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ニガナ

 首都大学キャンパスの道端で見つけた “夏の星座”。 これはおそらく「ニガナ(苦菜)」の綿毛が飛んだあとの総苞片だろう。数日後に、もう一度見に行ったら、総苞片がすべて落ちていて、この “星座” が見られる期間は限られていたようだ。ニガナはキク科ニガナ属の多年草。
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アズマネザサ

 先日、岐阜県中津川市神坂の国有林で “笹の花” が約60年振りに咲いたというニュースがあった。笹は地下茎で繁殖するためにめったに花は咲かせず、一度咲くと枯れてしまう。昔から竹や笹の花が咲くと不吉なことが起こるという言い伝えがあるようだが、もちろんこれは迷信で、何十年振りに起こった災害や事故などを結びつけているだけ。最近の日本列島では火山の噴火がたびたびニュースになっているが、これに結び付けて不安心理を煽る輩もいるのだろう。同じ場所に群生しているものなら、同じ年に一斉に花が咲くのはわかるが、違う遺伝子を持つ種なら、開花する年は違ってくるとも考えられる。この界隈に違う遺伝子を持つ種が複数あれば、60年ではなくもう少し短いサイクルで花が見られるはず。しかし、私が植物観察を始めてから10年以上になるが、まだ “笹の花” を見たことが無い。目立たない花なので、見逃している可能性は十分にある。
 写真はイネ科メダケ属(←ササ属)「アズマネザサ(東根笹)」。笹にはいろいろな種類があって同定は難しいが、この界隈に多いと言うことで一応アズマネザサとしておこう。

『たなばたさま』
作詞:権藤はなよ 作曲:下総皖一 昭和16年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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