ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

目先の事象に揺るがされることなく。

2010年09月25日 23時31分44秒 | Weblog
 尖閣諸島での事件について、「日本が屈服」という視点でのニュースが多いようです。
 本当に「屈服」なのかどうかは、国内で報道されている情報だけで判断するのは危険なことです。 
 ましてや、ネットまで国家統制下におかれている中国のみなさんに全うな判断ができるとは期待できません。
 ただ、今回の件で、国際社会は中国に対しての警戒感を極度に高めたことは事実です。

 尖閣は単なる領土問題ではなく、今後の中国の国際社会でのポジション争いの象徴として見ていかなければならないことだと思います。
 ロシアもそうであるように、大陸の国が世界支配をしようと思えば、旧態依然とした手段ですが、海洋を自由に航行できなければなりません。

 日本は日本の理屈を正々堂々と国際社会に訴えて続けることが大事です。
 暴力団の脅しのように、今回も日本経済の首ねっこまで押さえにかかった中国の非道さは国際社会の認知済みです。
 日本は粛々と自らの正当性を訴え続けていかなければならないし、今回の件で太平洋戦争の反省・謝罪を求められる言われは全くありません(確かに日本に非のあった戦争であったことは認めた上です)。
 関係ないじゃないですか。

 こんなことまで持ち出して、領土問題を論じるのであれば、元による文永・弘安の役についての謝罪要求を求めても、誰も文句は言わないでしょう。
 「政治体制が違う」と言われれば、それは太平洋戦争当時の現在の日本の政権が違うのも一緒です(国家の根幹たる憲法まで買えていますからね)。

 とにかく、日本政府には「名」を捨ててでも「実」をとれる対応を冷静に追求してほしいと願います。

 
 

 

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