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とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

テドロス「金持ちの先進国がワクチンを優先供給される世界など受け入れることはできない」

2020-12-06 15:54:03 | 貨幣・財政・会計・経済
ジャンルはここ。

元々経済と言うのは金銭や貨幣がどれだけ流通しているかという点に着目されがちだが、元々の源流の大義としては、「いかに人間社会の中で物資が流通して消費されるかと言う社会動態」の度合いのことである。
現代社会はそれが金銭によってなされている

資本主義社会では、富める者がますます富む、と言う格差を消極的に許容しているが、共産主義では平等の配分を規定している。

これは何も富と金銭の分配のことだけではない。
物資の配給の度合いをいかにコントロールするか、如何にに物資を配給するかという思想そのものが経済である。

この意味においてテドロスの発言は非常に興味深い。

今までは、金銭と言うものは長期的な教育と個人の努力において得られる対価であるという説明や説得が為されていたのでそれに皆従っていた。
仮にそれの不足があっても、「自分の個人的努力が不足しているから余剰の金銭が受け取れない」と皆納得していたのだ。
が、ワクチンと言うものに対する平等配布はそれで説明ができない。

金銭は、高級な嗜好品の獲得と言う意味においてその説明が機能していたが、それは生存が確定したという前提によって成り立つロジックであった。
今回のワクチンの配布は、生存そのものが成り立たなくなると言う話なので、あらたなロジック(配分の不足に対する言い訳)をイデオロギーや思想として用意しなければならなくなる。



国連本部で開かれていた新型コロナウイルス対策を協議する特別会合は2日目を迎え、WHO(世界保健機構)のテドロス事務局長はワクチンが先進国から供給される状況に異論を唱えました。

テドロスWHO事務局長:「ワクチンに殺到する金持ちの強者に、貧しく疎外された人々が踏みにじられるような世界を受け入れることはできません」

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb9f710a3901ed78734f4be901c227738816734e



資本主義と海賊の配分とケーキの切り方

2020-11-20 09:35:25 | 貨幣・財政・会計・経済


何で等分できないんだ? と言うことで色々なところをにぎわせ、ついには数学界隈までもが面白半分に3等分する案を色々に捻出して面白かったが、この件を再度取り上げる。
以前も書いたかもしれないが、このケーキの切り方は資本主義観点から見ると正しい。

等分に分配をするのではなく、「まず偉い俺様が一番とって、その次がそれなり、一番下っ端は一番小さくていいだろう」と言う観点で切り分けるとこのような形になるのではないか。

このあまりに冷徹で冷酷なる思想は海賊の金貨配分問題と同じである。