豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

一太郎 for Linux で原稿執筆

2008年01月24日 | LINUX・PC
というわけで、一太郎 for Linuxで原稿を書くために準備をします。







雑誌の原稿では、1行17字で50行、という感じで指定があります。ですから原稿作成に使うテキストエディタやワープロソフトは、1行の文字数を決めることができないと使いづらいわけです。

また本文だけでなく写真の解説なども12字で2行とか15字で3行という具合に指定がありますので、文字数が変更になるたびに設定を変えるのは面倒です。そこで XZ editor を使っていた時には様々な字数の設定を大量に登録するようにしておき、作業中はいくつものウィンドウを開いておきました。OpenOfficeではテンプレをまたまた大量に作成しておき、常に3つか4つぐらい開いておきます。

で、できた原稿はコピーして、まとめ用のテキストファイルに貼り付けるのですが、KDE付属のエディタだと使い勝手が悪いのでleafpadというシンプルなエディタを愛用しています。


一太郎でも大量にテンプレ作る戦法を採ることにしました。要するに一太郎で文章を作成し、テキストエディタで仕上げる、というわけです。普通の人は逆でしょうね。




この画像は1行18字で書く時に使うテンプレの設定です。字数を18にして、行数は40のままにしておきます。このままですと文字の間隔が間延びして見づらくなりますので適度に詰めるのですが、マージンの数字をいじくらなくても水色のラインをドラッグして簡単に調整できます。これは楽ですね。最近のWORDにはコレついているのでしょうか。OpenOfficeだと無かったです。

フォントを好みのものに変更し、行番号を表示するようにすればとりあえずOKです。この調子で、テンプレをたくさん作成します。



ファイル名がすべて4桁の数字になっていますが、先頭の2桁が1行の文字数を表しています。



というわけで、実際に原稿作成の仕事に使うためにいくつも一太郎を起動させてみたのですが、アクティブなウィンドウを切り替える操作を行うと表示がちょっとモッサリ君な感じ。そこで試みたのが、一太郎のワークシート機能です。一太郎の場合、エクセルみたいにシートがあります。



テンプレをひとつ開いたら、ほかのテンプレはワークシートで開くようにします。するとウィンドウはひとつだけで済むので、デスクトップがスッキリします。シートの切り替えもサクサクした感じで問題なし。

これでほぼ原稿執筆環境は完成です。あとは一太郎の機能をちょこちょこ研究しながら改良ってヤツですね。



いまのところ気になるのは、コピペがちょっと面倒なところでしょうか。Linuxユーザーなら知っていると思いますが、Linuxの場合、ドラッグしただけでコピーしてくれるので、右クリックでメニューを出すなんて面倒くさいことをせずに済みます。で、中クリックするだけでペーストできます。

またドラッグして右クリックでメニューを出してコピーを選択してもできるのですが、前述の方法を併用すると一度に2カ所の文章をコピー&ペーストできるのです。

これが快適過ぎてLinuxデスクトップから離れられないのですが、一太郎 for Linuxの場合、右クリックを併用しないとコピペができません。他のアプリケーションとのコピペでも制限されてしまいます。これがちょっと不便なのですが、WINEを使っていることによる制限なんでしょうね。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (十六夜達也)
2008-01-26 22:15:02
以前より読ませて頂いております。
なかなか含蓄に富んだ文章で、山登りの好きな父にも勧めております。

さて、一太郎でのコピぺですが、escメニューはLinux版ですと存在しないのでしょうか?
DOS版、Windows版ですと、マウスを触らずに容易く文字単位・行単位・ページ単位でコピーできますが・・・
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こちらこそ (bongo-pete)
2008-01-26 23:12:24
調べてみたら、Escメニューはありました。一太郎は触ったことがないので、ぜんぜん知りませんでした。使いこなしには時間が掛かりそうです。

ただ、Linux式のコピペに慣れきってしまっているので、この先Escメニューに慣れるかどうかはちょっとわかりませんねえ。それに他のアプリケーションからのコピペという問題もあります。

これからもボチボチブログを更新していきますので、時々チェックしてみてください。
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