ヤマホトトギス・２～蓮生寺公園

　我が家の裏手は首都大学キャンパスの森（松木日向緑地）が広がっていて、家の中からでも野鳥の鳴き声を聞くことができる。春先のウグイスの鳴き声の上達過程を聞くのは毎年の楽しみだが、特に野鳥に詳しいわけではなく、その鳴き声もせいぜいウグイスとヒヨドリくらいしかわからない。以前、ホトトギスの鳴き声がわからないと記事にした際、皆さんからアドバイスをいただき、何とかその機会が無いものかと思っていた。
　実は2週間ほど前、ウグイスのような鳴き声で目を覚ましたのだが、良く聞いているとどうもウグイスとは違う。　『キョッキョ、キョキョキョ』　という鳴き声だったが、もしやと思いネットで検索してみるとまさにドンピシャリ。ずっと聞きたいと思っていたホトトギスの鳴き声だった。これでもうこの鳴き声は忘れない。
　写真は蓮生寺公園で咲き始めた「ヤマホトトギス（山杜鵑草）」。ユリ科ホトトギス属の多年草で、花の斑点をホトトギスの胸の斑点に見立てている。次はその胸の模様を実際に見てみたい。
　当初これをヤマジノホトトギスとしていたが、茎先に散形花序を出しているのでヤマホトトギスと訂正した。