goo

ムラサキバレンギク・2~名前

 松木地区の道端に植えられている「ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)」。キク科ムラサキバレンギク属の多年草で、外側の舌状花を、火消しの纏の下にぶら下がる馬簾(ばれん)に見立てて名付けられている。キク科の花を見ていつも思うのは、その筒状花の規則正しい配列。これは限られた面積の中で無駄な空間を作らず最大限の種子を作る戦略で、“フィボナッチ数列” が描く螺旋形になるというのを以前紹介した。写真は螺旋形が少しわかりにくいが、ヒマワリの種子の配列をご覧になればわかり易い。 ご興味のある方には、祥伝社文庫 『雪月花の数学』 がお薦め。
コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )

クロタネソウ・2~種子

 黒い種という名前なので、やはりその事実を確認しておこう。「クロタネソウ(黒種草)」はキンポウゲ科クロタネソウ属の多年草で南ヨーロッパ原産。「ニゲラ(Nigella)」という名前が知られているが、これは黒いという意味の “niger” からきている。さて糸状の総苞片に守られた果実を裂いてみると、中には確かに真っ黒い種子。納得ではあるが、黒い種子の植物は他にもたくさんある。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )