ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  104

2009年12月19日 10時39分00秒 | Weblog
 上樋脇駅に到着です。
 この駅は宮之城線跡にある駅の中で、廃線当時の姿をそのまま残している貴重なな駅です。その点、お隣りの樋脇駅とセットにして今後も残してほしい、否、保存してほしいものです。

 さて、この駅は1959(昭和34)年11月23日に開設された駅で、宮之城線では最も新しい駅になります。
 以前、宮之城線の歴史を振り返りましたが、上樋脇駅を除けば、全てが戦前までに完成しています。一番遅いのが、薩摩永野~薩摩大口間が開通した際に設置された針持・西太良・羽月の3駅で1937(昭和12)年12月12日です。
 ずいぶんと間があいてしまっています。

 1956(昭和31)年に経済企画庁が経済白書「日本経済の成長と近代化」に「もはや戦後ではない」と記述し、これが流行語にもなりました。
 1959年は高度経済成長が始まっていました。

 この上樋脇駅の辺りも人々の移動が活発だったのかもしれません。
 写真は手前から奥へが線路跡です。中央が交差点になっています。右へ行けば市比野温泉。左へ行けば旧東郷町の南瀬・山田へとつながっていきます。人々の東西・南北の移動のクロスする場所に駅の設置が求められたことは理にかなっています。

 

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