試験の間は土日がまともに休みになってくれて助かる。太陽くんの部活ぐらいだ。今週はお母ちゃんがちょっと用があるぐらいか。空と朝さんをのぞく3人は勉強をしっかりやらねばならないはずだが、少しはやっているのが春さんぐらいで、太陽くんと世界くんはまったく勉強しているようすがない。勉強して大学へ行こうとしていない太陽くんでも、勉強はできたほうがいい。やったほうがいい。世界くんは中学だから、さらにやったほうがいい。点数を取ることは簡単なことだと思っていた。自分の子が苦戦するとはまったく想定外だ。でも、結果はほんとうにどうでもいい。がんばって努力して勉強することで、いろんな意味で得るものがたくさんある。世界くんは、勉強もスポーツもがんばっていない。
空くんは自動車学校をマイペースでゆっくり進めている。就職が非常にきびしい情勢なので、希望するようなところへは行けそうもない。しかし、親はぜんぜんあせっていない。確かに重大なことではあるが、そう簡単に就職先が見つかるなんて考えてもいない。ゆっくりと将来を決めていけばいい。朝さんはまだ学生生活2年を残している。バイトもよくやっていて、けっこういそがしげ。太陽くんは試験週間に入った。部活は休みにならないが、勉強のため時間は短くなって余裕がある。試験後に1週間の入院が待っていて、その後はすぐ休みになる。春さんは明日から試験。弁当が1週間ぐらいいらない。朝さんと太陽くんの分を作るから大して変わりない。世界くんは試験中。いっこうに成績は上がらず、びっくりするほどの点数だ。高校へ入れるだろうかと本気でみんな心配している。まだ中学2年生なのだから勉強だってスポーツだっていくらでもがんばれる。そうすれば道は開けるだろう。
土日はレスリングの試合を応援・観戦に岐阜へ行っていた。太陽くんは個人戦で東海3位となって全国選抜大会への切符を手にした。しかし、団体戦での負けは痛恨の極みであったため、ぜんぜん喜べない結果となってしまった。
県大会優勝しているから他県2位チームとの対戦で、それを勝てば団体も全国選抜へ行けた。くじ運は最も悪く、強豪静岡県2位との対戦となったが、太陽くんたちもなかなか強く、3対3で最後の太陽くんで勝敗が決まることとなった。緊張がピークに達して、さあというところで、審判員の協議が30分以上続いた。ジャッジペーパーの確認ミスとかなのか、何の説明もなくよくわからない協議で、相手監督が呼び出されてあたかも失格があったかのようなムード。ただでさえプレッシャーに弱い太陽くんにとって、あまりにも長時間の待ったによってパニック状態だったかもしれない。とにかく、ようやく開始された早々に勢いで1ラウンドをあっさり取られてしまった。2ラウンドは互角以上に闘っていたが、最後に無理をして結局は1ポイント負けた。弱いから負けたのであって、その結果はどうしようもない。
個人戦は力を出していてかなりの手ごたえはあっただろう。優勝した相手にもわずかなポイント差で逃げられた感じだった。その逃げているぐらいの相手は、団体戦で太陽くんに勝った選手を決勝であっさりと倒していた。何故あんなに簡単に負けたのかわからないことだろう。結論は弱いから負けたのだが、自分でチキンハートと言うぐらい精神面も弱過ぎる。相手は太陽くんのことを自分以上に警戒しているのに、相手を過大評価して萎縮しているようだ。
岐阜県2位が優勝するほど例年になく上位校は力の差がなかったと思う。団体は全国選抜へ行けなかったが、太陽くんたちは5人が新潟の全国選抜大会へ出場を決めた。3月までに、もっともっと練習をして、試合経験も積んで大きくレベルアップしなければならない。コーチ・先輩に話を聞くと、「試合になると何とももどかしい」「1年生と同じようなもので、レスリングをまったくわかっていない」「経験は教えようがない」などの一方で、「伸びる可能性がたくさんある」「けががなかったら並みの選手だけど、けがのせいでゴリラみたいな腕力を身につけて、大きな特徴になっている」という楽しみな評価もしてくれている。目先の敵にとらわれず、目標はでっかく持ってやってほしい。
びっくりするぐらい日記を書いていなかった。特に理由はない。例のごとくという毎日ではあったが、その中にも例のごとく泣き笑いの多い、激動の日々に変わりはない。
空の自動車学校は、予約すると自宅まで迎えにきてくれる。だから、学校まで迎えの車が来る。ゆっくりとマイペースでやっているようすだ。
朝さんはいつものようなペースで学校もバイトもやって、漫画好きでゲームはそれほどでなくという毎日。
太陽くんは学校で9月に眉毛の指導をくらった。今月の検査で継続指導がはずれなかったことに腹を立てていた。担任の先生に親からその状況を伝えると、すぐに指導の先生と太陽くんと担任で話し合ってくれた。また納得が行かないなら、担任やレスリング部の監督(先生)に相談すればいい。
春さんはインフルエンザで学級閉鎖があって、3日休みがあった。宿題が多いと言っては夜寝ない生活をしていた。どれだけ話してもちゃんと夜に寝なければだめなことをわかってくれない。
世界くんに太陽くんの高校を受けろと言ったら、それはないだろとまったく乗り気でなかった。どこの高校へ行こうと、勉強はしっかりやるべきであることは理解してほしい。
お母ちゃんは先日また技能士の関係で東京まで日帰り。前回は泊まりで霞ヶ関、今回は九段下。東京も横浜も近いもんだ。
空の病気と同じ人たちがコミュニティを作ることになって、胚細胞腫のグループ(コミュニティ)ホームページを作った。http://haisaiboushu.web.fc2.com/ 5つめか8つめか、それぐらいのHPになる。現在でもブログ以外に、有名なFFFTPでアップするHPが5つある。久々だったが、無料のところでもどこにすべきか今はずいぶん迷う。FC2は非常にお勧めできる感じだ。最近はこういう無料のところでも商用の規制はないし、スペース容量すら限度なしだ。ほんとうは小児脳腫瘍の会のページにぶら下げるべきだと思っていた。そういう方針ではないのだからとりあえず実行するには従わなければならない。早いうちにこうしたコミュニティを強く連携させる方法を考えなければと思っている。
よくわからないうちに、空の自動車学校はちょっと進んでいるようだ。毎日でなく3日に1回ぐらい休みのペースで、2月までぐらいを目標にしているみたいだ。病院は先月末の内分泌を来月にして、薬が何とかなるうちはどうにでもなる。下垂体機能低下症が難病の特定疾患助成に認定されて、申請書などもらって来たが、診断書を書いてもらって認定されるのはまだまだ先になりそう。10月まではさかのぼって、もらえるというから、もう1回に数万円という心配はしなくていい。結局は3月で小児慢性が切れてから、ほんの数回だけ健康保険3割負担があっただけだった。不思議と、こういうところは運がいいというか、めぐり合わせに恵まれることが多い。
太陽くんは来週になると試合が近いから、今週のうちに急きょ病院へ。先生は「優勝して名前がのってたな」「次の東海大会はいつ?」と、よく知っている。さすがスポーツ病院だ。私は久々に先生の話を聞いた。手術でピンをはずして、その際ついでに縫合した半月板を’養生’するという感じ。期末試験が終わってから、もう1度MRIを撮って、事前検査は12月10日、11日に手術して17日退院予定で決まった。靱帯はしっかり再建できた。しかし、硬い。丈夫なんだろうが硬すぎる。そこが心配。太陽くんが「今度やってしまったら、もうだめ?」と、弱気なことを正直に聞くと、「3回やって手術して復帰している人がいる」と、教えてくれた。けがを必要以上に恐れることはない。誰だって同じだ。何度でも克服できる人になることだ。
例年この時期は、ふとん作りが非常にいそがしく年末まで続く。今年は特に新しいふとんが多く、もちろんうちは打ち直しがいつものように多く、かなりきびしい。新たに注文を受けても、かつてなかったほどに待ってもらわなければならなくなって、うれしい悲鳴というやつだ。火曜日は定休日としている。しかし、このところ休みになったことがない。きょうも大急ぎで座布団を納めなくては、夕方には雨が降ってきそうな天気予報だ。しばらく雨曇り模様が続くらしので、ますます日程がきつくなってくる。
イオ○ジャス○の火曜市というのを、ほとんど毎週利用している。というか、ずいぶん以前から火曜にしかジャス○へは買い物に行かなくなった。水曜日は火曜市の残りを水曜市でやっているから行けなかった場合は水曜に行く。20日30日は5%オフデーというテレビコマーシャルはよく聞くし知っている。しかし、5%オフよりも火曜市のほうが圧倒的にいい。とくに土日はわが家にとってぜんぜん買えるものがない。今夜も弁当のおかずや飲み物や朝食関係を買いに行くだろう。惣菜・弁当・すしなどが半額になっているとおそらく持ちきれないことになる。半額の時間がはっきりしていないのでいつも悩ましい。他のスーパーはワンパターンで半額シールがはられるので、はっきりねらいをつけて買いに行く。うちの近くのジャス○は規模が小さく買い物し易い。どうも最近のデカ過ぎるところは年1・2回しか行く気がしない。
今週も3日が休みで、みんな文化祭・学校祭など変則日程みたいだ。空くんの自動車学校が心配だ。どれだけロスが出ても、自分で何とか乗り越えてやって行くしかない。私のころは余計にお金がかかることはあまり気にしなくてよかった。半年の期限をいっぱいまで使って自動車学校を終えて免許を取った。今はそれほと自由でなく費用はどんどん加算される。きょうは学校は休みなのに自動車学校のために夕方出かける。
太陽くんは昨日の個人戦も優勝した。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~wrestling/2009sinjin/top.html
1年間も試合から遠ざかっていたのは非常に大きく、この5試合で課題は山積、監督もコーチも教えたいものが多過ぎるようすだ。まあ、それだけ期待も大きく、がんばらせたいという意欲も伝わってくる。勝ち負けにもこだわっていかねば、高校3年間はあまりにも短い。しかし、試合ができることはこんなにも楽しいものだということを、本人もよくかみしめている。次は東海選抜大会、来年早々に南関東選抜大会、そして3月の全国選抜大会が待っている。これまで以上にきびしい練習が待っていることも間違いない。すでにきょうは試合翌日というのに異例の通常練習ということで、早朝から出かけて行った。