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カタクリ・4~小山田端自然公園

 小山田端自然公園で咲き始めた「カタクリ(片栗)」。ユリ科カタクリ属の多年草で、鱗茎に養分が溜まり、かつては片栗粉の原料として利用されていた。この公園の一角は毎年この時期に1~2日だけゲートが開けられてカタクリなどが観察できるが、それ以外の日はゲートが閉じられている。ここは以前はカタクリの自生地だったが、ニュータウン計画で開発されることになっていた。それを地元の方々が長年に亘って保全を働きかけてきたお陰で、平成16年に小山田端自然公園として発足し、維持管理や植生調査などが続けられている。開発予定地になった頃は、放置された林にアズマネザサ(東根笹)が繁り、カタクリや林床の植物がほとんど見られなくなっていたが、保全が決まり、アズマネザサが刈られ、林床に陽が当たるようになると、カタクリや在来の植物が蘇ってきたという。カタクリのほかには、アマナ、キンラン、ヒトリシズカ、ハンショウヅル、カシワバハグマなどの野草や、ヤブザクラ、ハナイカダ、ツリバナ、ネムノキなど多くの植物が生育している。
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モミジイチゴ・2~花

 早春に雑木林で下向きの白い花を咲かせる「モミジイチゴ(紅葉苺)」。バラ科キイチゴ属の落葉低木で、葉が掌状に裂けていることからモミジの名が付けられている。初夏に黄色い果実が出来る。
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