ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

よくぞ見上げたものだよ、コイズミくん。

2006年08月15日 22時15分43秒 | Weblog
 今朝、TVをつけるとコイズミ総理、靖国へ公式参拝というテロップが踊っていた。よくぞと言うか、どうしようもないというか、やっぱりかという気持ちになり、気分が悪くなった。
 私はA級戦犯合祀を理由とした政治家の参拝(公私問わず)には絶対反対だ。
 ただ、私がそう思うだけで、家族や親族にそういった考えを表明するのは押しつけになりそうで、あえて語ることは好まない。そうこうしているうちに、
 妻の兄が「総理が行ったからと行って、行きたいやつは行く、行きたくないやつは行かない。それだけよ」と朝飯を食べ終えると言い残して立ち去った。
 昼時、妻の弟の妻が「国の代表があんなことして恥ずかしくないのかしら」と言うと、妻は「遺族会から選挙の時に票が欲しいから、何がなんでも行くのよ」。義母も「恥ずかしかねぇ」と。
 そんな雰囲気を茶化すようで申し訳ないとは思ったが、私が「心の問題、心の問題と言うんだったら、参拝の是非は別としても、総理大臣がそんなことを言い訳にして賛否両論あることを、私的に強行するんなら、交通違反をしても、これは私の心の問題だ。誰がなんと言ってもやるものはやる」と言ったら、真っ先にくいついてきたのは、最近、高速道路を90㎞で走ってスピード違反でつかまった妻の兄が、「じゃっど、そう言えばよかったねぇ。目の前を120㎞、140㎞でかっとばしていく連中はほったらかしておいて、なんで90㎞をつかまえるんだとマジメに言わなければよかった。90㎞はおれの心の問題だ、誰がなんと言っても90㎞で走るもんは走ると言えば、なんて言ったろかい」と笑った。
 この兄、権力握っている者に対してはとことん根に持つタイプだから、きっとどこかで交通違反で捕まったら、試しにやってみるはずだ。
 超保守的と言われる鹿児島のすっごい田舎での食事時の会話。応用編はいくらでもあろう。私も何かあったら「心の問題、誰がなんと言ってもやるものはやる」・・・使ってみたい。
 名語録の多いコイズミくんだけど、勇退の時が近づいてきてちょっぴりサミシイ。次と言われるアベくんはコイズミくんほどかしこくないから、こんな語録は残せないだろうな。ほんと、楽しませてくれるよ、見上げたものだよ、コイズミくん。
 警察の方々も言ったらいい。時速30㎞で国道を走っている車があったら、とっとと捕まえてほしい。そして言い放ってほしい。「こんな遅く走りやがって。私は迷惑だ。捕まえた理由は私の心の問題だ」ってね。
 心、心と言えば済む程度の浅はかさ。おまけに昭和天皇の発言のメモの件についても心の問題と切り捨て、「神様」を人間レベルで扱ったことに対して何ら抗議の意思も見せない右翼の諸君も同じ穴のムジナであろう。「天皇陛下」って敬愛している私の実母はかちんときていたのにね。
 ここに靖国問題の政治性ってのが象徴されている。宗教性なんてかけらもないわけだから「参拝」って言葉も不適切なんじゃないのかな。コイズミくんの言動は靖国をそういうレベルに引きずりおろしてくれたことに成果があるんでしょうね(笑)。

 そうそう。このブログを読んでくださったみなさんに、ぜひついでに読んでほしいブログがある。JANJANというインターネット新聞で参拝についてまとめた力作がある。14日の夕方18:30から本日10:00までの靖国の状況を伝えてくれている。アドレスは下記の通り。 http://www.janjan.jp/government/0608/0608140520/1.php

PS 加藤紘一・自民党幹事長の実家が「焼き討ち」にあったという。犯人は割腹自殺を図ったらしいけど、加藤氏の靖国参拝に対する発言が原因にされているらしい。もしかして、我が家も焼き討ち?なんてやめてくださいよ。そんなみみっちいことしかできないから世間からバカにされるんです。しかも、割腹自殺?かっこよくもなんともないですよね。そんな勇気があれば正々堂々議論でやりこめて、私を靖国参拝論者にした方がずっと得策でしょうにね。

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