きょうから太陽くんが、けがで出場しないが、泊まりこみでレスリングの試合のため、日曜までいない。家が広く、やる事も少なく、ほっとしたような楽な気分。明日は５時から起こさなくていいし、弁当もいらないし、朝ごはんも簡単だ。ところが、出場できない試合のために不在というだけで、めんどうなことがなくていいという以上に、何となくつまらない。やっぱり、ちょっとアホかもしれないけど、何かを一生懸命やっていると、周りに緊張感や張り合いをもたらして、おもしろく楽しくしてくれているようなそんな気がした。お母ちゃんも「あっ、今夜は練習着洗濯せんでもいいわ」とか、みんながちょっと気が抜けたようすだ。
今月もあとわずかとなって、いよいよ１１月になる。２８日の空の誕生日まで、もう１ヶ月を切った。長かったようであっという間の５年だった。最近もあまり食欲はないようだ。コートリルの副作用でたくさん食べて困るということを聞くが、空は尿崩症のせいで飲みすぎるせいか、多食の心配があまりない。デスモプレシンをうまく使っているはずだが、飲む量を見ているとちょっと心配。この兼ね合いは一生続く。「腹減ったー」と、言うことはあるが、食べ始めるとあまり多くは食べない。実習はもうすぐ。太陽くんの入院から弁当がなくなる。しかし、すぐ空が弁当になるかもしれない。多少起きる時間は遅くていい。
太陽くんの手術は、期末試験を受けるためにも、復帰時期を考えても、急いでやることにして、来月７日に決まった。６日から４週間の入院。監督の先生には昨日から電話で相談できている。担任の先生へも明日には日程を連絡する。めんどうをおかけすることになるが、妥協することなく出した結論なので、やらせていただく。
前十字靭帯再建術というのは、靭帯をくっつけるものとはちょっと違って、別のところから取ってきた靭帯で断裂を治し、そこはいったん壊死状態となるが、新たに細胞ができて靭帯が作られる。はじめから繋ぐとかくっつけるというのでなく、作るというふうに説明を受けている。かなりの時間を要するのはそのためでもある。
入院は慣れたもので、父母ともさしたることとは受け止めていない。とくに、ここは空が入院した病院とはまったく違って、もちろん病気も大きく異なるが、若い中高生ばかり。すべてスポーツを志す者の集まりで、まるで合宿所のムード。某病院の脳外科や内科とは、まったく違う。食事もみんなで食堂で食べる。満床になっても２０人以下しか入院できない。それだけに、あきがあったことも、こんなに早く予約が取れてトントンと日程が決まったこともラッキーだった。研修合宿のつもりで勉強もしっかりやればいい。
太陽くんのヒザは、阿久比のスポーツ医科学研究所でもほぼ同様の診断だった。ちょっと違うのは、よりスポーツ選手向けだということ。入院は４週を要するが、出たときは通常の生活どころか、一般的なスポーツもできるようにして退院させるという。走ることももちろんできるそうだ。レスリングはハードな種目なので、やはり９ヶ月ないと試合は無理という。しかし、それは完全にもどるための期間のこと。もし、２年生だったら、再建手術は微妙と言われた。私は、高校で終わるつもりはないので、２年でも関係なく本人の最大の力が出せるようにやりたいと言った。早ければ１１月はじめ手術で１２月はじめ退院となる。
ずっと雨が降っていたが、ソフトボール大会を決行した。今年は強引なまでに雨天中止をなくした。５月資源回収第一回が雨中だったせいか、簡単には中止しない方針が知れ渡った。もう大半が終わって、そろそろ次期の選考が活発になってきている。忘年会や慰労会で予定が詰まってきた。明日は中学生２人が代休、空と朝はゆっくり出発で、太陽くんだけが弁当で始発。
地区の会計の中間監査が終わって、ちょっと会食があった。自治区の会計といっても、神社と合わせてかなりの地主であり、保育園や市営住宅の貸地料が入って金額は相当なものだ。しかし、会計とは名ばかりで、頭をひねることは区長さんほかトップの人で、実際は事務員みたいなもの。この中間監査で８０％は終わったようなもの。明日のソフトボール大会は、ほんとうは仕事がいそがしくパスしたい。気がつけば、禁酒解禁まであと１ヶ月ぐらいになっている。
そうとうにいろいろこなした一日だった。また明日も、そうとうにいろいろある。３人分の弁当はきょうだけで、明日は土曜なので太陽くんはいらなかった。みんなよく食うので、朝から５合炊いても、私とお母ちゃんはごはんが足りなかった。空は学園祭でいそがしいらしいが、よくわからない。昨年ふたりで初めて短大へ行った頃ということだ。太陽くんのケガは、セカンドオピニオンが正解だったかどうか、まだ決められない。ただ、明らかに本人もみんなも明るくなった。春さん世界くんは中学の文化祭というやつで、きょう明日が弁当。
筋トレばかりで上半身マッチョになっている太陽くん。 まだこんなかっこうで扇風機をつけて晩ご飯を食べている。私もきょうは半そでだった。わが家はまだ夏。明日の朝は冷え込むという天気予報だが。世界くんはお疲れで、夕方からよく寝る。この土日はみんなあまり休みではない。この写真は新しい携帯電話を試してみただけ。
太陽くんのセカンドオピニオンは意外なほど簡単に決まった。きょうMRIを借りて、月曜日にスポーツ医科学研究所へ行ってみる。授業終了からギリギリ。ともかく納得がゆくまで診断を受けて、靭帯再建手術を受けることにする。ちょっと昔ならこんなに簡単に手術できなかったところだと思う。夢をあきらめなければならなかった人が、たくさんいたのだろう。
昨夜はジャスコでちょっと買い物して、スガキヤでラーメンとソフトクリーム。父、空、春、世界の４人。朝は帰宅前、母と太陽は柔道教室時代からの先生がやっている接骨院でリハビリ。空が普通のラーメン。世界はめん２倍のつけめん。晩ご飯食べていてもみんなけっこう食べる。
同じ様にバローとロッテリアへ行った一昨日。春は塾で、母がいて、太陽は病院にひとりいた。最近は弁当も作っているせいか買い物へ出ることが多くなった。ただ、一番よく買うのは缶ジュースという気もする。明日は中学が弁当のため３人分だが、毎日やっているのでかえって簡単だ。
空の実習希望は、千種区の知的障害児通園施設にしたそうだ。デスモや自己注射などのことは学校へ相談してあり、宿泊でなく通勤にしてもらえる。今回は幼稚園よりもっと心配が多い。２週間も大丈夫だろうか。今、学園祭の準備も毎日やっている。
太陽くんの十時（この字らしい）靭帯損傷の再建術に関して、やはりセカンドオピニオンを考えなくてはなるまいと、親として結論が出た。生死にかかわるものではないが、スポーツを志す以上は通常の感覚で判断されては困る。いきなりこんなけがをしたのならレスリングはやめてはどうかと言われて、太陽くんはどう答えていいかわからなかったそうだ。私がいたら、そう簡単にやめるつもりはありませんと答えただろう。こんな事態を予想もしていなかったので、昨日はひとりで診察に行かせたのが大変な間違いだった。ともかく、セカンドを希望してＭＲＩを借りることにする。どういう面倒なことが多いか、空の脳腫瘍という病気の経験からよくわかってはいるつもりだ。納得がいくまでやらねばならないことだ。とりあえずは、給料計算と土曜日の地区会計中間監査だ。