正月は座布団５０枚091231

紫の座布団を地域の喜寿・米寿のお祝いで 、毎年うちが作らせてもらっている。年々長生きの傾向があらわれているのか、枚数は増え続けてきた。３０年前は十数枚だったのが、今回は５０枚に達した。うちとしても喜ばしいいそがしさの年末年始を例年過ごさせてもらっている。まだ半分もできていないので明日の元日もどんどん作っていかねばならない。

空は休みに入ってから自動車学校へ１日行った。あまり進んでいないようでやや心配。病院へ２日行った。特定疾患助成申請は毎年続けて一生やっていかなければならない。これが通ってからは、現在は脳外科で出してもらっているデスモも、内分泌で出してもらったほうがわかりやすくなるかもしれない。どこまで助成が受けられるのか、まだよくわからない。脳外科のＭＲＩや腫瘍マーカーの検査はなくては困るし、眼科の視野や散瞳などの検査はどうなるのだろう。小児脳腫瘍で下垂体機能低下症になっていない場合はどうなるのだろう。

朝さんはバイトが多くなっている。年末年始は時給がいいそうだが、あまり出たくもないらしい。学校は休みが短くて４日からはじまる。太陽くんは昨夜、友だちが５人ぐらい泊まりに来た。私は名古屋で飲んでいたからよく知らない。朝は店のほうで寝ていた。高２のできの悪い男子ばかり５・６人というのは想像したくない状況だろう。春さんは塾も終わってゆっくり休みを過ごしている。年賀状をやっと書き終えたらしい。世界くんは２８日に部活があると思って遅刻して学校へ行ったら、部活はなく誰もいなかったらしい。ゲーム三昧が続いている。それぞれに活発に年を終えようとしている。

難病特定疾患助成申請091226

難病特定疾患助成事業・下垂体機能低下症への申請書類がようやくそろった。申請書、診断書、所得証明、住民票、保険証の写しが必要。昨日病院へ迎えに行くついでに市役所も寄った。年末のせいかあらゆるところが混んでいた。病院も大変に時間がかかった。銀行へも行ったが、待ち時間は病院なみだった。

１月４日までに申請すれば１０月までさかのぼって医療費を助成してもらえる。空は補講もあったが休んで、昨日と一昨日に脳外科・内分泌科へかかって、やはり２まん以上支払っている。４日までに間に合わないと返ってこない。

診断書がなかなかできてこなかった。内分泌の先生が昨日の診察時にいろいろ質問して、書き終えてすぐに渡してくれた。最後に、これで医療費がもらえるよと教えてくれたと言っていた。Ａ３の診断書でかなりたくさんの項目がある。しかし、視床下部下垂体腫瘍の鞍上部胚細胞腫瘍のところへ丸がついているので、ほとんど問題なく審査を通るだろう。ホルモンはひとつだけ丸がついていないが、補充を検討中となっている。医師の先生の字は相変わらず読みにくい。

給料計算も終わった。お通夜葬式が３件バタバタとあって、きょうの葬式で終わる。ふとん作りは年内予定がぎりぎりにしてある。年明けからすぐにいそがしそうだが、今年もなんとか終わりが見えてきた。

太陽くん退院091219

昨日の夜になって太陽くんを迎えに行き退院して来た。太陽くんから、もう早く帰りたいといういつもとは違った電話があった。いつも家にいるより居心地がいいと言っているのにめずらしかった。晩ごはんを食べて店が終わるまで待っているようにした。春と世界からは退院は歓迎されてないぞと、教えておいた。何だかんだと言っても、退院で迎えに行くのはやっぱりいいと思った。もう次の日、きょうからレスリングの練習へ行った。膝の状態は非常に良好。半月板を削ったので、また４月のように松葉杖かと心配していたが、年明けまでは激しい負担をかけず落ち着かせるようにという程度だそうだ。もう９・10日横浜の南関東選抜はやる気満々のようすだった。これで心置きなく、来年は全国選抜、インターハイ、全グレ、国体のどこかで大暴れすることが可能になった。目標はもっとでっかい。

太陽くんのけがをふり返ると091214

ぱっと見、外観は病院というより体育館のようだ。１階部分にずらっと病室が並んでいて、太陽くんは現在まん中より右あたりに入院している。昨日は行かなかったが、一昨日ときょうはいろいろ何か持って行った。病気やけがは歓迎すべきものではない。しかし、避けて通れないものでもある。そして、それに対していかに対処し克服するか。誰もが一生を左右する大きな問題だ。

太陽くんは、昨年９月の試合中に膝を痛め、日曜でも無理を言ってすぐに接骨院でみてもらった。骨折ではないだろうが、CTかMRIを撮って整形外科で診てもらうように推薦できる病院を教えてもらった。そこは残念ながら非常に混雑していて、CTもMRIもなかった。どうするべきかわからず、たまたま近くに設備のそろった新しい整形外科病院があったので、画像だけでもと思い行ってみた。レントゲン、MRIを撮ってはれてたまった血を抜いた。固定して松葉杖になった。すぐにリハビリもはじまって、そろそろ練習できるかというころになって、月１で来る関節専門医がMRIを見てはじめて靱帯が断裂していることがわかった。ネットで調べると膝前十字靱帯再建術（ACL）しかないこともわかった。月１では手術はいつになるかわからず、しかもその医師はいきなり「こんなけがをしたのならレスリングなんてやめてはどうか」という方針であった。もう、この病院ではだめだと決心して、現在の病院へ行って診てもらうと、すぐに手術・入院の日程を決めてくれた。あれから１年以上が過ぎた。途中で半月板を痛め、また手術という二重のけがとなった。それがなければ復帰が早かったかもしれない。だが、それがなければ再度の前十字靱帯断裂になっていたか、あるいはもっと大きなけがになっていたかもしれない。

早くも食糧補給要請091212

太陽くんの手術は無事に終わった。半月板は「少し削った」という表現だった。今回は麻酔が効き過ぎて夜になっても足が思うように動かせず、車イスでトイレへ行っていた。私は予定では昨日は行けないはずだったが、メールで食糧を持って来てくれと早くも催促があった。スナック菓子などは買い込んであったはずなのに、さらに多くの注文が来た。夜、面会時間ぎりぎりに持って行ったら、あのスポーツ病院が今までで一番騒がしかった。まるで高校の修学旅行か合宿かというほど談話室からはしゃぎ声が病院全体に聞こえていた。太陽くんはああいう中へ簡単に入っていけるタイプだが、さすがに昨夜は術後のためおとなしくしていた。とりあえずは無事にすんでよかった。

太陽くん入院中091211

太陽くんが昨日から入院してきょう手術。前十字靱帯再建術のピンを抜くのと、縫合した半月板の違和感をなくすため。半月板の切除もありうるから、かなり重大な手術だ。どこまでも前向きなわが家は、まったく心配していない。むしろ、昨日お母ちゃんと太陽くんが口論となり、怒った太陽くんがお便所のドアにパンチしてぶち壊した穴のほうが話題となっている。太陽くんはその時、拳骨の皮がめくれて出血してすぐ入院のため病院へ行って、そこへキズテープをはってもらっていた。１月初めの南関東選抜へ出場できるかどうか、手術が終わらねばわからない。その大会は予選も決勝もリーグ戦で行われ、試合経験を積みたい太陽くんはぜひ出たい。しかし、目標は大きく、先は長いのだから、あくまで治療優先であせらなくていい。

太陽くんがいないと、春さんと世界くんはその存在感・圧迫から解放されて喜ぶ。ふたりは、彼がいると何でも命令される。空と朝さんは家が広くなることなどを喜ぶ。親は洗濯・食事などいろいろと楽になることよりも、もの足りない気持ちが大きい。楽になるというより、おもしろさ・楽しみがなくなる気持ちが強い。出発直前に太陽くんと大ゲンカしていたお母ちゃんがそういう感じだ。ＤＶＤも先輩から借りて、おかしも買って、準備万端だったが、入院患者さんが多くふたり部屋個室状態は望めない。前２回の入院はガラガラだった。前回４月などは３・４人でごはんを食べていた。今回は満室に近い、といっても20人ぐらいというスポーツ病院だ。

子ども手当はもらえない091206

朝さんが来年早々の成人式。今年の空と連続になる。太陽くんと春さんも連続になる。朝さんの場合は着物を着るので簡単にはいかない。今回も京都七福神めぐりが同じ成人式の日にあたり、また同年仲間で行こうとしていたら、お母ちゃんから待ったがかかった。店を休むのもなんだから、朝さんの成人式があるから京都七福神は今回はやめにした。最後におちょぼさん（お千代保稲荷）で串かつを食べる楽しみなバス旅行だったが、まあ今回は朝さんのためではしかたない。

子ども手当のために扶養控除がなくなるという。わが家にとってはきわめて深刻な問題である。これが予想されたから民主党へ投票したくなかったのだ。世界くんの年齢からすると、子ども手当もちょうどもらえず、扶養控除だけなくなってしまって、わが家の窮乏は救いようがない。税金が大きく払えるわけではないが、あらゆるところで負担は大きくなる。空の難病特定疾患助成も、太陽くんの私学助成も、その他計算するのが恐ろしいほどの負担増だ。ただ先日の新聞によると、特別扶養控除というものが15歳から23歳まで適用されるらしいので、よく調べていないが望みはあるかもしれない。もし、５人分の所得控除だけなくなるのなら、どうすればいいのだ民主党さん。

がんばるのは今091204

春さんと世界くんは試験が終わった。太陽くんは来週へ１日か２日持ち越す。月曜日はＭＲＩを撮りに行かねばならない。しかし、膝のことだし、家から車で５分だし、時間もかからないし、空たちのＭＲＩと違って手軽なものだ。火曜日は術前検査。これも試験中であってもかまわないということで予定した。今回の手術・入院はまったく心配していない。いつも麻酔がうまくかからないから、今回もそこは苦労するだろうが、けがはもう95%治っている。この先はしっかりとトレーニングすることが重要だ。勉強もレスリングもがんばるのは今なのに、バイトしたいとか原付免許が取りたいとかろくなことは言い出さない。