榊原わーるど

日記みたいなもんです。

それぞれに4月110428

2011年04月28日 | メモ日記

お母ちゃんが退院してから、安心して気が緩んで日記も書けずにいた。子どもたちも新年度に慣れて平常にもどった感じだ。空くんは、保育所が新年度で子どもが減って出番は少なくなったが、時々でも短い時間でも呼んでくれると出かけて行く。ばあちゃんのところへもできるかぎり毎日のように行くようにしている。朝さんは不規則な学校とバイトでよくわからない。太陽くんは土曜日の試合後に1回戦負けだったというメールがあった。大学でのレベルは予想以上に高いこともわかっただろう。しかし、近大でしっかりやれば大きな可能性があると返信しておいた。明日から久々に帰宅する。春さんは補習で朝早く、塾で夜は遅く、私は困っている。弁当も毎日必要なのはひとりだけになっている。世界くんはバイトが週5か6日あって、学校も休みという日はほとんどない。雨が多くなって自転車は苦しんでいる。それでも休むことなくこなしている。わずか1ヶ月ですごく勉強になっているようだ。普通の高校1年生より、はるかに多くのことを学んだ4月だったと言える。彼の進路としては正解だったのかもしれない。


落ち着いた110416

2011年04月16日 | メモ日記

まだ退院して数日なのだが、何となく落ち着いた日々になってきたような気がする。お母ちゃんは以前のようにはもどれないし、太陽くんが大阪へ行って一人減ったし、かなり違った状態で落ち着いてきた。世界くんはバイトと夜間定時制高校と大きく変化した。私と空くん朝さん春さんは変化なしなのだが、何だかこの20日ほどの激動でむしろこっちの方が大きく揺さぶられた。落ち着いた気分はそのせいだろう。当事者は、まだまだ毎日激動の状態が続いているだろう。


ふとんが作れた110415

2011年04月15日 | メモ日記フォト

昨日までに作らなければというふとんがあった。もちろん私が作らなければならないものならやるしかなく、入院してすぐのときには断るわけにもいかないふとんがあった。それに、そのときはもうお母ちゃんが作れないようになると覚悟を決めていた。まだ退院後の日が浅く、かなり無理なことはわかっていたが、やってみるとほとんどはできる。どうしても力が入らなくなったところなどできない事も少しはあったが、私が手を貸せば大半は問題なくふとんが作れる。「お祝いしなければならないようなうれしいことだ」と、ふたりだけで喜んでいた。中心性頚髄損傷によって職場をなくす人は多く、お母ちゃんの年代になると職場(社会)復帰は難しいようだ。さらに生活(家庭)復帰すらできないとか、もっと深刻に介護を要するケースもめずらしくはないというデータがあった。うちの仕事はマイペースでやっても誰にも迷惑をかけることはない。一人がこうなったら、100人が困ってしまう仕事もたくさんある。以前と同じようにふとんが作れることはほんとうに喜ばなければいけない。

Reizokowb

冷蔵庫はホワイトボードとして使うことができるということに気がついた。100えん屋で買ったやつは連絡用として使っているが、起床など毎日の重要な連絡ホワイトボードは冷蔵庫になった。世界くんは毎日がんばって夕方に学校へ行っている。結果的に彼に向いた学校だったと言えるかもしれない。昼間はバイト をよくやっていて、すでに今月は朝さんをはるかに超える高収入だ。ただ、正社員さんが来て、この先はかなり出番が減るらしい。


退院した110413

2011年04月13日 | メモ日記

昨日、お母ちゃんは退院した。両手は胸あたりまでしか上がらなくなった。右手は後方へゆっくり2段ギアぐらいで頭につくまで上がる。幸いなことに、下の方での作業はできる。顔に内出血でふくらんだところがあったり、縫合したあとを前髪でかくしたり、3kg以上体重が減ったのも痛々しい。今のところ服を着るにも不自由な日々だが、気持ちの上ではぜんぜんへこたれてはいない。私は、命があって、ここまで回復したことは満足しなければならないと思って、お母ちゃんにも言っている。何だってできるようになった。整形外科の先生が、はずれだったらどうなっていたことか。あの日曜日にわざわざ来てくれる状況でなかったらと思うとぞっとする。あっという間の17日だった。


何かを持っている110409

2011年04月09日 | メモ日記

きょうの晩ごはんは春さんがギョウザを作ってくれるのでごはんが炊けるようにしておけばいい。空くんは買い物も車でつれて行き、ギョウザ作りも補佐している。朝さんはバイト。世界くんはきょうは休みだったが明日は朝からバイトがある。久々の休みでゆっくりしていた。お母ちゃんは空くん春さんが寄ったときにギョウザを持ってきてくれと注文したり、退院の服や靴なども持ってくるように指示して、もう元気一杯に復活している。先週の金土あたりはかなり落ち込んでいたが、それ以後は日に日に活力を増して先生や看護師さんやリハビリの人たちも驚いている。さすがにそういう元気は見事なもので、いつもまわりのみんなを引っぱっていく何かを持っている。多少は両手の動きが不自由になっても、それに負けてしまうようなことはない。

太陽くんにはお母ちゃんのケガをメールで簡単に教えておいただけ。後輩のレスリング部をネットで調べていて、4月23・24日JOCの大会組み合わせを何気なく見ていたら太陽くんの名前があった。メールで聞いてみると「出るよ」、「横浜なのでめっちゃ金かかる」という返事。「がんばればいい」とだけ言っておいた。「あと団体のレギュラーなれそう」ともあった。20日からまったく顔も見ていないが、彼は大学のほうが力を出せると思っている。しかも、近大レスリング部は向いていると思う。強敵は多いだろう。しかし、それに負けるばかりでなく自分のレベルを上げていって、ほとんど力を出せなかった高校時代の分まで活躍するように期待している。入学式とかどうなったかより、レスリングのほうが気になる。


明日から祭礼110408

2011年04月08日 | メモ日記

明日から土日はわが地域の祭りである。山車を引き回すのがこの地方の祭り。普通はテキヤが店を並べるのだが、わが西成岩はかつてテキヤさんにご遠慮願ってから一切入ってこない。これには祭りも盆も相当な苦労があったらしい。それに代わって青年会という24歳から42歳の男の集団がバザーを協賛して店を出していた。ところが、数年前おしいことに青年会は解散してしまった。バザーを引き受けたのは有志の年代と子ども会だった。それ以来うちのお母ちゃんがバザーをがんばっている。今回のけがでご迷惑をおかけすることとなった。しかし、いいきっかけでもあるので、次の人にバトンタッチできるようにすることも大事なことだ。病院でもバザーのことが気になってしかたないのかメールがたくさん来た。ちょっと間違えば普通の生活にも支障をきたすほどの重症だったのだから、これから先は中心になるのではなく、次の人の後ろからサポートする側にまわるべきだろう。きょうからテント設営など準備する人たちは大変そうだ。うちは空くんも保育所、朝さん春さん学校、世界くんは5時までバイトで学校と全員いそがしい。お母ちゃんは火曜日にも退院できる見込みとなった。


世界くん入学式110407

2011年04月07日 | メモ日記

昨夜は世界くんが入学式のため私は初めて病院へ行かなかった。昼に空くんが朝さん春さんを連れて行って、お母ちゃんは元気になっていることを聞いた。注文も多くなって、入学式前にメールが来た。空くんにたのむようにしてもらった。世界くんの定時制高校生活が始まる。42人の新入生を見ると、空くんのころとはさらに変わっていて、ヤンキーの不良タイプがほとんどいなくなって、代わりに不登校の引きこもりタイプが増えている。あとはブラジル系外国人も目についた。なかなか終わらなくて晩ごはんが遅くなってしまった。世界くんはきょうから昼はバイトで夕方から学校という高1にとって過酷な毎日。卒業するのは約半数。それでも県下一だそうだ。

大相撲の八百長事件での処分が発表され実行された。大相撲ファンである私の意見では、野球賭博よりも八百長のほうがぜんぜん罪は軽くていいと思っているので、今回の処分と解決策は大反対したい。プロならば八百長も含めて勝負して当然だと思う。勝ち星を売り買いすることはそれほどのことだろうか。買収をはねのけるだけのものがあってこそ、真のプロの強さだ。八百長と言われる取引めいたことも含めて真剣勝負をしているのではないのか。野球賭博のように暴力団の資金源となるようなものへ関与することは許されない。相撲賭博があって、その組織の関与した八百長は許されないが、相撲取り同士の取引はまったく別のものであると言いたい。もちろんあからさまに勝ち負けを取引することは許されないことだろうが、そんなものをはねのけるだけの勝負根性を持ってほしい。内々での八百長は単に無気力相撲を徹底的に究明・排除することで防ぐことができるのではなかろうか。むしろ、ファンをがっかりさせる相撲内容には厳しく罰金を課すなどの方法のほうが解決につながると思う。もうひとつ、大相撲の興業を戻すために、今回の東日本大震災へ協会として借金をするだけの巨額な義援金を出すこと。借金を返済するために通常の興業へ戻るという大義名分がたつというもの。やはりどうしても大相撲改革を考えてしまう。元関取の親方には協会運営は無理だ。もっと真の相撲ファンの声を聞け。


ひとりで食事もトイレも110406

2011年04月06日 | メモ日記

お母ちゃんは急速に復活してきて、昨日の昼は売店まで私と空が付き添ってU字型歩行器で歩いた。松屋の弁当を数個売っていて、トマトカレーが食べたいと言い出した。本なども買ってデイルームで病院食といっしょに食べた。「久々の外食だ」と感動しながらカレーはほとんど一人分食べた。トイレも自分で行けるようになった。ただ、手の回復が一番大事で、それはもう少しかもしれないのが気がかり。世界くんは2日めのバイト。朝から昼1:00までだったが、この2日で疲れたのか夕方に爆睡していた。

太陽くんのレスリング部後輩たちは秋の東海大会を優勝して先月末の全国選抜大会に大きな期待がかかっていた。高校野球は春の選抜大会を開催してテレビ中継も4時までとはいえほとんどされていた。残念ながらレスリングは今回の全国選抜大会を急に中止した。http://www.japan-wrestling.org/New11/0315_4chushi.html

理由は開催地新潟の主だった体育館は東日本大震災の避難所として使われるため。開催地をどこへ変更してでも、日程をどれだけ遅らせてでも大会を中止してはいけない。選手がかわいそうというといかにも身勝手に思われがちだが、被災地の人たちが開催中止を望むわけないことを考えてほしい。野球と同じように東北の選手ががんばる姿を見せてほしかった。特に全国一と誰もが認める霞ヶ浦はまさに被災地。野球はやらせてもらえて、レスリングはがまんという結果はあまりに悲しい。

これを言うと不謹慎としかられるのだろうが、そもそも自粛、自粛と言う裏には自分の都合のいいことはこの際ちょうどいいから自粛と言っているやからが必ずいる。やめてはいけないことまで自粛してはいけない。何がうしろめたいのだろう。こんな時にとか、非常時に何を考えているのだというのは何か違う。戦時中に非国民と押さえつけられていたような感じを持つのは私だけだろうか。自粛すべきことは節電することや、風評に惑わされないこと、食べ物など決して無駄にしないことなどいくらでもある。しかし、自分のやるべきことはやらねばいけない。お笑い芸人はお笑いをがんばるべきであって、被災地へ物資を持って行くことはおかしい。それは芸能人にとっては名前を売ることになり自粛すべきことだ。芸能人が名前を売るために義援金を利用することは、政治家が選挙のために義援金を利用してはいけないのと同じだろう。芸人は芸を、芸術家は芸術を、商売人は商売を、職人は職を、スポーツ選手はスポーツを、被災した人たちのためにも一生懸命がんばらなければいけないのだと思う。


もう一人入院か?110404

2011年04月04日 | メモ日記

お母ちゃんは非常に元気になって注文が多くなった。あれこれと言われてもそろわない。メールは1日何回来ただろうか。メール魔になりそう。一方じいさんが朝から病院へ行き、入院騒ぎになった。妹夫婦に紹介された安城まで連れて行ってもらったのだが、本人は入院を拒否していることもあって帰ってきた。心臓と肺つまり循環器の病気。それでも平気でたばこを吸っているのだからどうにもできない。入院するほどではないことにしてくれたようだ。紹介してくれた医師から電話があって、すぐに命にかかわるのだから説得するように言われた。しかし、75年もそうやって生きてきた人の考えを変えさせることはきわめて難しいと思う。お母ちゃんが退院してから考えよう。世界くんが初バイトでがんばった。明日から春さんは学校。


一転して元気110403

2011年04月03日 | メモ日記

昨夜は別人のように復活して、作っていったおにぎりをかなり食べた。来週の祭りバザーをいっしょにやるはずだったふたりが見舞いに来てくれた。顔がもう少し治るまではと言ってはいたが、どうしても用があって来てくれて話をしたのが元気になったようだ。おいしいプリンを持ってきてくれて1ヶ食べることができたみたいだ。昨夜は春さんと行ったが、そろそろみんな交代で行ってもよさそうだ。首はカラーをつけて上半身を45°ぐらい起こしていた。空くんは昼に来ているし、毎日2回来ている。春さんは明るい母を見て少し安心しただろう。