榊原わーるど

日記みたいなもんです。

お通夜

2005年10月03日 | メモ日記
太陽も柔道部の先輩のお母さんということで、行くことになったというので、空と私といっしょに雨の中をお通夜へ行った。空の同級生が、空を見つけてすぐに声をかけてくれていた。たいへんな時に、空の病気のことを知っていてよく気がついてくれる。すごい混雑が予想されたので、終わりごろをねらったから、ずいぶん人も少なくなっていたのだろう。急いで帰ろうとしていると、受付の同級生に、もう終わるから喪主のあいさつを聞いていけと引き止められた。私の同級生の喪主が、「まず、夫婦ふたりの家族以外、自分の兄弟はじめ親族にも病気を偽っていたことをお詫びします」と、涙声で話し始めた。わずか4ヶ月の闘病だったけれど、最後まで自分は治ってみせると言い続けて息を引き取ったことなど、たどたどしく「最愛の妻」のためにわずかに語ってくれた。彼のことだから、明日にでも落ち着く間もなく仕事を開始するのだろう。だけど、われわれ同級生には、ぐちをこぼして、泣き顔を見せていいんだから、いつでも呼べと言っておこう。酒は飲めない彼だけど、飲みたい気分の日はあるだろう。私もお茶で付き合うから。