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シャクヤク

 ボタンの芽出しの様子に似ているが、これは「シャクヤク(芍薬)」の新芽。ボタン科ボタン属の多年草で、5月の花期には草丈が60センチほどになる。シャクヤクの根を乾燥させたものが生薬となり消炎や鎮痛の薬効がある。また古くから婦人病にも効くとされており、 “薬” の名が付いているのが理解できる。平安時代の絶世の美女とされた小野小町に深草少将が想いを寄せ、小野小町から 『100日通い続ければ契りを結ぶ。』 との約束を取り付けた。そこで少将は毎夜、芍薬を1本ずつ届け、それが99本になったが、100日目の夜に大雪で少将は凍死してしまった。ご存知 “百夜(ももよ)通い伝説”。
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ヒメウズ・4~開花

 写真では大きさがわからないが、花径はわずか3~4ミリほど。「ヒメウズ(姫烏頭)」はキンポウゲ科ヒメウズ属の多年草で “烏頭” はトリカブトの意味。キンポウゲ科の仲間と同じく全草に有毒成分が含まれている。外側の花弁に見えるものは萼片で、内側の黄色いものが花弁。これは拙庭の植木鉢の中で育てているもの。
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