榊原わーるど

日記みたいなもんです。

なめらかプリン

2005年11月29日 | メモ日記フォト
tanjopurin
春ちゃんは、みんなの誕生日に何かをプレゼントしてくれる。すごくほしかったものとか、高価なものでなくても、うれしいものだ。空の希望を聞いておいて、パステルのなめらかプリンを昨夜学校から帰ってきたときにプレゼントしていた。入院中に、お母さんが買って来てくれておいしかったからリクエストしたそうだ。「同じ味がする、やっぱりうまい」と喜んですぐに食べてしまった。すぐ近くで売っているのだから、いつでも買えばよさそうなものだけど、こういうときでないと思い出さないものなのだろう。入院中ぜんぜん食べれないときは、プリンやゼリーやヨーグルトがいつも冷蔵庫にそろっていた。そのうちのひとつで、いつもはなくてめずらしかったので印象に残っていたみたいだ。

慧くんのコンサートのDVDをコピーしてバックアップした。もちろんついでに見ていた。涙腺がかたくなって泣かずに見れたのは、空とふたりで見ていたからであって、ひとりで見ているとやはり涙があふれてくる。お母さんのメッセージ、お父さんの実際のしゃべっている映像を見ていると、親としての気持ちがわかってくるとたまらない。このDVDで慧くんの声を聞いてしまったし、映像は強く心に残ってしまった。この日に空が行けなかったのは、抗がん剤内服の最後のときだったことで、はっきり後々まで記憶に残るだろう。うまく言葉にできないが、「慧くん、空と友だちになってくれてありがとう」と、やはりこれだけは言いたい。


誕生日プレゼントが届いた

2005年11月29日 | メモ日記
tanjou3


昨日の朝、宅配で空に誕生日のプレゼントが届いた。京都の東さんからマフラー、手袋とメッセージカードをたくさんいただいた。喜びを表現するのは下手な、てれ屋の空でも、さっそくマフラーも手袋もつけて「すごくあったけー」と喜んでいた。夕方、学校へ行くときはもちろん使っていた。東さんに心から、ありがとうございますと言った。

それより2日前の慧くんの誕生日に空と話をしていて、メールでおめでとうと言うものなのかな?プレゼントでも送るのもおかしいのかな?などと、ふたりともこういうことはうまくできないと考えていた。「あつかましいかも」という空の結論だった。

おそらく、慧くんが人付き合いの不器用な空のところへ、誕生日のプレゼントでも送ってやってくれるようにお母さんにお願いしてくれたのだろう。ありがとう、慧くん。空と友だちになってくれてありがとう。