太陽くんのヒザはきわめて深刻だ。順調に復帰へ向かっていただけに、監督の先生も、病院の先生や看護師さんたちも、何とも言えないムード。しかし、太陽くんは、痛がっているものの、すでにこれから先の考えもしっかりしている。私の言ってきたことにかなり近い。ともかく２週間ぐらい固定して安静にして、ＭＲＩも撮って、自分の考える今後の治療法と、選手としての方針までを先生によく話して、わかってもらってやって行くことになる。まだまだ夢は大きい、それでいい。
世界くんは、昨日、駅のところで東京から来た出版社のインタビューをうけたそうだ。めちゃくちゃに間違った噂が流れて、被害にあった先生も、11人もまったく違う人になっている。それほど大きく取り上げることでもないように思うし、間違われたことが新たな問題になってしまうことが心配だ。世界くんでさえ、はっきりとは知らないと言っていい。犯人探しなどまったく意味のないことで、こんなことでも逆にみんなのためになる方向へ持ってゆくようにしてほしいものだ。
朝のＴＶニュースで、うちの中学の事件が全国へ流れた。世界くんの学年で、担任の先生を流産させる会を11人で作り、いやがらせやイタズラをした。何てやつらだと、腹立たしいばかりだ。ただ、みんな普通の中学生で、世界くんと変わりなく、間違った方向へ行かないように、しっかりとわかってもらわなければならないことがたくさんあるということだろう。
昨日はそれどころでないぐらいだった。早朝から太陽くんが、昨日またヒザをやってしまったと電話が入った。試合に出たわけではなく、スパーリング練習をしたわけでもなく、試合前のアップ程度だったのに、歩けないほどの状態ということだった。ともかく、新潟から帰った４時ごろに学校まで迎えに行った。きょう病院へ行かないと何もわからないが、決してあきらめることなく、ひたすら前を向いてがんばる気持ちを、このところ太陽くんが持ちはじめているように思う。何が起きようと、すべてを乗り越えればいいのだ。
空くんは月曜日に施設へ実習簿を取りに行って、完全に休みが続いている。世界くんは火曜日が終業式。朝さんは逆にバイトや学校がいそがしくなってきている。春さんは合格のうれしさでテンション上がりっぱなしだったのが、ちょっと疲れてきたところで、昨夜は久々に塾へ行った。朝さんよりも内申点が低かったのに、合格しにくい方へ受かったのだが、私は朝さんと同じ高校へ行くべきだったと今でも思っている。どう考えても最下位かという合格のしかたで、私の言うことがこの先わかってくることだろう。
太陽くんが春の全国選抜大会のため、昨日、新潟へ出発した。こういう大会は費用は学校が負担してくれる。昨日朝、駅まで送っていくと、いつものように電車と追いかけっこみたいなぎりぎり乗車だった。思い出してみると、普通にジャージしか着ていなかった。寒波が来ていて、けっこうこのあたりでも寒くなっている。新潟へあのかっこうで大丈夫だったのだろうか。屋内なら寒いことはなかろうが、一歩外へ出るとジャンバーもコートもなしでは大変なことになっているかもしれない。あとは、まだケガから復帰していないのだから、たとえ全国大会であっても、あせらないことをもう一度念押ししておくべきだった。
私は自治区の役が終わったおかげで、ずいぶんと暇が増えた。それでも火曜日は午前午後とも名古屋で会議だった。昨日にようやく給料も配った。きょうは午後に会議がある。ともかく太陽くんが日曜日までは帰ってこないので、毎朝、余裕たっぷりで起きれる。新年度からは弁当がひとつ増えるだけにきつい毎日となるが、１ヶと２ヶはそれほどの差がないので気楽にみている。
休日の高速道路が1,000円でどこまでも行けるようになるらしい。ＥＴＣを取り付ける人が混雑しているそうだ。うちはＥＴＣを付けていないし、取り付ける予定もないので遠出はできない。テレビなどでこれを不公平だと訴える人がいないが、私は大いに不満を持っている。ＥＴＣを付けていない事情はそれぞれにいろいろあるのだから、たとえ取り付けていなくても、料金割引の恩恵は受けさせてもらえるべきではないのか。政治的な問題であるなら、ＥＴＣを付けていないから料金は１０倍も２０倍も払わねばならないなんて、実はおかしいのではないだろうか。
きょう発表だった春さんは、公立に合格したのでそちらへ行く。結局は、初めてまったく普通の進路になった。どこへ行ってもいいという私の考えは変わっていないが、合格したのだからよかったのだろう。
空くんは完全に春休みモード。この人形をカーク船長とピーターくんとして遊んでいる。朝さんも春さんも、いいかげんにやめてくれというぐらいになっている。スタートレックのカーク船長の人形ではないことなど、どうでもよくなっている。穴を掘って水を入れて、宇宙大作戦（かつてのスタートレックのテレビ番組名）遊びをしている。ばかみたいに見えるがどうか微妙。病気のせいもあるから、ちょっと複雑ではある。
空くんの病院結果は、月曜日の耳鼻科では炎症のせいとか、鼓膜が傷ついたとか、本人はどうもはっきりしないが、薬を飲んで徐々によくなっているようだ。火曜日の内分泌科は、またまた先生が転勤で、最後の診察となって最長期間の薬と注射を出してもらった。今回は大学病院から来る先生でないから、しばらくは続くように思っていたら、わずか１年だった。次もこの病院の先生ではあるが、同じようにすぐ転勤という可能性が大みたいだ。
火曜日は名古屋の施設へ実習簿を提出した帰りだったので、スーツを着てネクタイをしたままだった。５年前から知っている看護師さんが３人ぐらいと、採血の人も驚いていた。床屋も行ったばかりで、まるでイメージが変わっていた。うれしい驚きでよかったのだが、最近の空くんの状態はやや心配もある。昨年あたりと比べても、性格などがまた変化している傾向がある。放射線の晩期障害がさらに出ているということかもしれず、陽気に話しているのもちょっと変なところがあり、親も兄弟も違和感がじわじわと大きくなっている。
ＮＨＫの朝のドラマで、おばあさんが「抗がん剤は、もうええけん」と、言うところがあった。集学的治療のことも、告知のこともあった。残念ながらこのドラマを作っている人とは、考え方に大きなズレがある。最終的には新たに治療に取り組むことになるとしても、何となく違うのである。うちのばあちゃんは、もっと末期で進行も早かったと思うが、決して前向きに治療する気持ちは捨てなかった。多くの小児がんで苦闘する子どもたちがいることを知ってほしい。
春さんは、明日の夜中にバスで帰って来る予定。携帯電話を持ったばかりで、みんなにメールが来ている。どこの高校へ行くか、２３日の公立校の結果発表まではわからない。しかし、私はほんとうにどこでもかまわないと思っている。さして費用も変わりないし、本人のこだわっている点は、実はどうでもいいことのように思える。
研修が終わって土曜日の追試も終えた空くんは、疲れからか、昨日の日曜日は午後３時ぐらいまで寝ていた。そして、今朝は病院へ自分から行くと言い出した。かぜはもう良くなったと思ったら、耳がおかしくて、痛みもあるという。耳鼻科の医者は、カルテが分厚くて驚くことだろう。明日は内分泌科なのだが、施設へ実習簿を５人ぐらいそろって提出するため予約変更してもらう。しばらくは休みも多くなるし、しっかりと休養を取らせたい。
春さんは入試の結果がわかる前に、東京方面へ（船橋の友だち）４泊ぐらいの旅行へ出かける。ひとりでバスに乗って行き、友だちのところへ泊めてもらうという。かなり思い切ったことをすいすいとやるもんだ。朝さんは本屋でバイトを始めた。これも私はあまり感知しないところ。どんどん経験を積んでいくことはいいことだ。親はさみしい部分もある。だけど、親なんか心配させたって、泣かせたってかまわないから、自分でどんどん経験を積んで行けばいい。いい事も、よくない事も、それは結果であって、どちらも経験に変わりない。うちの子ならば、思い切りよく何でもやってゆくことだろう。
ようやく、うちの方の確定申告もすませて、ひと息ついている。兄の方はかなり早くに終わっていた。来年は、早くすること以上に e-tax を利用すべきだと感じた。確かに税務署の側になって考えてみれば e-tax 利用者の方が印象はいいだろう。控除証明書を添付しなくても、要求されたら提出すればいいというのが一番やりたい理由だ。初年度税額５千円の割引を、いいタイミングで使えなかったとしても、やる価値はあると思った。
先週の日曜日に、知多半島の先にある日間賀島へ自治区町総代同期仲間の夫婦で行って来た。７組１４名中１名だけ都合が悪かったので総勢１３名のプチ日帰りツアー。この愛知県南部知多地方の食べ物がうまいことはよく納得しているが、魚介類ならば、篠島、日間賀島、佐久島あたりまで行くと、さらに格段のものがある。食べ切れないという、私にはありえない言葉が思い浮かぶほどである。今回はふぐとたこしゃぶがメインだった。ちょっとペースがせっかちだったのは気になった。蟹が本来のワタリガニではないのは、もう知多の海にほとんどいないらしいから仕方なかろう。ビールもひれ酒もかなり飲んで、たこ飯も雑炊も食べて、１人前が食べ切れないほどではなかった。もう少し豪快に出てくるイメージがあったが、久々に知多の海の味を満喫した気分だった。値段がどうこうとか、奥様たちはそれなりに意見も多かった。えびせんべいの里へ寄って、明るいうちに帰宅した。
空くんの実習は明日まで。昨日の帰宅時から声がおかしく、かぜをひくかと本人が心配していた。親の目から見ると、今回は１月の実習よりも、はるかにいいペースでできている。体調もいいし、元気も食欲もある。いろいろ難問を抱えた子たちがいるはずだが、かえって空くんは意に介さない面があっていいのだろう。明日までだ。太陽くんはあせってスパーリングをやってみたという。気持ちはわかるが、絶対に８月まで実戦練習は封印しなければならない。ひざを鍛えて、まったく不安がなくなってからでいい。間違いなくそれからでも強くなれる。むしろそれからの方が強くなれるはずだ。
春さんは、きょう明日が公立の本命入試。昨夜まで、弁当はいらないと言っていたのが、９時過ぎてからやっぱり弁当が要ると言い出した。どうせ太陽くんのを作るから１ヶ増やすのは簡単なことだが、大事な入試の日に弁当が要るかどうか間違っているようでは、どうも結果は期待できないかもしれない。太陽くんのいう男弁当で、腹はふくれたことだろう。
自治区の役を降りて、ずいぶんと暇が多くなった。あとは子ども会の役がなくなればというところへ、寝具組合が役をやるようにとお母ちゃんが聞いてきた。それは喜んでやらせてもらうつもりだ。暇になると気が抜けたようで、寂しくなるだろうとよく聞かれるが、まったくそんなことはない。市議かなんかに出るつもりなのかと、言われるようになってしまったことを後悔していた。
空の実習は１週間過ぎて、折り返し点だ。土曜日でもきょうは普通にあって、来週は金曜日までとなる。今回も実習簿を書くのに苦労している。少しはわかってきて、また夜は早く寝て、早朝に書くようになっている。疲れて眠たいのに無理をしても、体力的にも精神的にもよくない。朝は気分よく、効率的に何でもできる。現場でのことは話さないのでわからない。まじめに一生懸命やっていれば、何とかなると信じるしかない。来週の土曜日に２科目の追試をやってくれるというから、がんばっていることを認めてもらっているのだと思う。
春さんは昨日の卒業式で涙を流して泣いてたと言っていた。私は、そういうのはあまり好きではない。むしろ毅然とした凛々しい姿、態度で、堂々と卒業しますと宣言してほしい。何しろ毎朝ねむたくて起きれないようでは、入試の結果も期待はできない。夜中に起きていることが無意味だと、早くわからなければだめだ。でも、公立の入試まであと１週間を切った。
空くんの施設実習が４日めとなった。今回は誰にも情報を話してはいけないとのことで、詳しい事はまったくわからない。実習簿を書くことが大変なようすだ。寝る時間を削ってまで書いているようでは、何日も体が持たない。それを何度も言っているが、これができないと寝れないになってしまう。昨夜は早く寝て、朝早く起きてやるようにできたかと思っていたが、結局は数時間しか寝ていないようだった。５時に起こして、出かけるまで２時間ぐらいで、できないようではそれはだめだと、何度も説得している。どんなようすなのか気になる。
お母ちゃんが寝具技能士会の旅行で昨日と今日はいない。明日は中学の卒業式、明後日もまだまだ予定は続く。朝さんもここんとこ毎日のように出かけている。太陽くんは試験中。勉強もやろうとしてはいるが、普段の授業をほとんど聞いていなくて、試験前に初めて勉強するのが普通というから、そのレベルは恐ろしく低い。レスリングはけがの回復も順調で、ウェイトトレーニングの効果も出ているみたいだ。ただ、あせりは禁物。春さんの卒業式には世界くんも在校生でいる。公立の入試が気になって卒業式どころではないらしい。塾なんかもう行かなくていいのではと言うと、私が落ちてもいいのかとキレている。しかし、うちは誰もピリピリムードにはならない。
先日の行列ができる法律相談所（最近の私は法律を忘れた行列相談所と言っている）で、大家族ゲストのトークをやっていた。「洗濯機がすぐ壊れる」など、うちでもよくわかる話が多かった。太陽くんのレスリング関係など、かなり洗濯物は増えて、１日に何度も動いている。洗濯機は、寝る方の家に２台と、店に１台ある。現在は壊れていない最長期間だ。ただ、つい先日も洗濯機へ給水する水道の蛇口機具がはずれて水漏れしていた。原因はねじの磨り減りだから、よく動いているせいということになる。
