この店の雰囲気、音響の質、シングルモルトの品揃え、価格の安さ等を評価していただくお客様も多いし、常連様も増えてきたけど、何しろ人口の絶対数が小さすぎるからねぇ。
伊東市の人口は約73000人。内、伊豆高原の商圏エリアとなる対島地域(八幡野・池・富戸・赤沢)の人口は約16000人、世帯数は約8000世帯ね。伊豆高原・大室エリアに絞れば800~1000世帯くらいじゃないかなぁ。更にその内の中高年齢世帯となれば、ざっと400世帯ってとこだわさ。更に更に「音楽好・お酒好」となれば…二割としたって貴方、80世帯くらいになっちゃうじゃないの。それを居酒屋やレストランやバーなんかの店の数で割ると…おっそろしい。ま、判ってはいたけどさ。
月二回ご来店いただける常連様が20人いらっしゃっても月間のご来店は20人×月3回=60人。月22日営業だから、平均すると2.7人/1日。それに新規のお客様が時々ね。つまり一日平均の来客数は3人×22日=月66人~70人。ご来店ゼロのお茶引きの夜だって度々だからさ。で、最近の夜の売り上げパターンはこんな感じかな。
夜のお客様の平均的な飲み代は
Aパターン ビール500円×1 ウヰスキー500円×2 オードブル小皿500円×2 計2500円
Bパターン 焼酎500円×3 オードブル小皿500円 乾き物300円 計2300円
Cパターン ソフトドリンク500円×2 計1000円
Dパターン グラスワイン500円×2 オードブル小皿500円 計1500円
女性七割 男性三割 平均客単価2000円
平均来店客数 月間70人
平均月間売上 2000円×70人=14万円
食材酒類の原価のみを差し引いた単純粗利益率を65%としても粗利益は91000円ね。
そこから土地建物の固定資産税・設備費の償却・電気代・水道代・汚水管理・JASRAC著作権料・時々ライブ時のアルバイト料・広告費・印刷費・消耗品・その他諸々差し引くと…当然ながらマイナスよね。もちろんマスターの人件費なんぞ鼻血もでませ~~~ん。
夜の収益だけじゃ赤字が積み上がるだけだからさ、昼は「貸ホール」で少しでも回収しようと。でもねぇ、お仲間ライブやバンド練習やパーテイーで利用されるのは月2~3件くらいかなぁ。3時間貸で5000円、4時間貸で6000円だからねぇ。
9月1日開店以来の累計赤字は…あほらしくて言えないよ。
と、嘆き節はここまでね。じゃないと話は終わっちゃうからさ。
続く