿洗えない・歯磨き出来ない・ウンチ出来ない・薬飲めない…水ないと、な~んにも出来ないのよ。

伊豆高原管理事務所に電話する。「朝ごはんも食べられないし、トイレにも行けないし、シャワーも歯磨きも、薬も飲めないんですけど…」
「すみません、給水タンクで漏水事故がありまして…タンクがカラッポになっちゃって…ええ、大至急で普及工事してるんですけど…回復の見込み?判らないんです。」

あぁ、無意識に文明生活を享受している僕たちはひ弱だ。生活インフラの一つでもダウンすると生きていけなくなっちゃうんだね。災害は忘れたころにやってくる、だね。お風呂はいつも水を張っておく。飲料水2リットルボトル2ダースをストックしておく。緊急用トイレ処理パックも用意。三日分程度の食糧、薬のストック(これ無くなると死んでしまう)、懐中電灯…あれもこれも必要だ。今日は家内のリハビリに伊東の丘に行くから、ついでにカインズ行って買っておこう。

それにしても…まだトイレに行けないし、朝ごはんも用意出来ない…ジロー猫も不貞腐れてるし…ど、どうしよう。

下田芸術祭&とびきりの白ワイン「サンセール」

2009年11月09日 | バラ日記
下田市文化会館で開催されている下田市芸術祭の洋楽イベントに出かけた。ギターの師である藤原先生の生徒さんの演奏を聴くためだ。135号線をまっすぐ下り、海岸の景色を楽しみながら順調にドライブ。思い出話に必ず出てくる今井荘を通り過ぎる。「覚えてる?新婚旅行の二日目に泊まったんだよね。」40年以上も前のセピア色の思い出だけど、ロビーで撮影した家内は少女だった。その少女の写真は僕の宝物だ。僕にとっては今でも少女だけどね。秋の白浜は美しいけど寂しい。

藤原教室のお弟子さんが四組出演するが、何方も上手いなぁ。このくらい弾けたらいいなぁ。僕なんかローコードを数種類ジャンジャラジャンで終わりだからさ、ギターの練習は家内にとっても猫にとっても迷惑この上ないのよ。みてろよ、一年後はブルースの弾き語りであっといわせっからね。伊豆高原のYさんのBefore you accuse me、目茶カッコよかったよ。先生がサイドギター担当してたけど、抜群のストロークにすっかり痺れてしまった。この曲、先日完成したDVD「ジローガーデン2009の娘達」の後篇・クラプトンバージョンでオープニングBGMに使っている曲なんだよね。僕がやりたかったなぁ…来年こそ。

帰りの車の中で、今夜の夕食の相談。そうだ、昨日Sさんご夫妻からいただいた高級白ワイン「サンセール」が冷蔵庫で冷えてるよ。じゃ、決まりだ。舞茸と鮭を軽くバターソテーして黒コショー、カルボナーラソースにまぜて牛乳少々加えて一煮立ち。熱々のパスタにかけて出来上がり。グリーンサラダを添えて準備OK。そこでいそいそと冷やした「サンセール2007」のコルクを抜く。う~ん、爽やか・フルーテイー。ワイングラスに並々と…乾杯!
日頃はワインを飲む習慣がない我が家だが、Sさんからいただく「サンセール」は別物。本当に美味しいワインだなぁ。グレープフルーツの香りでスッキリした飲み心地。Sさん、ありがとうね。
そういえばSさん、今月はお誕生日で、しかも還暦だそうだ。子供達が祝ってくれるんですよ…嬉しそうなSさんの顔が幸せっていっている。おめでとうございます!

11月20日、三か月ぶりにバターノートのJAZZライブを予約した。本当に行けるといいんだけど。

M未亡人

2009年11月02日 | バラ日記
久しぶりに大笑いした。腹の底から笑った。涙を流して笑ったのは何年ぶりかなぁ、なんて思う。
先週の土曜の夜、お友達のTさんとtsuさんが、家内の退院を祝う一席を設けてくれた。いえ、それは口実で要は飲めればいいだけなのかも知れないが。でも、嬉しい誘いだ。場所は例によって「たつ野」

で、何の話でそうなったのか忘れてしまったが、「ね、ね、高級旅館泊まるなら何処がいいかねぇ」なんて話に展開。
「そうねぇ…湯河原の「つばき」とか、あっ、熱海の○△はどう?」と、高級旅館情報通のtsuさん。
「つばき」と同系列と思うけど、湯河原の山水楼もいいんじゃないの?下賀茂の伊古奈も良かったけどさ」とジロー。

ここからは発言者を伏せて…

で、何で高級旅館なのさ、
そりゃ、俺だってたまには高級旅館へ行ってみたいのよ
一人寂しくバイクで行くの?
ライダーズハウスのほうが安いと思うけどね、一泊2000円とか…
高級旅館じゃないと駄目
あのさ、高級旅館ってのは、相手の女性(この場合、カミサンとか○×□とかは別にして)を満足させるためにあるんよ。
そ、こんな美味しいお料理食べたことないわ、感激、あァ贅沢してる~~なんて喜んだ相手の顔見て男は満足するってわけ。
露天風呂付で高級料理食べて仲居にチヤホヤされたって、一人旅の高級旅館は侘しいだけだぜ。

いやな記憶が蘇ってきちゃったよ。いえね、ずいぶんと昔のバブルのころだけどさ、商売がらみで二人の不動産屋の社長を接待してさ、湯河原の海石榴(つばき)に泊まった時のことよ。なんと相方の二人は美人の御同伴。でさ、夕食の部屋に入って行ったら、相方の連れはなんと艶めかしい着物姿でさ、しかも「だらりの帯」ときたもんだ。
えっ?だれの帯?
だらりの帯だよ、ほら、舞妓の着けてる長い帯よ…。あれ、きっと銀座の女だなぁ。でもちょっと品が無かったなぁ。
で、ジローさんは?
俺?ひとり…口あんぐり開けちゃってさ、ただもう手酌で飲むっかないでしょ、
ガハハハハ
相方二人はご機嫌でさ、注しつ注されつしてクチュクチュしてるしさ。
クチュクチュねぇ…
で、食事終わって自分の部屋帰ってさ、ね、侘しいったらありゃしない、馬鹿にしてぇ…。
ガハハハハ
懐石料理も砂を食むようだったし、酒も酔わなかったし。だからさ、高級旅館ってのは一人で行くもんじゃないのよ。

一人じゃないのね、
ほう…
いやさ、妙齢の御婦人に惚れられちゃってさぁ…
妙齢の?
多分だけど…気があるみたいでさぁ…未亡人なんだけどね。
み、未亡人!ゆるせませ~ん!

で、露天風呂付きの高級旅館に誘おうってわけ?
そ…。
着物が似合う女性でさぁ
許せませ~ん!

ふろ上がりの髪がいい香りで、月見ながら一杯やって、膝枕で明かりを消して、拓郎だね、まるで。
着物の裾をはらりと解いて…クゥゥ~~~~
絶対許せませ~~~~ん!

紐パンツなのよ
紐パンツ????
ガハハハハ
きっとラクダのズロースなんだ
じゃないのよ、紐パンツ!
井上靖の世界だわな
ガハハハハ
???
えっと、渡辺淳一の本にさぁ
あっ!渡辺淳一よ、井上靖じゃなくてさ
でしょ、なんか変だなぁって
ガハハハハ

それからはもうタイヘン、○△×□♯♭※…
カンカンガクガクで、嫉妬と笑いと涙と酒とが入り混じり…
あのさ、話題を提供しただけなんだけどさ、
そこまで聞かせといてそりゃないでしょ、
ね、ね、続き聞かせて、ブログに書いて!
M夫人のその後はどう?なんて聞いていい??
ガハハハハ

男ってのは幾つになってもスケベなのよ。
アホな話に大笑いして酒を飲む…友達だなぁ
久しぶりに腹の底から笑った楽しい酒宴でした。

そうそう、カミサンの退院祝いだからって、勘定はTさんとtsuさんから奢ってもらった。遠慮なく御馳になるね。ありがとう。
この次はジローの奢りで飲もうね、で、M未亡人の続き話してね。


こういう話って…ご婦人からはきっと総スカンだろうな…・