「どうしました~?」
なんか…このところ胃がシクシクと…
「何時頃からですか~?」
えっと…ひと月位前からかと…
「食前に痛むんですか~?」
食前もですが…食後も…
「どんな風に~?」
グゥゥ…とか、シクシクとか…重いんです…。 最近、僕の周りで…癌とかで…亡くなられる方が続いちゃって…
「で、心配に…よ~~く判りますよ~~。真っ黒なウンチ出ました~~?」
いえ…でも、もしかして…で、この際、胃カメラやっとこうかと…
「ふゥ~~む…(ボクのカルテ見ながら。胃カメラで撮った写真が何枚か貼ってあるのがチラっと)・・・前に胃カメラ飲んだの三年前ですねぇ。」
「やりましょう!ね!胃カメラ、やっちゃいましょう!」
(なんか、そう嬉しそうに言われちゃうと引いちゃうんですけど)
「ついでにエコーもしちゃいましょう!」
エコーですか?
「そ、肝臓とか膵臓とか前立腺とかも見ちゃいましょう!」
ぜ、前立腺?
「歳ですからねぇ…おしっこ、出はどうです?」
…飲んだ後なんか・・・ポタポタと・・・
「やっちゃいましょ!この際!」
…
「今朝の食事、しました?」
イチオウ…食事しないで来たんですけど・・
「そっかそっか、偉いねぇ、じゃ、やっちゃいましょう!」(何でそう嬉しそうにいうのかなぁ、このセンセ)
は、はい
「じゃ、少しお待ちくださいね~~」
こういう時って、呼ばれるまでベンチで待つ身って…不安なんだよね…
「ジローさ~~~~ん」
あのね、~~~って伸ばさなくても。でも、この看護婦さん、じゃなくて看護師さん、なんか、そそられるなぁ(何考えてんだろうね、この場面で)
「こちらへどうぞ」
(カーテンで仕切られた薄暗く狭いコーナーに診察台が。。。なんか怪しい雰囲気。」
「最初にエコーしますからね、お腹を出して…ズボンを…おへその…下のほうまでおろして…仰向けに」
下のほうまでって…この辺…ですか?
「も少し…下まで」
このあたりで・・・いいですか?
「だいじょうぶですよ~~心配ないですからね~。じゃ、ゼリーを塗りますから・・・ちょっと冷たいかも。」
えっ?えっ?あっ!(この会話って、なんか誤解生むんじゃないかなぁ。変なこと想像してんでしょ)
いいところで続きね。乞うご期待!