定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

胃カメラ 1

2012年05月31日 | バラ日記

「どうしました~?」

なんか…このところ胃がシクシクと…
「何時頃からですか~?」

えっと…ひと月位前からかと…
「食前に痛むんですか~?」

食前もですが…食後も…
「どんな風に~?」

グゥゥ…とか、シクシクとか…重いんです…。 最近、僕の周りで…癌とかで…亡くなられる方が続いちゃって…
「で、心配に…よ~~く判りますよ~~。真っ黒なウンチ出ました~~?」

いえ…でも、もしかして…で、この際、胃カメラやっとこうかと…
「ふゥ~~む…(ボクのカルテ見ながら。胃カメラで撮った写真が何枚か貼ってあるのがチラっと)・・・前に胃カメラ飲んだの三年前ですねぇ。」

「やりましょう!ね!胃カメラ、やっちゃいましょう!」
(なんか、そう嬉しそうに言われちゃうと引いちゃうんですけど)

「ついでにエコーもしちゃいましょう!」
エコーですか?
「そ、肝臓とか膵臓とか前立腺とかも見ちゃいましょう!」
ぜ、前立腺?
「歳ですからねぇ…おしっこ、出はどうです?」
…飲んだ後なんか・・・ポタポタと・・・
「やっちゃいましょ!この際!」

「今朝の食事、しました?」
イチオウ…食事しないで来たんですけど・・
「そっかそっか、偉いねぇ、じゃ、やっちゃいましょう!」(何でそう嬉しそうにいうのかなぁ、このセンセ)
は、はい
「じゃ、少しお待ちくださいね~~」


こういう時って、呼ばれるまでベンチで待つ身って…不安なんだよね…
「ジローさ~~~~ん」
あのね、~~~って伸ばさなくても。でも、この看護婦さん、じゃなくて看護師さん、なんか、そそられるなぁ(何考えてんだろうね、この場面で)
「こちらへどうぞ」
(カーテンで仕切られた薄暗く狭いコーナーに診察台が。。。なんか怪しい雰囲気。」
「最初にエコーしますからね、お腹を出して…ズボンを…おへその…下のほうまでおろして…仰向けに」

下のほうまでって…この辺…ですか?
「も少し…下まで」

このあたりで・・・いいですか?

「だいじょうぶですよ~~心配ないですからね~。じゃ、ゼリーを塗りますから・・・ちょっと冷たいかも。」

えっ?えっ?あっ!(この会話って、なんか誤解生むんじゃないかなぁ。変なこと想像してんでしょ)

いいところで続きね。乞うご期待!


心配事

2012年05月30日 | バラ日記

お店は只今基礎工事中。

構造材・造作材・屋根・外壁・内装・電気・水道・厨房設備・音響設備・照明・防音・職人手配・見積もり調整・価格ネゴ・施工手配・工期調整・・・・
あれやこれや、これやあれやと、やらなくちゃならないものがテンコ盛りなのよ。普通なら設計事務所と工務店に頼んで後はお任せでお金の心配だけしてりゃいいんだけどさ。なにせ予算ギチギチだから、工務店の現場監督よろしく直接に材料購入職人手配、おまけに、しつこくネゴして頭下げてまけてもらわないと、とてもじゃないけど予算内であがらないのさ。間違っても、カミサンが安心して生活出来る老後資金は絶対手をつけられないからね。

そうはいっても予算通りにいかないのが建築工事の常。あちこちで見積もりアップが生じるから、その都度財布と

胃袋がキュ~~~ン

そのストレスのせいかどうか、この一か月というもの、胃の調子がすこぶる悪いのさ。チリチリ痛むんだ。胃が重いんだ。胃が膨れるのよ。重~~いシクシクとした痛みが。ガスター飲んでも治らない。

お店の工事が始まってからというもの、夢の実現に胸を膨らます楽しい時間と押し寄せる不安が交互にやってくるのよ。今更止めるわけいかないじゃないの。でもさ、一方で不安の比重がだんだん大きくなってくるのさ。その「不安」の要素は三点につきるんだけど。

1.期待する店が予算内で出来るか
2.お客は来てくれるか。赤字の垂れ流しにならないか。
3.自分の体力はもつか。予期せぬ病に侵されないか。

1.の不安、まあ、若干のオーバーで済みそうかな。
2.の不安、これはもうやってみなくちゃ判らない。
3.の不安、これが問題なのよ。例の腰痛持ち。大丈夫かね。それに、最近たて続けに何人かの友を癌で失ったし。

癌? ガ~~~~~ン

そういえば、最近の胃のシクシク…もしかして…ひょっとして…。お店出来て、オープンして、楽しく営業出来て、一年で「癌です。余命半年です。」なんて言われたしにゃ、おい、

どぉーーーーーーすんだよ。

Aさんの気持ち、今更ながらに思うと涙が出るよ。
前立腺も肥大傾向だし、高脂血のレベルは相変わらず高値張り付き。肝臓も心配だし、白内障も…

そうだ!この際、胃カメラのんでエコーかけて不安の種を払拭しとこっと。もし、ヤバイことになったら、今からでも遅くない。大損害は覚悟で止める勇気ももたなくちゃ。
あぁ…また不安の種を作ってしまった…胃が…痛い。ジロー用のガスター飲んじゃおうか

おーーい ジロー 胃薬もっといで


千客万来!

2012年05月30日 | バラ日記

ジローガーデンのオープンガーデンも5回目を迎えた。年々訪れるお客様も多くなる。今年のバス巡りツアーは天候にも恵まれ、どのコースも満席状態。臨時増発も出したそうだから大盛況だね。東海バスも商売になってよかったね。もっとも庭主の方へはおこぼれも無いけど。

我が家の庭を訪れる人たち(圧倒的に中高年のご婦人方が多いけど)の反応と質問はパターン化されてます。

わ~ステキ!う~ん、バラの香りが…
ねぇねぇ、見て!この大輪 これ、なんて名前?
お一人で管理されてるの?大変ねぇ
バーゴラとかフェンスとかもご自分で?すご~~い
でも、消毒なんかするんでしょ 殺虫剤とかも?
肥料は何をお使い?たくさん使うんでしょ?
花柄を切る所って? 剪定ってどこで切ったらいいの?
蕾がうなだれちゃうの、あれ、何で?
あら~海も見えるのね ここでお茶しちゃって,,,
幸せな老後ねぇ…充実の老後ねぇ (幸せねぇ・・・充実なんて・・・)
ところでジロチャンは? (いつだって主役は奴なんだよ)

バス巡りツアー、観光タクシー、フリーのお客様、ペンションからのお客様…土曜日曜は次々と訪庭客が絶えないけど、この喧噪もあと一週間かな。その後は、花柄摘み・御礼肥・雑草取り・芝刈り・消毒…難行苦行の始まりよ。で、梅雨入りね。伊豆の梅雨は長くてジメジメで鬱々でいやな季節だ。気分がどんより。そういう時期に花が咲くアジサイ、あれ、あんまり好きじゃないんだよ。


満開のジローガーデン1

2012年05月26日 | バラ日記

ようやく満開状態になりました。至福の時間ですね。毎日お客様がお見えになります。予約電話いただけると有難いのですが、突然来られると・・・お風呂で裸のまんま出る訳にいかないし、買い物も行かなくちゃならないし・・・。あと、無断で庭に入るのは遠慮してね。

この娘、新顔です。名前は「スヴニール・デユ・ドクトル・ジャメン(HP)」 近寄りがたい名前でしょ。うん、ビューテイフル。香りも一級品です。


路上ライブ

2012年05月19日 | バラ日記

娘が下田の黒船祭りを見学に・・・・。

あちらこちらでイベントの真っ盛り。下田黒船祭りは仕掛けも大きいし、日米国家あげての大イベントだし、観光客動員〇〇百万人・・・とはいかないけど、伊豆一番の大イベントね。

で、とある路上で着流し男の二人組がギター抱えてブルースを歌っているではないか?ん?あれ?あれ~~~!この人たちって、YさんとNさんよね。え?え~~~??!! という訳でさっそく携帯でパチリ。すぐさまジローにご注進。で、送られてきたのがこの写真。

お主、やるのぉ。着流し姿で路上ライブとは・・・。ギターケース開いてお賽銭集めね。いっぱい稼いだんだろうなぁ。ギターケースから溢れる投げ銭だって?当分、飲み代困らないよね。

そうか・・・この手があったのか。CafeBarなんてお金かけてお客来なくて倒産の悪夢に苛まれるよか、投資金額ゼロ!着物は借り物!路上のテラ銭無し!倒産の心配なし!しかも投げ銭ジャラジャラで儲かることこの上なし!

今すぐ、店の建築工事を中止して、古着の着物を引っ張り出して、ギター担いで下田に行かなきゃ。ん?ちょっと遠い?じゃ、伊豆高原駅前で路上ライブなんてどう?投げ銭いっぱい稼げるかなぁ。ん?石が飛んでくるってか?


今年のバラは遅いねぇ。

2012年05月19日 | バラ日記

例年と比べると10日遅れって感じ。もう5月も下旬に入るってのに、開花してるのは全体の20%程度かな。伊豆高原は温暖だからバラも開花が早いでしょ、なんて言われるけど、今年はほんとに遅いのよ。

とりあえず今咲いているバラのいくつかを撮影したから見てね。そういえば、バラの事をブログに載せるのは久しぶりだなぁ。そもそも、このブログのタイトルにあるように、ブログテーマは「定年後の伊豆暮らしとバラ」なんだから、もっとバラの話をいっぱい載せなくちゃいけないんだけど・・・バラの話題も尽きちゃったんだよ。趣味としては浅いのかも知れないね。

そうはいってもバラのシーズン。毎日お客様がバラを目当てに来られるから手は抜けないのさ。咲き初めでどの娘も元気がいいけど、至福の時間はあっという間に通り過ぎ、そのあとは・・・毎日ビニール袋3杯の花柄摘みとお礼肥、その後は、ジメジメ梅雨と黒点戦争、さらにその後は真夏の炎熱地獄の中で雑草との果てしない戦い。あ~あ。

 


Cafe'Bar & Live Jiro's 4 音問題

2012年05月13日 | バラ日記

ここは国立公園だから樹木の伐採は殊の外厳しいのだ。

建築確認を申請すると同時に自然公園法による立木伐採の許可が必要となる。当然、立木伐採は建物建築と駐車場スペースのみに限られるし、立木伐採の後の植樹や屋根・外壁の色彩計画まで規制される。高さ30mもの大木がワンサカあるから、この大木の伐採と抜根、それらの排出と整地に多額の費用がかかる。予算を大幅にオーバーする元凶がこれで頭が痛かったけど、ま、しょうがないね。

もう一つの問題は「音」
JazzBar?? Live?? 当然に音の問題があるよね。しかも伊豆高原分譲地は殊の外静寂な別荘地。そこにJazzBarだって?
建築計画を聞いたご近所からは、ま、当然ではあるけど、早速に音の問題を指摘されてしまった。

勿論、防音対策は完璧ですよ。

「でもね、建物の防音は完璧でも、お酒飲んで、Jazz聞いて、オールデイーズでいい気分になって、お店を出てから哄笑や車のドアの開け閉めやエンジンふかしてヴォヴォヴォ~~~ンってあるでしょ。あれって、深夜の伊豆高原じゃ響くんだよね。」
「まさか深夜営業しないよね」
「うち、10時にゃ寝ちゃうのよ。営業時間10時までにしてくれない?」
「でも、JazzBarっていいわねぇ、生のバンド…聴きたいわ」
「あなた、バーテンするの? イケメンのバーテンじゃないのね・・・じゃ、お客こないわねぇ」

 

いろいろありますねぇ。いろいろ言ってくれますねぇ。
で、頭と胃とお尻と財布がいっぺんに縮こまってしまったのよ。あれやこれや、これやあれやで...めんどうくさいから、やめちゃおか。なんか、面倒くさくなってきた。

でも、そこでヘコタレナイのがジロチャンね。立場を変えてみれば、それは皆さんの心配はしごくもっともな話。ご近所様とは仲良くやっていきたいし。

考えました。自分の主張を押し付けるんじゃなくて、相手の立場で考える。これ、平和の基本だし。一週間考えて、これならご納得いただけるのではとの対策をまとめて説明に伺った。いかがでしょうか。

防音対策
① 壁の構造を厚くし、防音遮音性能を徹底しました。具体的には以下の通りです。

室内側石膏ボード厚15,5㎜ + 日東紡遮音シートJ厚1㎜ + 空気層40㎜ + 密度40㎏ロックウール断熱防音材厚100㎜ + 構造用合板厚9,5㎜ + 空気層15㎜ + 杉羽目板厚12㎜ =合計壁厚193㎜としました。 

② 開口部のガラスを4層として防音性を強化しました。南側および北側の窓は、複層ガラスの内側に更に複層ガラスを設置して、4層ガラスとしました。 エントランスドアは防音タイプとし、ホールと客席間にもう一枚の内ドアを設けて音の漏れを防ぎます。

③ ライブは主に週末に行いますが、爆音系ロックなどのライブは行いません。基本的にはJazz、Blues、などのアコースティック系のライブです。また夜10時30分以降のライブは行いません。

④ 夜10時以降に退出されるお客様へ、店外での哄笑やドアの開け閉め、車の発進、クラクションなどに十分注意して、ご近隣の皆様にご迷惑のかからぬよう注意を促す看板等を設置いたします。

⑤ 平日は23時閉店。週末のみ23時30分閉店。でも、大晦日の夜は・・・オールナイトあるかも。

工事期間は5月10日~8月10日 開店は9月を予定しております。
工事期間中はご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。


と、詳しく説明すると…ま、これならいいか。楽しいお店になりそうだね。開店したら行ってみようかな。

と言う訳で、今週からいよいよ基礎工事が始まります。あ~ぁ、疲れた。始まる前から疲れたねぇ。