私の葬儀の日には・・・ ①

　夕べ、職場の忘年会でした。
　が、乾杯のビールの味に違和感。いつもならどんなに体調悪くても１杯目はぐぅっといくのに、飲み干すのに１０分ほどかかってしまいました。疲れているのかな・・・飲んでいるうちに、いつものペースになると思っていのに、２杯目がなかなか進みません。
　そうこうしていると、息苦しさを覚え、座っているのがつらくなってきました。
同僚はハハハと笑いながら歓談しているのに、おかしくて笑おうとしてもほおの筋肉が動かない、しゃべろうとしても口を動かすのがきついという状態になってしまいました。そんな時でも、脈拍をとっていつもより遅いか早いかをチェックしている自分がいます。さらに言えば、こういう時でも忘年会の幹事としての責任感が優先してしまう自分の性格です。
　途中、何度か隣の席の同僚に伝えようとしても伝えられない自分がいます。一本一本つながりが切れていくような感覚にとらわれながらも、とりあえず最大のイベントを終了させた時が限界でした。向かいの席に座っている方にＳＯＳ。その雰囲気は人数の少ない私の職場なのですぐに全体のものになってしまいました。即座に救急病院へ。
　異常と判断されたのは、血圧の高さ(通常の１３０－９０に対して１７８－１１３でした)と脈拍の早さと微熱(３７℃ちょっと)でした。医者は心配いらないとしたものの、ついてくれた同僚が、首を横に振って「ここで休まさせてください」と、くいさがってくれたおかげで救急の処置室のベッドで横になり、薬もいただきました。
　結果、１時間ちょっとした時には笑ったり、しゃべったりすることができるようになりました。残念なのは、管理職・・・「迷惑かけました」の一言が言いたくて何度も電話したのに通じませんでした。