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フサザクラ・4~無花被花

 いろいろなサクラがあちこちで咲き進んでいるが、負けじと咲き始めた「フサザクラ(房桜)」。 “桜” の名を持つが、サクラとは全く異なる仲間でフサザクラ科フサザクラ属の落葉高木。樹皮の様子がサクラに似ていることから名付けられているが、名前だけではサクラの仲間と勘違いしてしまう。日本では1科1属1種の珍しい樹で世界でも3種しか無いようだ。花には花弁や萼片が無く、雄蕊と雌蕊だけがある “無花被花(裸花)” で、進化段階が低く原始的な植物群とされている。
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アカシデ・4~雄花序

 枝から赤い花序を垂らし樹全体が赤く見えている「アカシデ(赤四手・赤垂・赤幣)」。雌雄同株で、写真は雄花序の様子。雌花序は本年枝の短枝の先に付く。アカシデやイヌシデとともに “ソロの木” と呼ばれ、武蔵野の雑木林ではコナラやクヌギとともに良く見られる樹。紅葉の様子もカエデなどの派手さは無いが、なかなか綺麗な色を見せてくれる。
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