シーズンオフの富士登山に計画書の提出を義務じゃ無いけど求めたいらしい

富士山の静岡県側はシーズンオフになると県によって登山道の通行が安全を名目に禁止されるわけです。よって、計画書の提出を登山者から要求しよう、なんてことを条例で制定しようにも、矛盾しちゃうわけですな。


冬の富士登山「計画書を」　県、安全対策案骨子示す
静岡新聞　　2012/11/23 07:57


引用
同日の会議で県担当者は、登山道への立ち入りを認める条例は、立ち入りを禁止した道路法と矛盾が生じるため、制定は困難との見解を示し、「条例に代わり、自らの身を守るための総合的な安全対策の指針になれば」と話した。
引用おわり


冬の富士山、って見出しに出ていますけど、ようはシーズンオフの登山を示しているわけで、７～９月上旬以外の時期に登山する人を対象にしています。

皆さんご存知だと思いますが、富士山の静岡県側の登山道は県道であり、静岡県によってシーズンオフの通行は禁止されています。一方で、登山そのものは別に禁止されているわけではありません。


結局、条例で制定できないということは法的拘束力が無いわけであり、仮に「絶対に計画書を出したくない」と登山者が主張した場合、県としては認めざるを得ないのではないでしょうか？